新生フジ478店舗で賞味期限チェックツール「sinops-Dcont」稼働開始のお知らせ
株式会社シノプス(本社:大阪府豊中市、代表取締役社長:岡本 数彦、以下「当社」)は、この度、2024年3月1日に経営統合を完了した株式会社フジ(本社:広島県広島市、代表取締役社長:山口 普、以下「フジ」)が運営する478店舗(フジ、フジグラン、マックスバリュ、マルナカ、ザ・ビッグなど/2025年7月末時点)において、当社の賞味期限チェックツール「sinops-Dcont(シノプス ディーコント)」の稼働を開始したことをお知らせいたします。

■ フジへの導入背景とその効果
2024年3月1日に株式会社フジ・リテイリング(以下、フジ・リテイリング)とマックスバリュ西日本株式会社が経営統合し、新会社「株式会社フジ」をスタートしました。以来、フジは「地元に、新しいつながりを。」を掲げ、中国・四国・兵庫エリア10県で展開する総合スーパーです。
経営統合前のフジ・リテイリングでは、従来、賞味期限チェック作業を手作業で行っており、1店舗あたり1日約3時間を要していました。そこで2019年から、当社の賞味期限チェックツール「sinops-Dcont」を導入。これにより、作業の効率化と食品ロス削減を実現してきました。
「sinops-Dcont」の特長は、賞味期限の確認が必要な商品だけをタブレット上に一覧表示できる点です。これにより、店舗スタッフは売場に並ぶ全ての商品を一つひとつ確認する手間がなくなり、本当にチェックが必要な商品だけに集中できるようになりました。さらに、電子棚札*¹と連携することで、対象商品の棚札が点灯し、視覚的に識別できるため、チェック対象商品をより簡単に見つけられます。これらの機能により、これまで1店舗あたり1日約3時間かかっていた賞味期限チェック作業が、約1.2時間程度へと大幅に短縮*²されました。また、作業漏れの防止や誤販売の削減にもつながっています。

*¹ 従来の紙の値札の代わりに、商品名や価格情報などを表示するデジタルデバイスのこと
*² 2022年7月時点
■ 賞味期限チェック作業は全店舗で「sinops-Dcont」へ統一
今回の経営統合を受け、これまで異なる賞味期限チェックツールを利用していたマックスバリュ、マルナカ、ザ・ビッグといった他屋号でも「sinops-Dcont」への全面的な切り替えが決定しました。これにより、広域にわたる店舗網で一貫した高効率な賞味期限チェック体制の確立を支援し、消費者の皆様へより一層の安全・安心な商品提供、そして店舗運営のDX推進と持続可能性の向上に貢献してまいります。
■ 今後の展望
新生フジでは、当社の需要予測型自動発注システム「sinops-R」の、日配部門*³、グロサリー部門*⁴ 、非食品部門での稼働拡大を目指しています。今後も当社は、小売業におけるムダ・ムラ・ムリを解消し、サプライチェーン全体の最適化を通じて社会全体の生産性向上に貢献するソリューションを提供してまいります。
*³ 日配:毎日店舗に配達される牛乳、乳製品、豆腐、生麺やデザート類といった賞味期限の短い食品の総称。デイリーとも呼ばれる
*⁴ グロサリー:調味料、缶詰、ペットボトル飲料・酒類、お菓子などの常温で管理保存が可能な加工食品

■株式会社フジ
株式会社フジは中国・四国・兵庫エリア10県に487店舗(2025年7月末時点)を展開するスーパーリージョナルリテイラーです。2024年3月1日に株式会社フジ・リテイリング及びマックスバリュ西日本株式会社が経営統合し、“新生フジ”が誕生しました。「地元に、新しいつながりを。」を企業スローガンに掲げ、出店しているそれぞれの「地元」に対し、私たちの事業を通して、新しい出会いや新しい「つながり」を構築することを目指しています。これからも地元のお客さまに寄り添った商品・サービスをお届けしてまいります。
https://www.the-fuji.com/company/
■株式会社シノプスについて
株式会社シノプスは、「世界中の無駄を10%削減する」をビジョンに掲げ、需要予測型自動発注サービス「sinops」(シノプス)を開発・販売しているソフトウェアメーカーです。日配食品や惣菜といった賞味期限が短く需要予測がむずかしいとされるカテゴリーのシステム化に成功。多くの食品小売企業に採用いただいております。在庫に関わる人、もの、金、時間、情報を最適化するITソリューションを提供し、限りある資源を有効活用することで、広く社会に貢献していきます。東証グロース上場(証券コード:4428)。
■賞味期限チェックツール「sinops-Dcont」について
スーパーマーケットの賞味期限チェックを効率化する管理ツールです。賞味期限を全商品チェックする手間を省き、賞味期限が迫った商品だけをアラートで通知。これにより、不要なチェック作業を削減し、スタッフの負担を大幅に軽減します。手作業によるミスを防ぎ、作業時間を短縮できるため、食品ロス(廃棄ロスや値引ロス)削減に貢献。正確な賞味期限管理を通じて、店舗運営の効率化と食品廃棄の削減を同時に実現します。
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