社会課題の解決に向けた革新的な資金提供モデル「アウトカムファンド for IMM」、1年目は全ての参加事業者が目標値を大きく上回る成果を達成
活動によって生まれる社会・環境に対する変化(インパクト)を向上・拡大する、「インパクト測定・マネジメント(IMM)」導入の進捗などを報告するレポートを発表
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寄付・社会的投資が進む社会の実現を目指す認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会(以下「当協会」)は、社会課題の解決に向けた革新的な資金提供モデルである「アウトカムファンド for IMM」の1年目の取り組み・成果を取りまとめた「プログレスレポート ー YEAR 1(2023-2024)」を公開いたしました。
本レポートは、事業の概要・仕組みをはじめ、参加事業者の取り組みとその成果、インパクト測定・マネジメント(IMM)導入の進捗を総括しています。
アウトカムファンド for IMMとは
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「アウトカムファンド for IMM」は、社会課題の解決に革新的なアプローチで取り組む事業者を対象に、事業が生み出すことを目的とする変化や効果(アウトカム)を測定し、その成果に連動した資金提供を行う仕組みです(参考リリース)。このファンドは以下の特徴を持っています。
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アウトカムに対する資金提供:事業者とファンドとの契約においてあらかじめ設定された特定のアウトカムの成果に直接紐づき、その成果に連動する資金が提供されます。
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インパクトマネジメントの推進:事業が生み出すアウトカムを測定し、その結果をもとに意思決定と事業改善を行う体系的な取り組みである「インパクト測定・マネジメント(IMM:Impact Measurement and Management)」の導入と実施を支援します。
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柔軟な資金の提供:使途を定めない資金が提供されることから、事業者は戦略的なリスクを取りながら、アウトカムの創出のためのより革新的・効果的な試みに挑戦したり、様々な変化に対して柔軟で機敏な対応を行うことができます。
詳細については、本レポートおよび公式サイトをご覧ください。
1年目の成果
1年目は、全国から応募のあった50の組織の中から選ばれた4事業者が参加し、それぞれの事業が目指すアウトカムを特定し、その創出に取り組みました。IMMの導入を通じて、事業者自身が目指すアウトカムの測定・可視化が進むとともに、いずれの事業者においても目標値を大きく上回る成果が達成されました。
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参加事業者とIMMの取り組み〈本レポートの抜粋〉
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株式会社キズキ (代表取締役 安田祐輔)
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株式会社CNC (代表取締役 矢田明子)
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スタンドバイ株式会社 (代表取締役 谷山大三郎)
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認定特定非営利活動法人LivEQuality HUB (代表理事 岡本拓也)
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今後の展望
「アウトカムファンド for IMM」では、アウトカムの成果に連動する変動支払(最大700万円)と、IMMの導入・実施の費用を補填する固定支払(300万円)による年間最大1,000万円の資金を3年間にわたり提供します。2年目以降もそれぞれの参加事業者によるイノベーションを後押しし、より大きく、長期的な、質の高いアウトカムの創出を支援してまいります。
更に、このファンドを通じて、事業が生み出すアウトカムに関するデータが収集され、事業や取り組みの有効性に対して知見が集約していくことが期待されています。当協会では、これらの知見を形式知化し、活用を推進してまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会
アウトカムファンド事業 事務局(担当:松島)
Email:impact@jfra.jp
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