あなたの1冊が児童労働のない未来をつくる!「ホンノ、キモチです。」キャンペーン開始【6月12日は児童労働反対世界デー】
不要品で教育機会を届ける、児童労働反対への寄付アクションをキャンペーンを通じて全国に呼びかけ 開催期間:2023年6月12日(月)~ 8月11日(祝・金)
本キャンペーンは、ブックオフコーポレーション株式会社(以下ブックオフ)が提供する、不要品を無料で集荷、査定し買い取り額が寄付となるサービス「キモチと。」を通じた、誰もが自宅から参加できる寄付アクションです。期間中は、寄付物品の買い取り金額に10%が上乗せされ、シャプラニールへ全額寄付されます。「モノを捨てる」のではなく「モノの再利用」「お金ではないモノの寄付」ができる本キャンペーンへの参加を、全国に呼びかけています。
世界の子ども10人に1人が児童労働に従事、南アジアも高い労働率
― 約3年間で5千人以上からの寄付が全国から届く、「モノをリユース」する取り組みを呼びかけ ―
シャプラニールの活動するバングラデシュには約170万人、ネパールには約110万人(いずれも5-17歳の子ども)と、南アジア地域でも人口に占める児童労働者数の割合が特に多いといわれています。シャプラニールでは長年、「子どもが働くことのない社会の実現」をめざし、子どもの権利が守られる社会の仕組みづくりを活動地の行政と地域住民と実施しながら、初等教育支援、児童労働予防削減支援等に取り組んでいます。
“捨てるのではなく、誰かのためにリユース(再活用)”とする「キモチと。」を通じ集められた物品は、2020年6月から2023年5月までに1,500万円相当の寄付となり、シャプラニールの活動に役立てられています。
本キャンペーンには、“もったいない”と手放すタイミングがなかった、部屋の整理で出てきた本1冊から、無料の集荷に申し込めます。
例えば...ネパールで
児童労働の予防と削減の事業の場合
・本・マンガ10冊(約400円)で
⇒子ども1人が学校で必要な文房具1カ月分相当に
・ゲームソフト10点(約1,000円)で
⇒子ども1人分の公立学校入学費相当に
・DVD 10点(約3,500円)で
⇒子ども1人のパソコン研修費(4カ月分)相当に
「ホンノ、キモチです。」キャンペーン概要
● 対象物品:本・コミック、CD、DVD、ゲーム機・ゲームソフト、おもちゃ、フィギュア等
※その他、お送りいただけるものはブックオフオンラインサイト「売れるもの一覧」をご覧ください。
● 参加・寄付の方法:
①対象物品をまとめる ②段ボール箱などに梱包する
③キャンペーンサイトより「無料集荷の申し込み」で完了
● 受付期間:2023年6月12日(月)~ 8月11日(祝・金)
期間中にお送りいただいたすべての対象物品の買取金額が10%アップします。
● キャンペーンサイトURL・申込フォーム:
https://www.shaplaneer.org/youcan/sutenai/book_cam2023/
シャプラニール東京事務所 03-3202-7863 (受付時間:火~土曜 10:00~18:00、定休:日曜・月曜・祝日 )
※ご寄付は児童労働の予防・削減支援に限らずシャプラニールの活動全般に活用いたします。
※キャンペーン期間終了後もご寄付を受け付けています。
子どもたちが希望する未来へ歩めるように ―児童労働者が多い、ネパール農村での取り組み―
ネパールは自然豊かな内陸国であり人口の6割以上が農業に従事しています。しかし農村部での現金収入は限られているため、海外や近隣の大きい都市へ出稼ぎに出る人も多くいます。例えば、事業地の一つであるマクワンプール郡マナハリ村は、首都カトマンズへの高速道路に面していることから、児童労働の送り出しかつ受け入れ地域となっています。
シャプラニールでは、地方行政に児童保護政策の策定支援を行ったり、地域住民とともに児童労働を監視する体制を整えたりしています。また、児童労働に陥る可能性の高い家庭への個別支援としてそれぞれの必要に応じた教育支援(学用品、学費の提供)や保護者への生活改善支援(農業技術訓練、農器具の提供)などを行っています。さらに児童労働の現状やその危険性、子どもの権利などを伝える番組を現地のパートナー団体と制作し、テレビやラジオ等のメディアを通じた情報発信を行い、地域住民への啓発活動にも取り組んでいます。
これまでの成果として、児童労働撲滅行動計画の策定による児童労働削減のための予算増額や、個別支援を実施している世帯では、ほぼすべての子どもが児童労働をせず学校に継続して通えるようになりました。
国連事務総長、「2030年のSDGs達成を加速化」を世界へ呼びかけ
―私たち一人ひとりの、貧困の連鎖を断ち切るアクションが不可欠―
国連が掲げた「持続可能な開発目標(以下、SDGs)」、目標8ターゲット7の「2025 年までにあらゆる形態の児童労働を撤廃する」の達成期限まで2年と迫っています。しかし、SDGsの達成期限(2030年)の中間年にあたる2022年に、国連事務総長は「新型コロナウイルス流行前の水準と比較すると 7,500~9,500 万人が追加的に極度の貧困状態に置かれ、また何十億人もの子どもたちが学校教育を大幅に受け損ねている」と報告しています。そして、世界中で新型コロナウイルスという貧困を加速させる世界的な危機に加え、気候変動の深刻化、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化による食糧やエネルギー危機などの問題等が相互に結びつき、これまで積み上げてきたSDGsの進展が脅かされ、格差の拡大が懸念されています。
ユニセフ(国連児童基金)とILO(国際労働機関) は、2016年までに減少傾向に転じていた児童労働者の数は約1億6,000万人と20年ぶりに増加(2021年6月発表)となったと報告し、さらに国連では新型コロナウイルスの影響もありこの問題に緊急な対策が講じられなければ、労働を強いられる子どもは2022年末までに 2億人までになると予想しています 。
シャプラニールは、ネパールでの活動のように、子どもたちが教育を諦め働かざるを得ない状況を未然に防ぎ、子どもたちが希望する未来を安心して歩める地域の仕組みづくりの支援を通じた事業を継続していきます。子どもが働くことを容認する社会ではなく、地域住民の行動変容を促し、ともに協力しながら貧困のない社会をめざした活動にこれからも取り組んでいきます。
キャンペーン担当者よりメッセージ “あなたの会社・団体でも、社会貢献事業に取り組んでみませんか”
「ステナイ生活パートナー」 を募集中!
本キャンペーン担当のダハル・スディプです。現在、不要品を国際協力に活かす「ステナイ生活」の寄付プログラムに協力いただける企業、団体様を全国から募集しています。「社会問題解決をしたい」「ESG、SDGsへの取り組み方を模索している」方など、ぜひご検討ください。
詳細 > https://www.shaplaneer.org/youcan/sutenai/
シャプラニールについて
支援が届きにくい「取り残された人々、課題」にアプローチ
“すべての人々がもつ豊かな可能性が開花する社会”を目指す国際協力NGO
1972年に創立された、特定の宗教、政治、企業、団体に属さない国際協力NGO。①子どもの今を支え、明日を守る ②災害に強い地域をつくる ③社会からの孤立を防ぐ ➃市民同士のつながりを促す、という4つの主な活動を通じて、バングラデシュやネパールといった南アジアと日本を中心とした社会や他の援助団体の支援から「取り残された人々」への支援や「取り残された課題」に取り組んでいます。
・団 体 名:認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会
・所 在 地:東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内
・代 表 者:坂口和隆(代表理事)・創 立:1972年9月1日
・主な活動国:バングラデシュ、ネパール、日本
・主な活動内容:児童教育支援、児童労働の予防と削減、災害緊急救援・復興支援、在住外国人にかかわる取り組み、フェアトレード活動、開発教育および出版活動、スタディツアー等
・受 賞 歴:吉川英治文化賞(1985年)、毎日国際交流賞(1993年)、朝日社会福祉賞(2005年)、沖縄平和賞(2012年)、エクセレントNPO大賞(2014年)他多数
・職 員 数:日本:18名、バングラデシュ:13名、ネパール:6名
・公式サイト:https://www.shaplaneer.org/
・オンラインショップ「クラフトリンク」:https://craftlink.shop/
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