日本の生活文化が育んだ精神の器「HAKO」展。フランス・OGATA Parisにて開催
仏壇・仏具・位牌の製造販売を手掛けるアルテマイスター 株式会社保志(本社:福島県会津若松市 代表取締役社長:保志康徳)は、20年以上、“これからの祈りのかたち”を提案してきた「厨子屋」の取り組みとして、自社で製造する厨子を中心とした「HAKO」展を、2025年4月3日(木)~2025年4月27日(日)の期間、OGATA Paris(フランス・パリ)にて開催しました。

アルテマイスター株式会社保志は、「豊かな心を創る」という理念を掲げ、供養や祈りという人の〈心〉の領域に関わる製品・サービスを提供しています。創業した1900 年の年号は明治でしたが、大正、昭和、平成、令和と時代が移り変わる中で、人々のライフスタイルや住環境なども大きく様変わりし、日々の過ごし方や時間の使い方なども大きく変化しています。
創業から100年の節目に、次の100年に向けて、現代のライフスタイルや価値観に合う“これからの祈りのかたち”として、古くから大切なものを納めてきた厨子を現代の心の拠り所として提案をはじめました。そのアンテナショップとして、ギャラリー厨子屋を東京・銀座に2002年に開廊、2024年には一階にショップを新設し、厨子屋 銀座本店をオープンいたしました。
提案を続ける中で、「現代における日本の文化創造」というコンセプトのもと、多岐にわたる活動をしている緒方慎一郎氏に共感し、2016年ギャラリー厨子屋にて作品展を開催。2025年4月に同氏が運営するOGATA Parisにて、日本における「心願」「祈り」のかたちをテーマとした展覧会を開催しました。
《 展覧会概要 》
OGATAは厨子屋と共同で、日本の文化である「箱」をテーマにした展覧会を開催する。筥(はこ)とは、日常生活で使用する様々な箱の総称であるが、より一般的には、中身が必ずしも物質的でない容器のことを指す。
緒方と厨子は、精巧な職人技に支えられた先祖伝来の文化を見直すことで、日本における日々の精神性の追求に欠かせないこれらの道具の創造的で新たな使用を呼びかけている。
第1回目となる今回は、伝統工芸である箱からインスピレーションを受け、また日本の仏壇の様々な形からもインスピレーションを受けた、木製の入れ物のオリジナル・コレクションを初めてパリの人々に提供する。
様々なサイズと形のこれらの容器は、物を収納する場所であるだけでなく、大切なものを額装し、庇護し、時には隠す方法でもある。言い換えれば、私たちの思考や感情を収め、瞑想的な態度を促し、日々の生活空間に中心的な場所、憩いの柱を提供する精神的な容器なのである。
また、現代日本を代表するアーティストたちによる、仏教の図像を継承しながらも伝統的な用途から解き放たれたユニークな置物のコレクションも展示されている。新たな静寂の具現化、自然や他者との共生という寛大な関係のもうひとつの表現......。



初日に開催したレセプションの様子


【開催概要】
展示タイトル:HAKO Exhibition
会期:2025年4月3日(木)~2025年4月27日(日)
会場:OGATA Paris S.A.S
16, rue Debelleyme 75003 Paris FRANCE
時間:11:00〜20:00
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