管理職比率に紐づく管理職の実態調査

管理職比率が高い産業ほど管理職の平均年齢が若くなることが判明

組織・人事コンサルティングファームであるセレクションアンドバリエーション株式会社(以下、当社、本社:東京都港区南青山、大阪市西区、名古屋市西区 / 代表取締役社長:平康慶浩 / URL:https://sele-vari.co.jp/)は、管理職比率に紐づく管理職の実態調査を公表いたしました。

近年 企業の DX 化が進む中、管理職に求められる役割は多様化しています。
 この社会背景を踏まえ、セレクションアンドバリエーションでは、産業ごとの管理職の特徴を把握するために「管理職比率の実態調査」を実施しました。



  • 調査結果概要

(1) 管理職比率と管理職の平均勤続年数の関係性 
 ・産業全体における部長比率は 3.8%、課長比率は 7.7%であり、管理職比率は 11.5%が平均値でした。
 ・管理職比率が最も高い産業は、「学術研究,専門・技術サービス業」で 17.7%、最も低い産業は、「医療,福祉」5.9%であると分かりました。
 ・管理職比率が高い産業では、管理職比率が低い産業よりも、管理職の平均勤続年数が長い傾向にあることが明らかになりました。

   


(2) 管理職比率と管理職の平均年齢の関係性
 ・ 産業全体における部長の平均年齢は53.0歳、課長の平均年齢は48.9歳でした。
 ・管理職比率が高い産業では、管理職比率が低い産業よりも、部長年齢が1.9歳、課長年齢が1.6歳低いことが分かりました。

 



 (3)​企業が管理職比率を確認する意義
 本調査では、日本企業における産業別の管理職比率を確認しました。その結果、管理職比率と管理職の勤続年数および平均年齢について以下2点が明らかになりました。
 
 (ⅰ)管理職比率が高い産業では、管理職の勤続年数が長く、管理職の平均年齢が低い
 (ⅱ)管理職比率が低い産業では、管理職の勤続年数が短く、管理職の平均年齢が高い



 管理職比率が高い産業では、年齢が若いうちから管理職に昇格される可能性や、管理職に昇格した後も長く同じ企業に勤め続ける可能性があると言えます。一方で、企業が従業員に対して管理職昇格への道筋を提示することは確かに重要だが、明確な昇格基準がなければ管理職数が増加しすぎる恐れもあります。
  

  • セレクションアンドバリエーションの思い

 企業は、自社の組織構造に適した管理職人数が担保されているのか確認し、管理職の人数の適正さを保つことが求められます。企業が自社の組織構造を把握する手法として、自社が属する産業における管理職比率の平均値と自社の管理職比率との比較が有効です。
 企業の成長を人事の視点から支援するセレクションアンドバリエーションでは、企業が管理職比率を確認することが、自社の目的に応じた管理職要件や昇進・昇格のしくみを整備することの一助になることを期待しています。
 
 本調査レポート、「管理職比率に紐づく管理職の実態調査」については、こちら(https://sele-vari.co.jp/knowledge/report/)をご覧ください。
 レポートでは、より詳細な調査結果や提言も記載しております。
  

  • 調査概要

 厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」より分析を実施。
 (https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html)
  

  • セレクションアンドバリエーション株式会社について

 「組織・人事領域」に特化した高い専門性を持つ人事コンサルティングファーム。東証一部上場企業から従業員数数十名規模の中小企業まで多様な業種、規模の企業に対して戦略実現と業績向上に資する変革を支援。
 企業の人事戦略策定、人事制度設計、人事制度運用、組織風土改善、その他経営幹部教育など、人と組織にかかる変革を促進している。
 
 ■「ジョブ型雇用」にいち早く対応した実績をもとに改革を支援
 代表の平康は、90年代の成果主義人事制度が広がっていた時代にいち早く大手電機メーカーに対し、ジョブ型雇用に対応した人事制度導入を実現しました。以来、新卒一括採用、年功序列昇格、定期昇給、終身雇用に対し「本当に企業は成長できるか」「事業を伸ばし利益を出すために人事にできることは何か」を問いかけつつ200社以上の変革を支援してきました。
 今私たちはコロナショックによる働き方の変化、ライフスタイルの変化をもとに、ピンチをチャンスとして伸ばすためのマネジメント変革を支援しています。
 
 ■2020年度以降のご支援実績企業の一部
 製薬業(東証プライム上場)
ITプラットフォーマー(東証プライム上場)
専門商社(東証プライム上場)
システム開発業(東証プライム上場)
監査法人系コンサルティングファーム
通信建設業(東証プライム上場)
その他非上場企業(製造業、サービス業等)
 
 【会社概要】 

 
 ミッション: 企業と個人の成長をあたりまえにする
 会社名:   セレクションアンドバリエーション株式会社
 本社所在地: 〒107-0062 東京都港区南青山2丁目2-15 ウィン青山1403
 事業内容:  組織・人事コンサルティング
 設立:    2006年3月有限会社として設立(2011年6月株式会社化)
 会社HP:    https://sele-vari.co.jp/

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ビジネスカテゴリ
経営・コンサルティング
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会社概要

URL
https://sele-vari.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区丸の内2丁目2番1号 岸本ビル7階xLINK 丸の内パレスフロント内
電話番号
03-6869-1563
代表者名
平康慶浩
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2006年03月