2025年9月 bossjob登録状況レポート - IT偏重から職種多様化へ

Yolo Technology株式会社

グローバル求人プラットフォーム「bossjob」を運営するYolo Technology株式会社(本社:東京都港区、代表:CHEAH JACK)は、2025年9月度の日本国内の新規登録企業および求職者の職種別・業種別傾向を公表いたしました。

9月は、外国人材の活用フェーズがITエンジニアから多職種へとシフトしてきたことが明確に表れた月でした。求職者側もキャリア志向の高まりとともに多様な職種に目を向けており、bossjobが提供するAIマッチングによる効率的な採用体験が、多くの業界・職種で活用され始めています。

■ 登録企業:多業種に拡大、サービス業・専門職分野が増加

bossjobへ新規登録した企業の業種構成を見ると、前月に続き「情報通信(IT)」が45% と最多を占め、安定して高い水準を維持しています。即戦力IT人材へのニーズは依然強く、企業のDX 推進やWeb開発案件の継続的な増加が背景にあると考えられます。一方で、今月は「人材サービス (8%)」「専門サービス(7%)」「広告(7%)」「建設・建築(6%)」といった新たな業種の登 録が目立ち、外国人材の活用がIT領域にとどまらず、人材紹介・コンサル・クリエイティブ・現場職 種など多様な分野へと拡大している傾向が顕著です。 また、「製造業」は8月に続き7%を維持し、機械・技能系の人材確保に向けた企業のbossjob活用 が定着しつつあります。一方で、8月に急増していた「小売(17%→3%)」「飲食サービス (4%→3%)」などインバウンド関連業種は落ち着きを見せ、採用の季節変動が影響していると見ら れます。 さらに、今月は「教育」「エネルギー」「保険」「貿易」「不動産」「半導体」「鉄鉱」「宿泊サー ビス」など、各1~3%と少数ながらも多様な業種からの登録があり、bossjobの活用範囲が着実に広 がっていることが明らかです。これは、高度外国人材や多言語対応人材を必要とする企業が、業種を 問わず自社採用チャネルとしてbossjobを選び始めている証左といえるでしょう。

新規登録企業の業種分類

■ 求人:IT偏重からの分散、営業・管理職など多職種での求人が拡大

新規掲載された求人の職種を分析すると、「ITエンジニア」が36.4%と前月(53%) から大幅に減少したものの、依然として最多の割合を占めており、テック領域における採用ニーズが 継続していることがうかがえます。一方で、「営業」は8月の11%から今月は17.3%へと急増し、外国 人材の活用がコミュニケーションを要する職種にも広がっていることを示しています。 また、「専門職(5.8%)」「クリエイティブ(5.2%)」「事務(4.6%)」「電気機械技術者 (4.6%)」「PM(4.0%)」といった中核職種がバランスよく分布しており、企業の求人がIT特化か らより多職種型・実務系・管理系に分散しつつある傾向が顕著です。 さらに、「マーケティング」「人事」「CS」「コンサルタント」などホワイトカラー系職種の掲載も 一定数見られ、「観光・ホテル」「秘書」「役員」「調理」など多様な職種も1%前後ずつ出稿され ており、求人の裾野が広がっていることが分かります。全体として、9月はIT偏重だった8月に比べ、 より幅広い職種での採用活動が進んだ月であり、外国人材の活用フェーズが実務全体へと拡張し始め ていることを示唆しています。

新規登録求人の分類

■ 求職者:求職者もIT一極から観光・教育・ビジネス職へ拡大

求職者の希望職種では、「ITエンジニア」が12.9%と前月(23%)から 大幅に減少した一方で、「クリエイティブ(9.9%)」「観光・ホテル(9.5%)」「教育(7.8%)」 「営業(7.6%)」など、非IT分野への関心が高まっている傾向が顕著に見られました。とりわけ、前 月1桁台だった観光・ホテルや教育関連職種が大きく伸びており、外国人求職者が自身の語学力や接 客スキル、専門知識を活かした職種への志向を強めていると考えられます。 また、「マーケティング(6.4%)」「貿易(5.3%)」「経理・財務(4.6%)」といった事務・国際 業務系の職種にも一定の人気が見られ、全体としてキャリア志向の職種希望が広がっているのが特徴 です。一方で、軽作業や飲食・接客といった従来人気のあった職種は軒並み低下傾向にあり、より専 門性やスキル活用を意識した志望傾向が強まっています。これらの傾向から、9月はITに集中してい た求職者の職種希望が多様化し、観光・教育・ビジネス職など幅広い分野への広がりを見せた月とな りました。

新規登録求職者の分類

■ bossjob Japan Country Manager 植村 謙一郎 コメント

「2025年9月は、外国人材の活用がIT人材に特化した採用”から“多職種にまたがる人材戦略”へと大きく広がりを見せた節目の月になったと感じています。求人数・求職者希望職種の双方において、営業・事務・クリエイティブ・教育・観光など、実務・サービス・専門領域への関心が急速に高まっており、日本企業が“あらゆる部門で外国人材を活かす”段階に入ってきていることを実感しています。
特に印象的だったのは、求職者の多様性と専門性の両立です。かつては軽作業や飲食・接客系の希望が目立っていましたが、今月は語学力・専門知識・テクニカルスキルを活かした中上級職を目指す求職者が増加しています。マーケティングや貿易、経理・人事といったホワイトカラー職種への応募意欲が高くなっており、これは単なる“働き手”としての外国人ではなく、“戦力人材”としての外国人材を企業が受け入れる素地が整ってきた証拠だと考えています。
bossjobでは、550万人超のグローバル人材データベースとAIマッチング技術を活用することで、日本国内ではなかなか出会えないスキル人材や多言語人材との出会いを、スピーディーかつ低コストで実現できる仕組みを提供しています。現在は求人掲載からスカウト、採用まで完全無料のキャンペーンを展開しており、業界・職種を問わず、これまで外国人材採用を躊躇していた企業様にもぜひこの機会にご活用いただきたいと考えています。」

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会社概要

Yolo Technology株式会社

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URL
https://bossjobjp.com/corporate
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区浜松町 2-12-11 BizFlex浜松町 6F
電話番号
03-5860-1025
代表者名
CHEAH JACK
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2023年07月