『温泉街リノベーション』公民連携&星野リゾートで挑む「オソト天国」長門湯本温泉の10年

~長門湯本温泉での10年のまちづくり~

山口県長門市

山口県長門市・長門湯本温泉で始まった〝まちをまるごとリノベーションする〟挑戦。地元旅館、星野リゾート、行政、銀行、子どもたちまでが手をとりあった10年の記録。読むと、旅に出たくなる一冊が『温泉街リノベーション~公民連携&星野リゾートで挑む オソト天国長門湯本温泉の10年』として発売が開始されました。


山口県長門市では、地域・事業者・行政が一体となった公民連携での「長門湯本温泉観光まちづくり」に取り組んできました。2016年の「長門湯本温泉観光まちづくり計画」(長門市)の策定を皮切りに、2020年には地域のシンボル「恩湯」の民間再建、界長門の開業、その後も2025年のSOIL Nagatoyumotoの開業など次々と温泉街が活性化しています。

この度、この長門湯本温泉での10年にわたるまちづくりが、『温泉街リノベーション~公民連携&星野リゾートで挑む オソト天国長門湯本温泉の10年』として一冊の本になりました。

書籍名:『温泉街リノベーション~公民連携&星野リゾートで挑む オソト天国長門湯本温泉の10年』

著 者:木村隼斗、のかたあきこ(共著)

出版社:旅行読売出版社

発売日:2025年12月3日

ISBN:9784897523507
仕様・定価:A5判・240ページ/2,200円(税込)

この本では、まちづくりに関わってきた地域の関係者が数多く紹介されています。長門市役所からも、江原達也長門市長のコラム「山口観光の玄関口をめざして」を寄稿しているほか、まちづくりにおいて地域とともに市職員も奮闘してきたことについてもまとめられています。なお、共著者の木村隼斗さんは、2015年から3年間、地方創生人材支援制度により派遣され長門市役所の一員として総合戦略の立案や長門湯本温泉の観光まちづくりに尽力されました。また、同じく共著者ののかたあきこさんは、現在、「長門湯本温泉みらい振興評価委員」の一員として観光まちづくりに直接関与いただいています。

温泉街好きな方、旅が好きな方、観光やまちづくりに関わるすべての方に向けて、ご紹介させていただければ幸いです。

■書籍の紹介

人口約3万人の小さな市にある、静まり返った温泉街。

そこで本当に起きたのは、“まちをまるごとリノベーションする”という前例のない挑戦でした。

本書は、その舞台のど真ん中にいた元官僚のエリアマネージャーと、長年にわたり全国のまちと温泉地を取材してきた旅ジャーナリストが、当時の迷いや葛藤も含めて書き残した「現場の記録」です。

舞台は山口県長門市の長門湯本温泉。老舗旅館の破綻をきっかけに、市は公費での解体に踏み切り、「一軒を救う」のではなく「温泉街をまるごと再生する」、という大胆な方針を掲げました。そこに加わったのが、霞が関から派遣された若手官僚、ホテル運営で知られる星野リゾート、そしてさまざまなジャンルから集められた外部専門家たち。行政・銀行・地域、地元旅館の若旦那たちが世代を超えて手を取り合い、「川と歩く体験を軸にした温泉街」をめざして動き始めます。

外湯の民設民営による再建、河川を活用した社会実験、景観ガイドラインづくり、空き家活用第1号のカフェ誕生、入湯税引き上げを実現し、それを活用する基金の設立————。 そのすべての決断と合意形成の裏には、「住む人も訪れる人も豊かな気持ちになり、次の世代につなげることができるのか」という問いがありました。

まちづくりの専門用語や、先進事例ゆえに難解になりがちな仕組みも、一般読者にもわかりやすく書き、図表やまとめを多く掲載しているのも本書の特徴です。

官僚を辞めて現場に立ち、まちの再生に挑んだ木村隼斗と、10年にわたりその歩みを追い続けた旅ジャーナリスト・のかたあきこ。異なる立場から見つめた10年を、一冊にまとめました。 なぜその判断に至ったのか、どうやって人と立場を越えてつながったのか。 それぞれの視点が交差することで、長門湯本温泉の10年が立体的に浮かび上がります。

かつて静まり返っていたまちが、いまでは“令和の温泉街再生モデル”として全国から注目を集め、視察や取材が絶えない長門湯本温泉。

その変化の核心には、仕組みではなく“人の力”がありました。 温泉が好きな人、旅が好きな人、観光やまちづくりに関わるすべての人に。 読むと、旅に出たくなる。まちを変えた人たちの10年の物語です。

(著者略歴)

木村隼斗

長門湯本温泉 エリアマネージャー。福岡県立修猷館高校、東京大学卒業。経済産業省に入省し、原子力被災者支援、自動車産業戦略などを担当。2015年から3年間、地方創生人材支援制度により長門市役所に勤務、経済観光部長を務める。霞が関と人口約3万人の市役所、双方での13年半の公務員経験を経て退職。2020年4月、地域の未来にコミットする「長門湯本温泉まち株式会社」のエリアマネージャーに着任。公民連携・地方創生を通じて、地域が前向きなチャレンジの場として次世代へとつながっていくよう、日々取り組んでいる。ふるさと名品オブ・ザ・イヤー「地方創生担当大臣賞」など受賞多数。

のかたあきこ

旅ジャーナリスト・編集者。福岡市出身。筑紫女学園高校、早稲田大学卒業後、旅行読売出版社編集部を経て独立。「町、ひと、温泉、宿」をテーマに全国を旅し、30年にわたり取材と執筆を続けている。テレビ東京「ソロモン流」では「旅の賢人」として紹介。旅美人SPECIAL編集長。温泉ソムリエアンバサダーやサウナ・スパプロフェッショナルをはじめ、銭湯検定、温泉入浴指導員、睡眠健康指導士、福岡検定、日本茶インストラクターなど資格多数。日本エコツーリズム協会会員。長門湯本温泉みらい振興評価委員も務める。著書に『手わざの日本旅~星野リゾート温泉旅館「界」の楽しみ方』『はじめまして、谷川岳』がある。

書籍については、長門湯本温泉公式観光サイトでも紹介しています。


■山口県長門市の概要

本州の最西北端、山口県の西北部に位置する長門市。東は萩市、南は下関市、美祢市に接し、北側には北長門海岸国定公園に指定される美しい日本海の風景が広がっています。

日本海沿岸一帯の豊かな漁場では、古くから捕鯨や漁業が盛んに行われ、多くの漁港が点在しています。北長門海岸国定公園に指定される海岸線では、日本海の荒波に浸食された岩と白い砂浜が出入りし、変化に富んだ雄大な自然景観を生み出しています。中でも紺碧の海上に奇岩怪石が連なる海上アルプス「青海島」、遥か日本海を展望できる「千畳敷」、海に浮かぶ「棚田」のシルエット、本州最西北端に突き出した「川尻岬」の緑青色の海などは、訪れる人々を魅了します。

通くじら祭り
青海島自然研究路
千畳敷
東後畑棚田

また、長門市は温泉に恵まれ、風情も効能も異なる5つの温泉郷があります。清流にホタルが舞いカジカの声が響く「湯本温泉」、山間の湯治場「俵山温泉」、長閑に効能を楽しむ「湯免温泉」、美しい海を臨む「黄波戸温泉」や「油谷湾温泉」があり、多くの人が訪れています。

湯本温泉「竹林の階段」
湯本温泉「音信川」
俵山温泉
油谷湾温泉

一方、いのちと心を大切にした童謡詩人「金子みすゞ」、シベリヤ・シリーズで知られる画家「香月泰男」、長門出生伝承の残る劇作家「近松門左衛門」といった人たちの存在は、長門の文化を深く魅力あるものにしてくれます。歴史の舞台では大内氏終焉の地として語り継がれ、楊貴妃伝説など浪漫溢れる物語も数多くあります。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
広告・宣伝・PR
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

山口県長門市

6フォロワー

RSS
URL
https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
山口県長門市東深川1339番地2 長門市役所本庁舎
電話番号
0837-22-2111
代表者名
江原 達也
上場
未上場
資本金
-
設立
-