オムロン株式会社、データソリューション事業本部を新設
―データを活用したソリューションビジネスの確立と進化を通じ、オムロンの更なる成長を加速―
オムロンが長期ビジョンSF2030で掲げる3つの社会的課題「カーボンニュートラルの実現」「デジタル化社会の実現」「健康寿命の延伸」を解決するためには、データの活用が重要です。DSBは、オムロンの既存のビジネスカンパニーと2023年10月16日にグループ会社となった株式会社JMDC(以下JMDC)と協働し、モノづくりから、データを軸に新たな価値を創造するソリューションビジネスへの進化を先導します。データマネジメント力、データソリューション開発力に長けたJMDCと連携することで、より一層の進化を図ります。
これまでJMDCと協業で検討してきたヘルスケアドメインにおける拡張に留まらず、インダストリアルオートメーションやソーシャルソリューションなど、他のドメインのデータソリューションの事業機会を特定し、専任組織を設置して事業開発と市場実装を推進します。そして、データソリューションによる社会的課題の解決に貢献してまいります。
【データソリューション事業本部 組織図】
【各事業部の役割】
1.事業統括室
コーポレートヘルス事業部、スマートM&S事業部、データ活用ソリューション事業部の戦略を統括するとともに、ビジネスカンパニーと連携してオムロングループのデータソリューションの事業機会を探索します。オムロンの主要事業である制御機器事業のi-BELTと連携したFAデータソリューションプロジェクトをはじめ、今後、第4、第5の新たな事業部につながる事業テーマを設定してまいります。また、イノベーション推進本部と連携し、JMDCや社外スタートアップとの共創を通じたデータソリューション事業の拡張と高度化にも取り組みます。
2.コーポレートヘルス事業部
JMDCのデータアナリティクスを活用し、企業の生産性向上、健保の財政を改善する事業の創出に取り組みます。また、データを活用し、高血圧リスク予備軍の抽出と重症化予防に寄与するソリューションの開発、女性の健康に寄与するソリューションの開発、従業員のプレゼンティズムを改善し組織の生産性を上げるソリューションの開発を推進します。これらの取り組みをコーポレートヘルス事業の足掛かりとして、関連する事業開発につなげてまいります。
3.スマートM&S事業部
データ分析・活用を軸に、AI技術、遠隔技術、その他の先端テクノロジー等の活用を通じ、流通小売りやエネルギー、社会システムの価値と効率を高める新たなソリューションを創出します。オムロンソーシアルソリューションズ株式会社、オムロンフィールドエンジニアリング株式会社と連携し、社会的課題の解決につながるビジネスモデルを開発します。
4.データ活用ソリューション事業部
現場業務のIT化と人材育成を両立する業務改善ツールpenguのサービスを展開します。これまで製造業を中心に、自動車部品、機械・電気製品、電子部品・デバイス製造、半導体関連製造、食品など幅広い業種での導入が進んでいます。オムロンのデータ活用の技術や仕組みと専任SEによる育成プログラムを提供し、今後、更に幅広い製造現場で、誰もが自由にデータを活用できる社会を目指します。
【オムロン株式会社について】
オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、ヘルスケア、社会システム、電子部品等多岐にわたる事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約30,000名の社員を擁し、130カ国以上で商品・サービスを提供しています。詳細については、https://www.omron.com/jp/ja/をご参照ください。
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