英語力のグローバル分析レポート2024年(アジア太平洋版)を発表―グローバル人材戦略のためのインサイトを提供
100カ国以上・約75万件のテスト分析により、日本を含む各国の英語力の動向を調査
世界最大規模の教育サービス会社ピアソンPLCの日本法人であるピアソン・ジャパン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:寺西裕)は、「英語力のグローバル分析レポート2024年(アジア太平洋版)」を発表しました。100カ国以上で受験された英語能力測定テストVersant by Pearsonの内、約75万件分の分析に基づき世界の英語力の動向を6つの国と地域(日本、フィリピン、インド、コロンビア、エジプト、ヨーロッパ)にまとめています。
ビジネスがグローバル規模で結びつく中、英語力は従業員の競争力を維持する上で重要なスキルです。「英語力のグローバル分析レポート2024年(アジア太平洋版)」は、採用や育成など英語に関する人材戦略の意思決定に活用いただくことを目的に世界の英語力の現在地と動向に関するインサイトを提供するものです。アジア太平洋版には、日本に関するデータのほか、職種ごとに必要な英語力のデータベースGSE Job Profilesについての紹介が追加されています。
主な分析結果とインサイト:
世界のトレンド:2020年以降にテスト数が劇的に増加している一方、全体的にスコアは安定。基礎的な英語力を持つ人材プールの広がりを示す。
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ライティング:平均スコアが過去最高に。インターネットにおける英語の優位性と、テキストによるオンラインコミュニケーションの増加が要因と考えられる。
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L&Dで英語を優先:アジア太平洋、中国、中東、中央アジアの地域では、従業員の将来性を高めるため研修プログラムで英語が優先される傾向。
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業界ごとのギャップ:習熟度は業界によって大きく異なる。コミュニケーション業界はスピーキングのスコアが最も高い一方でライティングスコアは最も低く、通信、テクノロジー、金融業界はスピーキングとライティングの両方で高い能力を示す。
地域別のインサイト:本レポートでは、6つの主要地域における動向に焦点を当てています。
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日本:グローバル市場での競争力を上げるため、企業はスピーキング力を重視する傾向。グローバルビジネスの現場で必要なレベルで英語を話せる日本人はわずか7%であり、学校教育で従来評価されてきたスキル(リスニングとリーディング)とビジネスで必要なコミュニケーションスキルの間に大きなギャップがあることが課題。企業による研修とコミュニケーション力を重視した英語テストの導入が必要。
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フィリピン:IT-BPM(ITビジネスプロセスマネジメント)で世界をリード。カスタマーサービスおよびヘルスケアの分野でも高い英語力を保持。
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インド:音声ベースのテストに注力するITおよびBPO分野において、高い英語力が成長を促進。
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コロンビア:先進企業は採用とスキルアップを強化するために、職種に特化したより詳細な評価を重視するよう移行。
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エジプト:BPOのアウトソース拠点として台頭。政府のインセンティブと強力な教育基盤に支えられ、高い英語力を示す。
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ヨーロッパ:輸送業や物流業で英語力への依存度が高まり、地域全体で習熟度が上昇する傾向。
ピアソン・ジャパンの代表取締役社長 寺西裕は次のように述べています。「今日のグローバル経済では、英語力は単なるスキルではなく戦略的な資産です。本レポートは、ビジネスリーダーの皆さまに人材の採用と育成について十分な情報に基づいた意思決定を行うために必要なインサイトを提供することを目的に作成されました。成長を促進するためのグローバル人材の強化に役立てていただけましたら幸いです」
ビジネスリーダーと人材戦略の意思決定者の本レポートの活用法
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データに基づいた採用判断:職種ごとに必要な英語力を正確に把握できる言語スキルプロファイル(GSE Job Profiles)の活用法について知る。
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L&D戦略の強化:スキルのギャップを特定し、従業員のパフォーマンスと満足度を向上させるための研修プログラムを構築する。
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グローバル競争力の向上:英語力を活用して新たな市場を開拓し、グローバルビジネスに対応できる従業員を育成する。
ピアソンによる「英語力のグローバル分析レポート2024年(アジア太平洋版)」は、こちらからダウンロードいただけます。
ピアソン・ジャパン株式会社について
ピアソンは「To help people realize the life they imagine through learning(学びを通じて人々が思い描く人生の実現を支援する)」ことをパーパスに掲げる世界最大規模の教育サービス会社です。約18,000人の従業員が人々の生活にインパクトをもたらす豊かな学習体験を生み出し、約200カ国でお客様の生涯にわたる学びを支援しています。ピアソンは、デジタルコンテンツ、アセスメント、資格、データを用いてお客様にサービスを提供し、自らも学び続けています。ピアソン・ジャパン株式会社はピアソンPLCの日本支社です。
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