共生社会実現に向け、JR東日本首都圏本部社員を対象に非言語コミュニケーション研修プログラム「ダイアログ・イン・サイレンス」を実施
デフリンピック東京大会を契機に、“伝える力”と多様性への理解を育む
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(本社:東京都港区、代表理事:志村季世恵)は、2025年5月30日(金)、東日本旅客鉄道株式会社首都圏本部のサービス品質推進員69名を対象に、非言語コミュニケーション体験プログラム「ダイアログ・イン・サイレンス」研修を実施いたしました。本研修は、2025年11月に開催されるデフリンピック東京大会を契機に、共生社会の実現に向けて、当事者との対話や交流を通じて多様性を学び、体験し、理解を深めることを目的に企画されたものです。

「ダイアログ・イン・サイレンス」は、聴覚障害者の案内のもと、言葉を使わず、表情やジェスチャーなど多様な非言語手段によって対話を行う体験型プログラムです。音声による情報が遮断された環境で、参加者は“伝え合う”ことの本質と向き合う体験を得ることができます。
本研修では、参加者が8グループに分かれ、ヘッドセットを装着して“音のない世界”を体験。表情やジェスチャー、簡単な手話を用いながらコミュニケーションを図ることで、「伝える」ことの本質を探求しました。終了後のアンケートでは、98.6%という高い満足度を記録しています。
今後もダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、企業や自治体と連携し、相互理解を深めるための体験プログラムを通じて、誰もが安心して暮らせる共生社会づくりを支援してまいります。
研修参加者の声
・「伝えられないからと諦めるのではなく、“伝えたい”という気持ちが大切だと学びました」
・「音が聞こえることが当たり前ではないと気づいた。デフの方やインバウンドのお客さまにも、思いやりのある伝え方をしていきたい」
・「表情やジェスチャーをもっと日常でも意識して使っていこうと思います」
・「手話の重要性を改めて実感しました。これから少しずつ学びたいです」


実施概要
実施日:2025年5月30日(金)
会場:JR東日本 首都圏本部ビル(東京都北区田端)
対象者:JR東日本首都圏本部所属のサービス品質推進員69名
ダイアログ・イン・サイレンスとは
聴覚障害のあるアテンドのもと、音のない世界で、言葉の壁を超えた対話を楽しむエンターテイメント。参加者は、音を遮断するヘッドセットを装着し、静寂の中で、集中力、観察力、表現力を高め、解放感のある自由を体験します。そして、顔の表情やアイコンタクト、ボディーランゲージなど、音や声を出さず、互いにコミュニケーションをとる方法を発見していきます。国籍や言語、年齢を超えて対話の深まりを感じられる本プログラムは、1998年にドイツで開催されて以降、フランス、イスラエル、メキシコ、トルコ、中国で開催。
日本では2017年に東京にて初開催以降、2万人以上が体験し、これまで世界で100万人以上が体験しています。
ダイアローグ・ジャパン・ソサエティについて
たがいを認め、助けあう社会を実現するためのフラッグシッププロジェクトを開催。1999年以降、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」のソーシャルエンターテイメントプログラムを開催し、これまで延べ約30万人が体験しました。
2020年8月には、東京・竹芝に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をはじめとしたプログラムを体験できるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」をオープン。誰もが対等に対話することで協力し信頼し安心して社会参加ができるようにし、もっとより豊かで多様性のある社会の形成及び発展に寄与することを目的としています。
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ :https://djs.dialogue.or.jp/
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」:https://taiwanomori.dialogue.or.jp/
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