【2025年度 単式蒸留焼酎 国内需要動向調査を実施】本格焼酎・泡盛、若年層で自由で多様な楽しみ方が広がる。20代は「ストレート」や「カクテル」が飲み方として伸長
「高級感」「おしゃれ」「料理に合う」といったイメージも定着
全国約1,600の酒類メーカー(日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)が加盟する日本酒造組合中央会(以下:中央会)は、2025年11月〜2025年12月に『単式蒸留焼酎 国内需要動向調査』を実施しました(全国の20代から60代以上の男女各309名の計3,090名、バーテンダー67名を対象)。
本調査により、若年層を中心に本格焼酎・泡盛の飲み方やイメージ、飲用シーンが多様化している実態が明らかになりました。
単式蒸留焼酎(本格焼酎・泡盛)国内需要動向調査サマリー
≪飲用スタイル≫ 炭酸割りが主流、20代では多様な飲み方も定着
飲み方では、「炭酸水で割る」(38.9%)が最も多く、次いで「氷を入れる」「水割り」「お湯割り」といった定番のスタイルが支持されました。年代別では、30代で「炭酸割り」の人気が高い一方、20代では「ストレート」や「カクテル」で飲む割合が全体より高く、自由で多様な楽しみ方が広がっています。
≪イメージ≫「伝統的」イメージに加え、若年層では「高級感」「おしゃれ」も評価
本格焼酎・泡盛のイメージとしては、「伝統的」が45.1%で最多となりました。また、「風味がよい・香りがよい」といった嗜好性も評価されています。20~30代では、「高級感がある」「おしゃれ」「料理に合う」といったイメージが全体平均を上回っています。
若年層の間でも、本格焼酎・泡盛が“魅力的で現代的な価値を持つ酒”として受け止められていることが明らかになりました。
≪タッチポイント≫初飲用の場は「居酒屋」が中心、20代では「バー」も増加
本格焼酎・泡盛を初めて飲んだ場所は、「居酒屋」が52.4%で最多となりました。20代では「バー」で初めて飲んだ割合が全体より高く、飲用シーンの多様化も進んでいます。
≪バーでの広がり≫インバウンド向けにカクテル提供も広く浸透
提供理由として「インバウント向けに日本のお酒として紹介しやすい」が68.2%、「新しいカクテル提案のバリエーションが広げられる」が50%で、バーではインバウンド対応やカクテルの新しい素材としての本格焼酎・泡盛が注目されています。
■調査概要
R7 単式蒸留焼酎 国内需要動向調査 (調査実施会社:三菱総合研究所)
・調査地域:全国47都道府県
・調査対象:20代~60代以上、各309名の男女計3,090名
(「お酒を飲む」人を対象に実施。各性年代で「焼酎」の現飲用者、過去飲用者、非飲用者は同数ずつ)
・調査期間:2025年11月
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります。
■半数以上が本格焼酎・泡盛を日常的に飲用
お酒を飲む機会(回数)のうち、本格焼酎・泡盛を「5割以上」飲むと回答した層は、前回比(2021年の調査)と比較してやや増加傾向で、飲用頻度の高い層が拡大しているといえます。
Q.お酒を飲む機会(回数)のうち、本格焼酎・泡盛を飲む機会(回数)の割合
本格焼酎・泡盛を飲んだことがある人のみ回答(N=2,014)

■若年層で拡大する本格焼酎・泡盛の飲用機会
20-30代のお酒を飲む機会に本格焼酎・泡盛を日常的に飲むと回答した層が62.8%となり、全体傾向と比較して高い結果となりました。なかでも20代では、「5割以上」飲むと回答した層が24.2%と前回調査から増加しており、若年層における本格焼酎・泡盛の飲用機会の拡大がうかがえます。
Q.お酒を飲む機会(回数)のうち、本格焼酎・泡盛を飲む機会(回数)の割合
本格焼酎・泡盛を飲んだことがある人のみ回答(N=2,014)

■炭酸割りが主流、20代では「ストレート」、「カクテル」の支持率が増加
本格焼酎・泡盛の飲み方として最も多かったのは「炭酸水で割る」(38.9%)で、次いで「氷を入れる」(38.4%)、「水割り(水と氷で薄めて飲む)」(37.2%)、「お湯で割る」(22.0%)が続きました。
年代別にみると、30代では、「炭酸割り」の割合が全体傾向と比べて高い結果となりました。20代では、「ストレート」や「カクテル」で飲む人の割合が、全体と比較して高い結果となりました。
Q.本格焼酎・泡盛の飲み方<特に好きな飲み方>
本格焼酎・泡盛をほとんど毎日~月に1日以下の頻度で飲む人のみ(N=958)

■「伝統的」が最多、若年層では“高級感・おしゃれ”の評価も顕著に
本格焼酎・泡盛に対するイメージで最も多く挙げられたのは「伝統的である」で、45.1%の方が回答。次いで「風味がよい・香りがよい」が23.2%となり、味わいや香りといった嗜好性の高さもイメージ想起につながっていることが明らかになりました。
年代別に見ると、20-30代においても全体傾向同様、「伝統的である」というイメージが最も多い結果になりました。20-30代は「高級感がある」「おしゃれである」「料理に合う」といったイメージが全体平均を上回っています。
Q.本格焼酎・泡盛のイメージ(プラスイメージ)
全員:複数回答 全体(N=3,090),20代(N=618),30代(N=618)

■20~30代でも「居酒屋」が最多、20代では「バー」利用も目立つ
20-30代が本格焼酎・泡盛を初めて飲んだ場所は、全体傾向と同様に「居酒屋」が56.1%で最も多い結果となりました。20代では、全体傾向と比べて初めて飲んだ場所が「バー」の割合(4.3%)が高くなっています。
Q.本格焼酎・泡盛を初めて飲んだ場面≪場所≫
本格焼酎・泡盛を飲んだことがある人のみ回答(N=2,014)

ここからはバーテンダーを対象にアンケート調査を実施
■調査概要
R7 単式蒸留焼酎 国内需要動向調査 (調査実施会社:三菱総合研究所)
・調査対象:一般社団法人日本ホテルバーメンズ協会(HBA)会員のバーテンダー
飲料仕入れ担当者を対象に合計67名に実施
・調査期間:2025年11月26日~12月31日
■提供店舗は8割超、カクテル提供も広く浸透
本格焼酎・泡盛を現在提供している店舗は全体の8割を占め、提供経験のある店舗は約9割に上ります。また、本格焼酎・泡盛を用いたカクテルを提供した経験がある店舗が81.7%で、そのうち「メニューに載せていない」店舗が45.0%でした。
Q.本格焼酎・泡盛の提供状況(N=67)

Q.本格焼酎・泡盛を用いたカクテルの提供状況(N=60)

■提供理由は「インバウンド向け」が最多。カクテル展開や和食との相性も評価
提供する理由は「インバウンド向けに紹介しやすい」(68.2%)が最も多く、「カクテルのバリエーション拡充」(50.0%)や「和の素材・和食との相性」(45.5%)が続きました。
Q.本格焼酎・泡盛を用いたカクテルの提供する/していた理由(N=22)

今回の調査結果から、本格焼酎・泡盛は若年層にとっても“身近で選びやすい酒”へと印象が変化しつつあることが分かりました。さらにカクテルやバーシーンを通じて、新たな楽しみ方が広がっていることがうかがえます。
日本酒造組合中央会の取り組み
日本酒造組合中央会では、本格焼酎・泡盛の日本国内における需要喚起を目的に、飲用シーンの拡張と新たな価値の訴求に取り組んでいます。伝統的な酒としての魅力を大切にしながら、現代のライフスタイルや多様な飲食シーンに寄り添うことで、より幅広い層への浸透を目指しています。
取組① 本格焼酎・泡盛とフードペアリングの推進
和食はもちろん、洋食や多国籍料理など、幅広い料理との相性の良さに着目し、「食中酒」としての価値を発信しています。香りや味わいの多様性を活かしたペアリング提案を通じて、食事とともに楽しめる本格焼酎・泡盛の新たな魅力を伝えています。
・フードペアリングイメージ

取組② カクテルを入口とした飲用層の拡大
2025年6月に焼酎カクテルにスポットを当て考案した“ベーシックカクテル”を発表し、世代や国籍を越えて、新たなファンを惹きつけています。カクテルといった飲みやすく親しみやすいスタイルを提案することで、これまで本格焼酎・泡盛に接点の少なかった若年層や初心者層にも手に取ってもらうことを目指しています。まずはバーや飲食店での提供シーンを通じて、自由で多様な楽しみ方を提案しています。
・2026/1/19沖縄・2/2福岡・2/5東京で開催したバーテンダー向けセミナー

・2026/2/23開催「第8回 本格焼酎&泡盛カクテルコンペティション」

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