転職の際、業務での生成AI利用を重視する方は7割以上!
働きたくない会社の特徴TOP3は『AIリテラシーがない人が多い』『経営者や上層部に生成AIへの理解がない』『業務に生成AIを利用できない』
生成AIを活用した新規事業やDXプロジェクトを伴走支援するコーレ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:奥脇 真人)は、業務で生成AIを日常的に利用している会社員を対象に、「職場での生成AIの利用可否による就労意欲」に関する調査を実施しました。
生成AIを利用することで業務の効率化やコスト削減などが期待できるため、導入する会社は増えていくことが予想されます。
では、業務で生成AIを日常的に利用している会社員は、生成AIの利用環境をどのくらい重視しているのでしょうか。
そして、生成AIの利用環境がどのような会社は働きやすいと思っているのでしょう。
そこで今回、生成AIを活用した新規事業やDXプロジェクトを伴走支援するコーレ株式会社(https://co-r-e.net/)は、業務で生成AIを日常的に利用している会社員を対象に、「職場での生成AIの利用可否による就労意欲」に関する調査を行いました。
調査概要:「職場での生成AIの利用可否による就労意欲」に関する調査
【調査期間】2024年10月10日(木)~2024年10月11日(金)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,010人
【調査対象】調査回答時に業務で生成AIを日常的に利用している会社員と回答したモニター
【調査元】コーレ株式会社(https://co-r-e.net/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
業務で生成AIを日常的に利用している職種は「開発、情報システム」「営業」「人事、採用」
はじめに、年収について質問したところ、以下のような回答結果になりました。
『300万円未満(5.5%)』
『300万円~400万円未満(9.5%)』
『400万円~500万円未満(15.2%)』
『500万円~600万円未満(16.9%)』
『600万円~700万円未満(15.0%)』
『700万円~800万円未満(10.9%)』
『800万円~900万円未満(7.9%)』
『900万円~1,000万円未満(6.2%)』
『1,000万円以上(12.9%)』
次に、職種について質問したところ、『開発、情報システム(19.1%)』と回答した方が最も多く、『営業(13.1%)』『人事、採用(10.4%)』となりました。
さらに、従業員規模について質問したところ、以下のような回答結果になりました。
『1〜10人(2.8%)』
『11〜50人(6.9%)』
『51〜100人(10.2%)』
『101〜300人(16.5%)』
『301〜500人(9.9%)』
『501〜1,000人(12.2%)』
『1,001〜5,000人(18.4%)』
『5,001人以上(23.1%)』
調査回答者の年収は、「400万円~500万円未満」「500万円~600万円未満」「600万円~700万円未満」が多く、主に「開発、情報システム」「営業」「人事、採用」といった職種であることが示されました。
会社の従業員規模については、「101〜300人」「1,001〜5,000人」「5,001人以上」が多いことがわかりました。
生成AIの利用効果は「業務効率の向上」が最多
「生成AIを利用した効果を教えてください(複数選択可)」と質問したところ、『業務効率の向上(63.8%)』と回答した方が最も多く、『コスト削減(34.0%)』『分析結果の向上(31.9%)』となりました。
生成AIが効率改善に大きな効果を発揮している様子が見受けられます。
次に、「生成AIを効果的に利用するためには、どのようなスキルや知識が必要だと思いますか?(複数選択可)」と質問したところ、『AIリテラシー(AI分野の正しい基礎知識と適切に利用できる能力)(52.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『生成AIに指示するための言語化・対話スキル(42.8%)』『生成AIに関するトレンドについての知識(38.0%)』となりました。
AIリテラシー、生成AIに指示するためのコミュニケーションスキル、そして生成AIに関するトレンドの知識が必要だと思う方が多いようです。
生成AIを業務に利用していない会社に対してはどう思っている?
「生成AIを業務に利用していない会社をどう思いますか?(複数選択可)」と質問したところ、以下のような回答結果になりました。
【全体】
『時代遅れ(16.8%)』
『競争力が低下する(26.2%)』
『従業員のスキルを伸ばす機会を逃している(32.3%)』
『経営陣の理解不足(30.5%)』
『慎重な姿勢は理解できる(32.8%)』
『業種や規模によっては必要ないかもしれない(30.5%)』
『導入や運用コストを考えると仕方がない(15.5%)』
全体では、慎重な姿勢は理解できると思う方が最多になり、従業員規模別だと下記の結果になりました。
【1~10人】
『時代遅れ(14.3%)』
『競争力が低下する(25.0%)』
『従業員のスキルを伸ばす機会を逃している(28.6%)』
『経営陣の理解不足(32.1%)』
『慎重な姿勢は理解できる(21.4%)』
『業種や規模によっては必要ないかもしれない(35.7%)』
『導入や運用コストを考えると仕方がない(17.9%)』
【11~50人】
『時代遅れ(17.1%)』
『競争力が低下する(20.0%)』
『従業員のスキルを伸ばす機会を逃している(30.0%)』
『経営陣の理解不足(20.0%)』
『慎重な姿勢は理解できる(32.9%)』
『業種や規模によっては必要ないかもしれない(31.4%)』
『導入や運用コストを考えると仕方がない(14.3%)』
【51~100人】
『時代遅れ(9.7%)』
『競争力が低下する(14.6%)』
『従業員のスキルを伸ばす機会を逃している(28.2%)』
『経営陣の理解不足(31.1%)』
『慎重な姿勢は理解できる(35.9%)』
『業種や規模によっては必要ないかもしれない(32.0%)』
『導入や運用コストを考えると仕方がない(13.6%)』
【101~300人】
『時代遅れ(16.2%)』
『競争力が低下する(24.6%)』
『従業員のスキルを伸ばす機会を逃している(29.9%)』
『経営陣の理解不足(35.9%)』
『慎重な姿勢は理解できる(33.5%)』
『業種や規模によっては必要ないかもしれない(24.6%)』
『導入や運用コストを考えると仕方がない(11.4%)』
【301~500人】
『時代遅れ(19.0%)』
『競争力が低下する(28.0%)』
『従業員のスキルを伸ばす機会を逃している(33.0%)』
『経営陣の理解不足(37.0%)』
『慎重な姿勢は理解できる(28.0%)』
『業種や規模によっては必要ないかもしれない(36.0%)』
『導入や運用コストを考えると仕方がない(15.0%)』
【501~1,000人】
『時代遅れ(17.1%)』
『競争力が低下する(34.2%)』
『従業員のスキルを伸ばす機会を逃している(43.1%)』
『経営陣の理解不足(31.7%)』
『慎重な姿勢は理解できる(35.0%)』
『業種や規模によっては必要ないかもしれない(34.2%)』
『導入や運用コストを考えると仕方がない(13.8%)』
【1,001~5,000人】
『時代遅れ(18.8%)』
『競争力が低下する(28.5%)』
『従業員のスキルを伸ばす機会を逃している(32.8%)』
『経営陣の理解不足(28.5%)』
『慎重な姿勢は理解できる(37.1%)』
『業種や規模によっては必要ないかもしれない(27.4%)』
『導入や運用コストを考えると仕方がない(17.2%)』
【5,001人以上】
『時代遅れ(18.0%)』
『競争力が低下する(27.9%)』
『従業員のスキルを伸ばす機会を逃している(30.5%)』
『経営陣の理解不足(27.5%)』
『慎重な姿勢は理解できる(29.6%)』
『業種や規模によっては必要ないかもしれない(31.3%)』
『導入や運用コストを考えると仕方がない(18.9%)』
さらに、「生成AIを業務に利用していない会社が直面するリスクは何だと思いますか?(複数選択可)」と質問したところ、『データの効率的な分析・活用ができない(40.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『顧客のニーズへの対応が遅れる(35.8%)』『業務の最適化やコスト削減ができない(34.1%)』となりました。
AIの未活用が、データ活用や顧客のニーズへの対応が遅れるリスクを高めるといった回答が上位になりました。
転職の際、業務での生成AI利用を重視する方は約7割
続いて、「転職するとしたら、業務に生成AIを利用できるかどうかを重視しますか?」と質問したところ、『とても重視する(19.9%)』『やや重視する(54.9%)』『あまり重視しない(21.8%)』『まったく重視しない(3.4%)』という回答結果になりました。
全体では、「とても重視する」「やや重視する」と回答した方を合わせると、約7割の方が転職の際は、業務で生成AIを利用できるかを重視するようです。
職種別では下記の結果になりました。
【役員・経営企画】
『とても重視する(22.2%)』
『やや重視する(63.0%)』
『あまり重視しない(14.8%)』
『まったく重視しない(0.0%)』
【人事・採用】
『とても重視する(26.7%)』
『やや重視する(57.1%)』
『あまり重視しない(12.4%)』
『まったく重視しない(3.8%)』
【広報・PR】
『とても重視する(20.0%)』
『やや重視する(60.0%)』
『あまり重視しない(20.0%)』
『まったく重視しない(0.0%)』
【営業】
『とても重視する(22.7%)』
『やや重視する(55.3%)』
『あまり重視しない(19.0%)』
『まったく重視しない(3.0%)』
【マーケティング】
『とても重視する(30.6%)』
『やや重視する(47.2%)』
『あまり重視しない(19.4%)』
『まったく重視しない(2.8%)』
【法務】
『とても重視する(14.8%)』
『やや重視する(63.0%)』
『あまり重視しない(18.5%)』
『まったく重視しない(3.7%)』
【総務】
『とても重視する(18.3%)』
『やや重視する(56.7%)』
『あまり重視しない(20.2%)』
『まったく重視しない(4.8%)』
【物流・サプライチェーン管理】
『とても重視する(18.8%)』
『やや重視する(56.3%)』
『あまり重視しない(18.7%)』
『まったく重視しない(6.2%)』
【デザイン、クリエイティブ職】
『とても重視する(12.5%)』
『やや重視する(62.5%)』
『あまり重視しない(21.9%)』
『まったく重視しない(3.1%)』
「マーケティング」「人事・採用」といった職種で「とても重視する」「やや重視する」と回答した方が多く、AI利用に積極的な職種である様子がうかがえます。
「生成AIの利用環境について、どのような会社では働きたくないと思いますか?(複数選択可)」と質問したところ、『AIリテラシーがない人が多い(42.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『経営者や上層部に生成AIについての理解がない(36.6%)』『業務に生成AIを利用できない(29.8%)』となりました。
AIリテラシー、AIの業務利用の可否などが職場選択に大きな影響を与えていることがわかります。
では、生成AIの利用環境がどのような会社だと働きやすいと思うのでしょうか。
最後に、「生成AIの利用環境がどのような会社だと働きやすいと思いますか?(複数選択可)」と質問したところ、全体では『便利な生成AIを提供してくれる(37.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『生成AIの導入や改善を提案するとすぐに検討してくれる(34.7%)』『生成AIの活用例を社内で共有している(34.5%)』となりました。
職種別では、最も多くの回答が集まった項目は以下の通りです。
【コンサルタント】
『業務に生成AIを積極的に利用している(57.1%)』
【広報・PR】
『業務に生成AIを積極的に利用している(50.0%)』
【開発・情報システム】
『生成AIの導入や改善を提案するとすぐに検討してくれる(42.5%)』
【役員・経営企画】
『業務に生成AIを積極的に利用している(40.7%)』
【デザイン、クリエイティブ職】
『生成AIの活用例を社内で共有している(46.9%)』
【総務】
『便利な生成AIを提供してくれる(45.2%)』
【物流・サプライチェーン管理】
『業務に生成AIを積極的に利用している(31.3%)』
【マーケティング】
『生成AIの活用例を社内で共有している(44.4%)』
【人事・採用】
『生成AIの導入や改善を提案するとすぐに検討してくれる(36.2%)』
【カスタマーサポート】
『生成AIの導入や改善を提案するとすぐに検討してくれる(36.4%)』
『便利な生成AIを提供してくれる(36.4%)』
『生成AIの活用例を社内で共有している(36.4%)』
【営業】
『便利な生成AIを提供してくれる(40.2%)』
【財務・経理】
『生成AIの活用例を社内で共有している(42.2%)』
特に「コンサルタント」「広報・PR」では、業務で生成AIを積極的に利用したい傾向が如実に現れました。
生成AIの積極的な活用が、職場環境の魅力と考えられている様子がうかがえる結果になりました。
まとめ:生成AIの導入が企業の成長と人材育成を促進!効率改善だけでなく、従業員の転職意識にも影響
今回の調査結果で、業務で生成AIを利用した効果やその必要性に対する関心の高まりが判明しました。
職種や企業規模に関わらず、生成AIの利用による「業務効率の向上」や「コスト削減」が強く認識されており、その効果を最大化するためには「AIリテラシー」や「指示スキル」などの新たなスキルが必要であることが示唆されました。
生成AIを活用していない企業に対しては、「慎重な姿勢は理解できる」という意見が多い一方で、「従業員のスキルを伸ばす機会を逃している」と考える声も多く挙がっており、スキル向上の可能性を見過ごしている点に懸念が示されています。また、大規模な企業では生成AI導入の期待が高く、導入が遅れるとデータ活用や顧客ニーズへの対応に遅れをとるリスクがあると考える方が多い結果となりました。
さらに、生成AIを活用する企業で働きたいと考える層が一定数おり、全体としては7割以上の方が、転職の際に業務に生成AIを利用できるかどうかを重視していることが明らかになりました。特に「マーケティング」や「人事・採用」職がAI利用に積極的な姿勢を示しています。
働きやすい環境としては「便利な生成AIを提供してくれる」「生成AI導入や改善を積極的に検討してくれる」「社内で生成AIの活用例を共有している」などの要素が挙げられました。特に「コンサルタント」「広報・PR」職ではAIの積極活用を求める傾向が見られ、生成AIが職場選択に影響する要因となっている様子がうかがえます。
この調査結果から、生成AIは単なる効率改善ツールにとどまらず、企業の競争力強化や人材の成長機会の提供にも大きな役割を果たしていることが示されました。特に職場環境において、生成AIが積極的に利用されることが従業員のモチベーションや転職意識に影響を与えており、今後のAI導入の推進が重要であることが示唆されました。また、生成AIを活用するためには、AIリテラシーや指示スキルといった特別なスキルセットの重要性が増しており、企業内での教育やスキル共有の場が求められるでしょう。
生成AIを活用した新規事業やDXプロジェクト支援ならコーレ株式会社
今回、「職場での生成AIの利用可否による就労意欲」に関する調査を実施したコーレ株式会社は、生成AIを活用した新規事業やDXプロジェクトの伴走支援を行っています。
■コーレ株式会社
コーレは生成AIを活用した新規事業・DXプロジェクト支援により、顧客企業の価値を向上させるバリューアップスタジオです。
デジタルマーケティングやデザインから始まった組織で、事業開発代理店(新規事業開発コンサルティング)を経て、生成AIをコアとして事業展開をしています。
会社名: コーレ株式会社
役員: 代表取締役 奥脇真人
設立: 2017年5月
所在地: 東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー 18階
お問い合わせ:https://co-r-e.net/contact/
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