マリオット・インターナショナル、国際機関SBTiより温室効果ガス排出削減目標の認定を取得

 マリオット・インターナショナル(本社:米国 メリーランド州、最高経営責任者兼CEO:アンソニー・カプアーノ)はこのたび、Science Based Targets initiative(SBTi)より、当社の科学的根拠に基づく短期および長期の温室効果ガス排出削減目標について認定を取得しました。SBTiは国際的な気候変動対策組織で、企業が科学的根拠に基づいて温室効果ガス排出削減目標を設定できるよう支援しています。マリオットは、短期および長期双方の科学的根拠に基づく目標の認定を取得した世界最大のホスピタリティ企業となりました。


当社は、スコープ1と2の温室効果ガスの絶対排出量を、2019年を基準として2030年までに46.2%削減する目標をすでに宣言しています。また、燃料およびエネルギー関連活動、業務で発生する廃棄物、従業員の通勤、フランチャイズによるスコープ3の温室効果ガス排出量を、2019年を基準に、2030年までに27.5%削減することを掲げています。さらに、購入商品やサービス、資本財、上流の輸送・流通を提供するサプライヤーの22%が、2028年までに科学的根拠に基づく目標を設定することを目指します。


マリオットは、2050年までに企業全体で温室効果ガス排出量をネットゼロにすることを約束します。そのためには、スコープ1と2の温室効果ガスの絶対排出量を2019年を基準として2050年までに90%削減し、スコープ3の温室効果ガスの絶対排出量を2019基準年から2050年までに90%削減する必要があります。当目標には、バイオエネルギー原料に関連する土地利用からの排出量と除去量が含まれます。


温室効果ガス排出量のネットゼロ目標を達成するため、マリオットは3つの分野に力を入れています。それは、139の国と地域にある8,800を超えるホテルのポートフォリオ全体で、エネルギー使用量を削減すること、再生可能エネルギーの使用量を増やすこと、そして二酸化炭素排出量の少ない商品を購入することです。
サステナビリティを高めるための近年の主な取り組みは以下の通りです。


  • Climate Action Plan (CAP、気候行動プログラム)の導入。これは、気候変動に対する認識を高め、気候変動リスクを軽減し、組織全体の温室効果ガス排出量を削減することで、将来の成長に向けた会社の戦略をまとめたものです。

  • 世界中のすべての直営およびフランチャイズ・ホテルに対し、施設ごとの二酸化炭素およびエネルギー削減目標を提示。

  • 電力、水、廃棄物の指標を毎月記録するためのグローバルプラットフォームであるMarriott Environment Sustainability Hub (MESH、マリオット環境サステナビリティ ハブ)の機能強化。これにより、各施設はエネルギーと二酸化炭素の削減のためにカスタマイズされた各施設固有の情報に簡単にアクセスできるようになりました。

  • 上昇するエネルギー価格に対処するためEnergy Optimization Program (エネルギー最適化プログラム)の導入。当プログラムは、エネルギー効率を高める方法を特定するためにエネルギー監査を実施する施設を支援します。

  • 排出量の把握と削減に取り組むサプライヤーとの協力。

  • 各ホテルの二酸化炭素排出量データを含むサステナビリティ情報をMarriott.comのサイトで共有。


マリオットのサステナビリティ戦略は、資源効率の高いホテルの設計、エネルギーや水の消費量、廃棄物や食品廃棄物を記録・削減する技術の導入、再生可能エネルギーの利用拡大、水関連のリスク管理、第三者機関による各ホテルのサステナビリティ認証の重視、革新的な生態系回復構想の支援、そして責任ある地産地消の実施など、多岐にわたる取り組みを推進しています。


加えて、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を支援するため、マリオットはサステナビリティと社会に貢献するためのプラットフォーム「Serve 360: Doing Good in Every Direction(あらゆる角度からの社会貢献)」を設立しました。当プラットフォームは、マリオットが事業を展開する世界各地で、最も差し迫った社会、環境、経済の問題に対して積極的かつ持続可能な影響を与えるための取り組みの指針となるものです。Serve 360の詳細については、https://serve360.marriott.com/ をご覧ください。

■マリオット・インターナショナル最高経営責任者兼CEOアンソニー・カプアーノのコメント
「マリオットは1世紀近くにわたり、世界中に奉仕するという基本理念を大切にし、事業を展開するあらゆる場所で人々のお役に立つよう努めてまいりました。気候変動の影響は世界中で見られ、感じられるようになりました。私たちは旅の力で人々の絆を紡ぎ、環境に有益な改善を推進することを約束し、この度の重要な節目を迎え、さらに意欲的に取り組んでまいります。短期および長期の目標が認定されたことは、気候変動対策に取り組み、持続可能なホスピタリティの未来を創造しようとする世界中のマリオットのチームの努力と献身の結果です。」

■マリオット・インターナショナル グローバル最高執行責任者 エリカ・アレクサンダーのコメント
「ビジネスのためそして地球を守るため、マリオットは業務とサプライチェーンにおける温室効果ガス排出量を削減する努力を続けてきました。温室効果ガス排出量削減は、世界の送電網の脱炭素化が重要な要素です。マリオットは、他の大手企業とともに、気候変動の影響に対処するための取り組みを強化し、持続可能性を事業全体に根付かせる責任を果たしていきます。」

※将来の見通しに関する記述についての注意事項
本プレスリリースには、科学的根拠に基づく排出削減目標を含む、当社のESGおよび持続可能性に関連する目標、ターゲット、コミットメントに関する当社の計画や期待に関する記述、持続可能性に関連する計画、取り組み、戦略に関する記述、および予測される将来の出来事や期待に関する記述など、米国連邦証券法で定義される「将来の見通しに関する記述」が含まれており、歴史的事実ではありません。これらの記述は通常、「継続」、「計画」、「期待」、「目標」、「努力」、「コミットメント」、「予定」、「優先」、「尽力」または同様の表現を伴います。こうした記述は、将来の業績を保証するものではなく、最新の年間報告書(Form 10-K)または四半期報告書(Form 10-Q)を含む当社の証券取引委員会提出書類に記載されているリスク要因を内包しており、当社が正確に予測または評価できない可能性があります。これらの要因のいずれかにより、実際の結果が本プレスリリースで表明または暗示した予測と大きく異なる可能性があります。本プレスリリースに記載されている目標、ターゲット、またはコミットメントは意欲的なものであり、変更される可能性があり、すべての目標、ターゲット、またはコミットメントが達成されることを保証または約束するものではありません。上記の将来の見通しに関する記述は本プレスリリースの日付時点のものであり、新たな情報や将来的な状況変化などにより将来の見通しに関する記述を、当社が公に更新または修正を行う義務は一切負わないものとします。

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Marriott Internationalについて
マリオット・インターナショナル(NASDAQ:MAR)は、アメリカ合衆国メリーランド州のベセスダに本社を置き、139の国と地域で30以上の主要ブランド、約8,800の施設を有しています。マリオットは、世界中でホテルの運営およびフランチャイズやリゾートのオーナーシップ・プログラムを展開しています。また、受賞歴を誇る旅行プログラム、Marriott Bonvoy®(マリオット ボンヴォイ)を提供しています。詳しい情報は、https://www.marriott.comをご覧ください。最新の会社のニュースは、http://www.marriottnewscenter.comより, Facebook(https://www.facebook.com/marriottinternational/)、X(https://x.com/MarriottIntl)やInstagram(https://www.instagram.com/marriottintl/ )でも情報発信しています。

 



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ホテル・旅館
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会社概要

URL
https://www.marriott.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
アメリカ合衆国メリーランド州ベセスダ
電話番号
03-5770-7888
代表者名
アンソニー・カプアーノ
上場
未上場
資本金
-
設立
2005年12月