25,000件もの広告コピーを分析 2019年を象徴する一行は「さらに平成と向き合います。」

東京コピーライターズクラブ (以下 TCC)は、1年間の広告で実際に使用された広告コピー(キャッチフレーズ)を収集し分析、使用頻度の高かった言葉の統計から見えてくる今年の特徴と傾向を『広告コピービッグデータ解析』として発表した。

5回目となる今年は、2019年TCC賞の選考対象となった広告コピー全6,797件を調査。そのうちCMについては1つのセリフを1件の広告コピーとしてカウント、計25,045件が分析対象となった。各単語の使用頻度と昨年来の急上昇頻出単語をもとに複合・編集する手法により、マッシュアップコピーを作成した。

ビッグデータ解析では、調査対象の広告コピーについて自然言語解析を実施。急上昇頻出単語を抽出するため、全広告コピーを単語に分割し、単語ごとに品詞を分類。同一企業による広告の大量出稿による影響を抑えるため、同一企業の広告による単語は1カウントとした。

その中で「最も多く見られる広告コピーは3〜10単語から成ること」「最も多く見られる文章構造は『副詞-名詞-助詞-動詞-助動詞-記号』であること」に注目。さらに、急上昇頻出単語の調査結果より、増加率が高く意味の通じるものを選出して組み合わせたところ、2019年を象徴する広告コピーとして、以下の一行が浮かび上がった。


※調査結果の詳細は、データ解析に協力した、かっこ株式会社の調査ページを参照。

   https://cacco.co.jp/information/tcc_2019

品詞別の急上昇頻出単語の特徴としては、名詞の1位に「平成」(昨年比増加率3.6倍。予想を裏切らぬ結果となった。

動詞は「向き合う」が堂々の1位を獲得。この言葉には「お互いに」というニュアンスが含まれる。どちらかが一方的にではなく、互いへの敬意も存在すべき場面において多用される。コミュニケーションの速度が上がり、ときには匿名性のある自分を持つ時代において、互いを敬いながら付き合っていくことの大切さを暗示しているかのようだ。

副詞では「さらに」が最多出現数をマーク。これらの結果からマッシュアップされた一行は、「平成」というこれまで当たり前だったものの終わりが近づくにつれ、人々が時代そのものを振り返り、最後の一瞬までその年月を見つめ続けたさまを浮き彫りにする、まさにこの2019年らしい言葉となった。
 

 

この解析結果について、コピー年鑑2019の編集委員長を務めた渡辺潤平氏は下記のコメントを寄せた。
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「平成最後の」という枕詞がパンデミック状態だったこの一年。「平成と向き合う」という姿勢が時代の気分だったのはすごく頷けます。元号が変わる節目というのは、思っていた以上に人々の心を揺さぶり、気持ちを新たにさせるものだと実感した人は多いと思いますし、まさに僕もその一人です。コピーを書くという行為は極めて属人的で、ビッグデータという概念とは対極にあるものと認識していますが、すごく面白いですね。個人的には副詞は「めっちゃ」の方がいい気がしました。「めっちゃ平成と向き合います。」平成への愛にあふれたコピーですよね、めっちゃ。

編集委員長  渡辺潤平

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「コピー年鑑2019」は11月18日発売。ひとつひとつの広告コピーを眺めながら、さらに平成と向き合ってみるのも一興だろう。

■TCC(東京コピーライターズクラブ)紹介
 東京を中心に日本全国で活躍するコピーライターやCMプランナーの団体。毎年4月、前年度に実際に使用された広告の中から、優秀作品を選出。その制作者を「TCC賞」受賞者として発表し、秋に受賞作品のほか優秀作品を掲載した「コピー年鑑」を発行。ことばの専門家集団というスタンスから日本の広告界のコミュニケーション技術の向上を牽引している。


公式 HP: http://www.tcc.gr.jp/ 


■かっこ株式会社紹介
かっこ株式会社は「ちょっとだけ未来の判断材料を提供するビッグデータカンパニー」。ビジネスの最適化や課題解決への指標(打ち手)の発見、EC・金融における不正検知や決済コンサルティングまで。データサイエンスから得られた結果をもとに、お客様の誰もがすぐに次の行動に移せる価値を提供している。

かっこ株式会社 HP: http://cacco.co.jp/
広告コピービッグデータ解析調査結果:https://cacco.co.jp/information/tcc_2019

 

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