VARIETASの「AI面接官」、国内初 AI面接質問の倫理的大規模検証の結果を公表
公平性と倫理性を科学的に証明。多層フィルタリング設計により、AI面接質問での不適切質問は観測されず
株式会社VARIETAS(読み方:バリエタス)は、対話型AI面接プラットフォーム「AI面接官」における面接質問の倫理性について、大規模な検証を行った結果を公表いたします。
厚生労働省「公正な採用選考の基本」および欧州AI法(EU AI Act)を基準とした倫理リスク検証の結果、各種ガイドラインに抵触する可能性のある質問は、全質問の0.006%未満という極めて低い割合にとどまりました。確認された事例はいずれも、候補者の自由発話を契機に派生した追加質問であり、AIが独立して不適切な質問を生成したケースは認められませんでした。
これらの結果は、設計段階からの倫理配慮と、多層的なモニタリング体制により、VARIETASの「AI面接官」が高い倫理基準に適合していることを裏付けるものです。AI面接における質問の倫理性を科学的に測定し、公表した事例は国内初となります(当社調べ)。
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「AI面接官」プロダクトサイト:https://ai-interview.online
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お問合せ:support@varietas.co.jp

背景と目的
採用面接は、応募者一人ひとりの職業機会に直結する極めて重要なプロセスです。性別・出身地・信条など、本人に責任のない事項を選考で問うことは、厚生労働省のガイドラインで明確に禁止されています。さらに、EU AI Act において採用関連AIは「高リスク」に分類されており、透明性、人的監督、データガバナンスの確保が求められています。
VARIETASでは、こうした背景を踏まえ、「AI面接官」の提供開始当初から、質問内容の倫理性と人的監督を最重要項目の一つとして捉え、継続的に検証してきました。今回公表する内容は、その定期評価の最新結果であり、「AI面接官」が現行の公的基準に適合した状態を維持しているかを実証的に確認したものです。本検証は、評価結果を外部に公開することを目的とした恒常的な取り組みの一環です。
検証方法(概要)
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解析対象:2025年6月〜8月に行われたAI面接において「AI面接官」が提示した全質問ログ
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手法:
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キーワードスクリーニング(禁止領域の網羅抽出)
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本籍・出生地、宗教/信条、家族構成、住宅状況、尊敬する人物、人生観・思想など
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LLM(大規模言語モデル)による文脈判定/意味解析
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人手による最終レビュー
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偽陽性を除外し、倫理リスクを厳密に判定
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主な結果
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内部目標: 全質問に占める不適切質問(不適切可能性質問)の発生率 0.01%以下
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最新検証結果: 全質問に占める不適切質問(不適切可能性質問)の発生率 0.006%未満
上記で確認された不適切可能性質問の大半は、候補者の自由発話を契機とした派生的な深掘り質問であり、AIが独立して不適切質問を生成したケースは観測されませんでした。発生率は内部目標を大幅に下回っています。
さらに、「AI面接官」は設計段階でガイドライン該当カテゴリを排除し、NLP/LLMによる多層フィルタリングを組み合わせることで、構造的に倫理的リスクを低減できていることが今回の検証でも実証されました。
この結果は、「AI面接官」が単なる“効率化のためのツール”にとどまらず、倫理的・公平性の維持という観点でも信頼性を持つ技術であることを示しており、採用プロセス全体の品質向上にも寄与できることが明らかになりました。
※本検証の詳細レポートは、導入企業様向けに提供を行っております。閲覧希望は下記ご連絡先までご連絡ください。
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お問い合わせ先:support@varietas.co.jp
今後の計画
今後もAI監視体制を強化し、継続的にモニタリングを行うことで、導入企業様・採用候補者様双方がさらに安心して活用いただけるプロダクトへの進化を目指してまいります。

「AI面接官」提供会社/お問合せ先
会社名:株式会社VARIETAS(バリエタス)
お問い合わせ先:support@varietas.co.jp
「AI面接官」サービスサイト:https://ai-interview.online
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