【ウエル活】年間約7.5万円の節約機会損失、利用者の86%が効果を実感――2025年実態調査

物価高で月5,000円以上の支出増が71%の中、62%がWAON POINTウエル活を知らない結果に

株式会社オズビジョン

株式会社オズビジョン(東京都渋谷区、代表取締役:鈴木良、以下オズビジョン)が運営するポイントモール「ハピタス」では、このたび物価高時代の家計調査を実施しその結果をまとめましたのでお知らせします。


調査の背景と目的

2024年9月、ウエル活*で20年以上使われてきたTポイント(現Vポイント)が利用不可となり、WAON POINTのみが利用可能となりました。このウエル活の変革とも言える利用変更から約9カ月が経過した現在、物価高が家計を圧迫する背景もあり、改めてウエル活への注目が高まっています。しかし、ポイント利用の変更や新しいWAON POINTウエル活の認知状況、さらには物価高時代における実際の節約効果について詳細な調査は行われていませんでした。(ウエル活*:毎月20日にウエルシア薬局等でポイントを1.5倍の価値で利用できるサービス。)

オズビジョンは、ハピタスユーザー5,642人を対象に「物価高で家計管理に悩む生活者の実態把握及び節約手法としてのウエル活の有効性を検証するため」の大規模調査を実施。本調査ではその結果と、物価高時代における「隠れた節約機会の損失」の実態を報告します。

調査概要

  • 調査対象者:全国のハピタスユーザー(20~55歳、性別の回答は任意)

  • 調査方法 :インターネットアンケート調査(「ハピタス」ユーザー調査)

  • 有効回答数:5,642

  • 調査時期 :2025年6月上旬

  • 調査主体 :株式会社オズビジョン

調査結果サマリー

本調査から、物価高の時代に多くの「節約機会の見逃し」が起きている実態が明らかになりました。また、ウエル活を利用する人(以下ウエル活ユーザー)はウエル活自体を有効な物価高対策と認識しており、ウエル活を利用しない人との間に明確な認識の差があることも判明しました。

● 物価高が深刻化:

過去1年間で71%が月5,000円以上の家計支出増を経験。年間換算で6万円~30万円以上の家計圧迫による負担が発生している状況。

● WAON POINTウエル活の圧倒的認知不足:

調査対象者の62%がWAON POINTでもウエル活ができることを知らない実態が判明。ポイント1.5倍効果により年間約7.5万円の節約効果を得られる可能があるにも関わらず、大多数が機会を取りこぼしている状況。

● ウエル活ユーザーの満足度は極めて高水準:

ウエル活ユーザーの86%がウエル活利用による節約効果を実感し、27.4%が「物価高対策として最も効果的」と評価。家計管理の基本である「支出の見直し・削減」(26.6%)とほぼ同率の高評価。

●「確実性」への評価が際立つ:

ウエル活ユーザーの42.1%が「確実な節約効果」を重視(全体28.9%を大幅上回る)。月1回で約33%節約できるウエル活の特性がユーザーニーズと一致。

● 年間節約効果の実感値も高い:

ウエル活ユーザーの40%が年間1万円以上の効果を実感。年間3万円以上の効果を感じている人も18%存在し、物価高対策として高い実用性を発揮。

調査結果詳細

1. 物価高による家計圧迫の実態:71%が月額5,000円以上の支出増を経験。

過去1年間の物価上昇による支出変化を調査したところ、71%が月額5,000円以上の増加を経験していることがわかりました。内訳を見ると、「5,000円〜15,000円未満の増加」が39%で最多、次いで「25,000円以上の増加」17%、「15,000円〜25,000円未満の増加」が15%でした。年間換算すると、支出が多い世帯では30万円以上の家計圧迫による負担が発生している計算になります。

図表1:過去1年間の物価上昇による月の家計支出の増加(N=5,642)

2. ウエル活認知の現状:47%が「今回初めて知った」の衝撃

ウエル活の認知状況を調査したところ、47%が「今回この調査で初めて知った」と回答。約半数がウエル活自体を知らない状況が明らかになりました。

図表2:ウエル活の利用状況(N=5,642)

ウエル活を認知している53%の内訳を見ると(四捨五入の都合上、以下の内訳の合計は54%となります)

  • 2024年9月以前からウエル活を知っていて、ルール変更も知っており、現在も利用している 14%

  • 2024年9月以前からウエル活を知っていて、ルール変更も知っているが、過去利用して現在はやめた 4%

  • 2024年9月以前からウエル活を知っていて、ルール変更も知っているが、利用したことはない 9%

  • 2024年9月以前からウエル活を知っていたが、ルール変更は知らず、現在も利用している 2%

  • 2024年9月以前からウエル活を知っていたが、ルール変更は知らず、過去利用して現在はやめた 2%

  • 2024年9月以前からウエル活を知っていたが、ルール変更は知らず、利用したことはない 12%

  • 2024年9月以後にウエル活を知り、現在利用している 2%

  • 2024年9月以後にウエル活を知ったが、利用していない 9%

  • 今回この調査で初めて知った 47%

また、ウエル活を「現在利用している」と回答した人が18%と低い結果も注目すべき点です。ウエル活自体は認知しているものの、36%はウエル活を現在利用してないという実態も見えてきました。

3. WAON POINTウエル活の認知:62%が「知らない」の圧倒的認知不足

2024年9月のルール変更により、現在はWAON POINTのみでウエル活が利用可能になりましたが、調査対象者の62%がWAON POINTでもウエル活ができることを「今回初めて知った」と回答。「知っており、すでに利用している」、「知っているが、まだ利用してない」と認知している人は37%に留まっています。この認知不足により、多くの人がウエル活による節約効果の機会を損失している可能性がうかがえます。

図表3:WAON POINTウエル活の認知(N=5,642)

4. WAON POINTウエル活ユーザーの満足度:42%が「確実な節約効果」を実感

各種節約術の中で「物価高対策として最も効果的」と感じる方法をハピタスユーザーに調査したところ、ウエル活は5.8%に留まりました。しかし、実際にWAON POINTウエル活を利用しているユーザーに限定して調査したところ、驚くべき結果が明らかになりました。

図表4:物価高の最も効果的な方法(N=全体5,642,WAON POINTウエル活利用者N=846)

WAON POINTウエル活ユーザーが考える「最も効果的な物価高対策」

  1. ウエル活:27.4%

  2. 支出の見直し・削減:26.6%

  3. 楽天ポイント等のポイ活:15.6%

  4. 特売日狙いの買い物:14.9%

  5. ポイントサイト利用:9.6%

実際のウエル活ユーザーでは27.4%がウエル活を「最も効果的」と評価しており、これは全体の5.8%と比較して約4.7倍の高評価となります。さらに注目すべきは、「支出の見直し・削減」(26.6%)とほぼ同率で1位となっている点です。これは、家計管理の基本とされる「支出削減」と同等の効果をウエル活が持つと利用者が実感していることを示唆します。

さらに、物価高時代の家計管理で重視することに関する質問への回答では

  • 確実な節約効果:42.1%(全体28.9%を大幅に上回る)

  • 継続しやすさ:26.2%(全体28%とほぼ同水準)

  • 手間のかからない方法:16.0%(全体17.3%とほぼ同水準)

  • 日常生活への影響の少なさ:8.3%

  • 金額の大きさ:5.9%

  • その他・無回答:1.5%

図表5:物価高時代の家計管理で重視すること(WAON POINTウエル活利用者N=846)

特に「確実な節約効果」を重視する割合が42.1%と、全体の28.9%を大幅に上回る結果でした。これは、実際にWAON POINTウエル活を利用することで「確実な効果」を実感し、その価値を認識していると言えるでしょう。

月1回(20日のみ)で約33%の節約効果が得られるウエル活の特性が、物価高の節約ニーズをとらえていることがうかがえます。

5. 実際のウエル活ユーザーは高い効果を実感:86%が節約効果あり

実際にWAON POINTウエル活ユーザーに年間節約効果を調査したところ:

  • 年間5万円以上:9%

  • 年間3〜5万円:9%

  • 年間1〜3万円:22%

  • 年間1万円未満:46%

  • 効果がない・わからない:11%

  • ウエル活をやっていない・無回答:3%

ウエル活ユーザーの86%が何らかの節約効果を実感しており、40%は年間1万円以上の効果を感じています。これは月1回程度の利用でも確実な効果が得られることを示しており、物価高で支出が増える中での「確実な節約手段」として機能していることがわかりました。

図表6:ウエル活の年間節約効果(WAON POINTウエル活利用者N=846)

本調査結果と「ハピタス」について

今回の調査より、物価高時代の「隠れた節約機会の損失」が発生していることがわかりました。

この調査結果を踏まえ、オズビジョンでは物価高に悩む家計の負担軽減を支援するため「ハピタス」からWAON POINTへ交換できるサービスを2025年6月12日より開始しました。

「ハピタス→WAON POINT(WAON POINT eギフト)→ウエル活」の流れがより簡潔になることで、本調査で明らかになったウエル活ユーザーが重視する「手間のかからない方法」の提供ができるようになりました。より多くの方に「確実で手軽な節約術」としてウエル活を利用いただくことで、物価高時代の節約に貢献してまいります。

会社情報

社名   :株式会社オズビジョン

URL   :https://www.oz-vision.co.jp/

代表者名:代表取締役 鈴木 良

所在地 :〒150-0001 東京都渋谷区神宮前三丁目21番17号

設立   :2006年5月26日

<本件に関するお問い合わせ先>

Tel :03-6630-7077

E-mail:pr@oz-vision.co.jp

担当 :前田(マエダ)

「WAON POINT」は、イオン株式会社の登録商標です。

「WAON POINT eギフト」は、イオンマーケティング株式会社が発行許諾するサービスであり、株式会社NTTカードソリューションは、その許諾に基づきサービスを提供しています。

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会社概要

株式会社オズビジョン

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URL
https://www.oz-vision.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区神宮前 三丁目21番地17号
電話番号
-
代表者名
鈴木良
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2006年05月