コロナ禍の新卒採用、約7割の地方在住経営者が「理系大学院生と接点を持ちたい」と回答
~東京在住経営者と比較し、約1割ダウンアカリク、「新卒採用」に関するアンケート調査を実施~
大学院生・研究者のキャリア支援を行っている株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:林 信長、以下 アカリク)は、新卒採用で人材紹介会社利用経験があり、30名以上の従業員がいる地方在住経営者106名を対象に、「新卒採用」に関するアンケート調査を実施いたしましたので、発表いたします。
- 調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年12月1日~2020年12月2日
有効回答:新卒採用で人材紹介会社利用経験があり、30名以上の従業員がいる地方在住(山梨、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県を除いたエリアとする)の経営者106名
- 22.7%の経営者が、コロナ禍の「採用人数を縮小予定」と回答
・大幅に縮小予定:4.8%
・縮小予定:17.9%
・増加予定:13.2%
・大幅に増加予定:2.8%
・変わらない:60.4%
・わからない:0.9%
- 「優秀な人材」を求めている経営者97.2%
・強く考えている:58.5%
・考えている:38.7%
・あまり考えていない:2.8%
・全く考えていない:0.0%
- 「優秀な人材」の定義、「レスポンスのスピードが早い」が55.7%、「論理的思考力が高い」が54.7%などの回答
・レスポンスのスピードが早い:55.7%
・論理的思考力が高い:54.7%・自律している:53.8%
・吸収力がある:50.0%
・スケジュールをきちんと守る:48.1%
・口頭での伝える力が高い:43.4%
・会社が必要とする経験を有している:25.5%
・愛嬌がある:19.8%
・チャットやメールでの伝える力が高い:9.4%
・テレワークに適応できる:9.4%
・その他:7.5%
・わからない:0.0%
- これから必要とされる人材、「企画立案のできる人材」や「傾聴能力が高い人材」などの回答
<自由回答・一部抜粋>
・65歳:自分の意見をしっかり持ち、その意見を述べることができる人材。
・49歳:企画立案のできる人材。
・39歳:判断力が高く、言われる前に行動を起こせるような人物。
・56歳:傾聴能力が高い。
・58歳:経営的マインドを持って仕事にあたれる。
・35歳:マルチリンガル。
・67歳:素直で困った時に上司への素早い相談と報告する能力があること。
・60歳:協調性のあること。
- 新卒採用において、大学院生と接点を持ちたい経営者、「理系修士」66.0%、「理系博士」51.0%、「文系修士」50.0%、「文系博士」33.0%
理系修士
・「とても接点を持ちたい」:21.7%
・「接点を持ちたい」:44.3%
・「あまり接点を持ちたくない」:26.4%
・「全く接点を持ちたくない」:7.6%
理系博士
・「とても接点を持ちたい」:8.5%
・「接点を持ちたい」:42.5%
・「あまり接点を持ちたくない」:35.8%
・「全く接点を持ちたくない」:13.2%
文系修士
・「とても接点を持ちたい」:6.6%
・「接点を持ちたい」:43.4%
・「あまり接点を持ちたくない」:36.8%
・「全く接点を持ちたくない」:13.2%
文系博士
・「とても接点を持ちたい」:4.7%
・「接点を持ちたい」:28.3%
・「あまり接点を持ちたくない」:45.3%
・「全く接点を持ちたくない」:21.7%
- 経営者の71.7%が「修士」学生を採用希望、54.7%が「博士」学生を採用希望
修士
・「採用した経験があり、引き続き採用したい」:41.5%
・「採用経験はないが、採用をとてもしたい」:8.5%
・「採用経験はないが、採用をしたい」:21.7%
・「採用経験があるが、採用したくない」:4.7%
・「採用経験はないが、採用したくない」:13.2%
・「わからない」:10.4%
博士
・「採用した経験があり、引き続き採用したい」:17.9%
・「採用経験はないが、採用をとてもしたい」:14.2%
・「採用経験はないが、採用をしたい」:22.6%
・「採用経験があるが、採用したくない」:3.8%
・「採用経験はないが、採用したくない」:25.5%
・「わからない」:16.0%
- まとめ
結果として、コロナ禍において「採用人数を縮小予定」と回答した経営者が22.7%いる一方で、「優秀な人材」を求めている経営者は9割超という結果が明らかになりました。加えて、これから必要とされる人材についての質問に対しては、「レスポンスのスピードが早い」が55.7%と最も多く、次いで、「論理的思考力が高い」が54.7%の結果に。東京を対象とした調査との比較では、第一位が「論理的思考力が高い」、第二位が「レスポンスのスピードが早い」であったことから、順位が逆転しました。「新卒採用において、大学院生と接点を持ちたいか」という質問に対しては、「理系修士と接点を持ちたい」が66.0%と最も多く、順番に「理系博士」が51.0%、「文系修士」が50.0%、「文系博士」が33.0%という結果となりました。東京の調査と比較すると、理系修士への接点希望が10ポイント以上ダウンと、地方の方が低い結果となりました。また、「修士」課程の大学院生を採用したいと考える経営者は71.7%、「博士」課程の大学院生を採用したいと考える経営者は54.7%でした。いずれも5割を超える地方企業が大学院生を採用したいと考えているようですが、東京の方が数値が高い結果となっています。地方企業でも意識が高いことがうかがえる一方で、東京との意識の差が明らかとなりました。
テレワークが浸透してきた今、地方企業にとっては全国の優秀な学生を採用するチャンスでもあります。これを機に、自社を成長させる人事戦略として大学院生の採用を検討しても良いかもしれません。
- 会社概要
創業 :2006年11月
代表者:代表取締役 林 信長
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
資本金:1億1500万円
事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリクWEB」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など
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