子会社における5-ALA原体の日本総代理店契約の締結に関するお知らせ
当社子会社であるウェルビーリンク株式会社(以下、「WL社」という。)は、2021年7月19日開催の取締役会において、ネオファーマジャパン株式会社(以下、「NPJ社」という。)との間で、NPJ社が製造する5-アミノレブリン酸(以下「5-ALA」という。)の原体(医薬品を除く。)に関して、日本国内における販売総代理店契約の締結を決議いたしましたので、下記のとおりお知らせします。
記
1.背景、概要
当社グループは、全国で120拠点以上の障害福祉サービス事業所を運営しております。1人でも多くの障害をお持ちの方々やそのご家族が、安心して日常を過ごすことのできるような環境づくりに取り組んでおります。
かかる状況下で、東京大学医科学研究所附属病院の元病院長であり同大学名誉教授である山下直秀氏を介して、世界で唯一5-ALAの大量生産が可能な施設を持ち、様々なヘルスケア領域で5-ALAの用途開発をおこなうNPJ社の紹介がありました。
5-ALAは、ヒトや動物、植物といったあらゆる生命体に存在しており、私たちの日々の食生活の中でも常に摂取しているアミノ酸です。特に、日本人の生活においては馴染み深い、醤油、納豆、日本酒などの発酵食品には、他の食品に比べ多く含まれております。体の中では、鉄と一緒になることによりヘムという物質になります。ヘムは、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンの元であり、また私たちが活動するために必要なエネルギーを作り出すために重要な役割を果たしています。
医療分野においては、すでに脳腫瘍、膀胱がんの術中診断薬として利用されており、患者様のQOL向上に寄与しております。また、最近の研究では、長崎大学による細胞を用いた実験において、新型コロナウイルスへの感染抑制効果が確認されるなど、注目されつつある物質です。
当社グループとしては、従来の障害福祉サービス事業に、新たに5-ALA原体の販売事業が加わることで、総合的なヘルスケアカンパニーへと発展していく契機となるものと考え、本件契約を締結するに至りました。今後、NPJ社が製造する5-ALA原体(医薬品を除く。)は、日本ではWL社のみを通じて販売されることになります。 NPJ社と協力しながら、サプリメント(健康食品)製造・販売会社や、製薬会社、食品会社などへの原体の販売を通じて、5-ALAのより一層の普及につとめてまいります。
2.契約の内容
(1)販売地域:日本
(2)取扱商品:5-ALA原体(医薬品を除く。)
(3)契約締結日:2021年7月19日(月)
(4)取引開始日:2021年7月19日(月)より
3.今後の見通し
当社グループの業績に与える影響につきましては、現在精査中であります。計画が精査され、開示すべき事項が発生した場合は、速やかにお知らせいたします。
また、WL社につきましては、5-ALA原体の販売を中心としたヘルスケア事業が拡大していくことから、今後、商号を「ウェルビーヘルスケア株式会社」に変更する予定です。詳細が決まりましたら、開示いたします。
<ネオファーマグループ及びネオファーマジャパンについて>
ネオファーマグループは、UAE(アラブ首長国連邦)に本社を置く国際的な製薬企業であり、中東をはじめとする新興国を中心に医薬品製造・販売事業を展開しています。多くのグローバル製薬企業のパートナーとして、中東、北アフリカ、中央アジア、東南アジア、南米、 ロシアなどでジェネリックを含む医薬品の普及に貢献してきました。
ネオファーマジャパンは、ネオファーマグループの日本国内における日本の製薬企業との関係強化の拠点として設立されました。長年の経験と実績がある医薬原薬・中間体の製造を行うと共に、ネオファーマグループとしても新しい試みである新薬開発に、5-ALA(5-アミノレブリン酸)を用いて取り組んでおります。
ネオファーマジャパン株式会社の概要
(1)所 在 地: 〒102-0071東京都千代田区富士見 2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム 4階
(2)設立日:2016 年5月
(3)代表者:代表取締役 河田聡史
(4)主要な事業内容:医薬品、健康補助食品、化粧品等の製造、研究、開発
(5)資本金:3億円
(6)大株主及び持株比率:ネオファーマ合同会社(本社:UAE) 65%
(7)当社グループと当該会社との関係:すでに、WL社において5-ALA原体(医薬品を除く。)の購入等の取引を実施しております。資本関係及び人的関係はありません。
(8)当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財務諸表:相手先の要望により非開示とさせて頂きます。
<袋井工場について>
ネオファーマジャパン袋井工場は、グローバルなネオファーマグループの生産拠点であり、世界で唯一5-ALAの大量生産が可能な施設です。5-ALAの様々な用途に応じた原体製造及びその他医薬品原薬・中間体の製造拡大を進めております。
<5-ALAついて>
5-アミノレブリン酸(ALA:Amino Levulinic Acid)は36億年前の創成期より地球上に存在する天然アミノ酸のひとつで、生命の誕生にも深く係っています。ヒトや動物、植物といったあらゆる生命体で、細胞のミトコンドリアに存在し、エネルギーを生み出す5-アミノレブリン酸(5-ALA)は、『生命の根源物質』と呼ばれています。
5-ALAは、もともと身体の中にあるアミノ酸の一種で、細胞内のエネルギー代謝を促進する力を持ちます。5-ALAは細胞内でPPⅨ(プロトポルフィリンⅨ)という物質になりますが、このPPⅨはがん細胞内に蓄積するという特徴を持ち、特定の光を当てることで発光します。この性質を利用し、手術中におけるがん部位の特定など、医療分野への応用が進んでいます。また、5-ALAは鉄を加えると、体内ではヘムという物質になります。この物質にグロビンというタンパク質が結合することで、酸素を運搬するヘモグロビンとなります。このような特性から様々な領域への応用が期待されます。
参考
・5-アミノレブリン酸(5-ALA)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)原因ウイルスの
感染抑制に関する論文掲載のお知らせ
https://www.neopharmajp.co.jp/library/592faa4a16088b6a0b777d96/6022465c38c81ba70586c2e2.pdf
以上
1.背景、概要
当社グループは、全国で120拠点以上の障害福祉サービス事業所を運営しております。1人でも多くの障害をお持ちの方々やそのご家族が、安心して日常を過ごすことのできるような環境づくりに取り組んでおります。
かかる状況下で、東京大学医科学研究所附属病院の元病院長であり同大学名誉教授である山下直秀氏を介して、世界で唯一5-ALAの大量生産が可能な施設を持ち、様々なヘルスケア領域で5-ALAの用途開発をおこなうNPJ社の紹介がありました。
5-ALAは、ヒトや動物、植物といったあらゆる生命体に存在しており、私たちの日々の食生活の中でも常に摂取しているアミノ酸です。特に、日本人の生活においては馴染み深い、醤油、納豆、日本酒などの発酵食品には、他の食品に比べ多く含まれております。体の中では、鉄と一緒になることによりヘムという物質になります。ヘムは、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンの元であり、また私たちが活動するために必要なエネルギーを作り出すために重要な役割を果たしています。
医療分野においては、すでに脳腫瘍、膀胱がんの術中診断薬として利用されており、患者様のQOL向上に寄与しております。また、最近の研究では、長崎大学による細胞を用いた実験において、新型コロナウイルスへの感染抑制効果が確認されるなど、注目されつつある物質です。
当社グループとしては、従来の障害福祉サービス事業に、新たに5-ALA原体の販売事業が加わることで、総合的なヘルスケアカンパニーへと発展していく契機となるものと考え、本件契約を締結するに至りました。今後、NPJ社が製造する5-ALA原体(医薬品を除く。)は、日本ではWL社のみを通じて販売されることになります。 NPJ社と協力しながら、サプリメント(健康食品)製造・販売会社や、製薬会社、食品会社などへの原体の販売を通じて、5-ALAのより一層の普及につとめてまいります。
2.契約の内容
(1)販売地域:日本
(2)取扱商品:5-ALA原体(医薬品を除く。)
(3)契約締結日:2021年7月19日(月)
(4)取引開始日:2021年7月19日(月)より
3.今後の見通し
当社グループの業績に与える影響につきましては、現在精査中であります。計画が精査され、開示すべき事項が発生した場合は、速やかにお知らせいたします。
また、WL社につきましては、5-ALA原体の販売を中心としたヘルスケア事業が拡大していくことから、今後、商号を「ウェルビーヘルスケア株式会社」に変更する予定です。詳細が決まりましたら、開示いたします。
<ネオファーマグループ及びネオファーマジャパンについて>
ネオファーマグループは、UAE(アラブ首長国連邦)に本社を置く国際的な製薬企業であり、中東をはじめとする新興国を中心に医薬品製造・販売事業を展開しています。多くのグローバル製薬企業のパートナーとして、中東、北アフリカ、中央アジア、東南アジア、南米、 ロシアなどでジェネリックを含む医薬品の普及に貢献してきました。
ネオファーマジャパンは、ネオファーマグループの日本国内における日本の製薬企業との関係強化の拠点として設立されました。長年の経験と実績がある医薬原薬・中間体の製造を行うと共に、ネオファーマグループとしても新しい試みである新薬開発に、5-ALA(5-アミノレブリン酸)を用いて取り組んでおります。
ネオファーマジャパン株式会社の概要
(1)所 在 地: 〒102-0071東京都千代田区富士見 2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム 4階
(2)設立日:2016 年5月
(3)代表者:代表取締役 河田聡史
(4)主要な事業内容:医薬品、健康補助食品、化粧品等の製造、研究、開発
(5)資本金:3億円
(6)大株主及び持株比率:ネオファーマ合同会社(本社:UAE) 65%
(7)当社グループと当該会社との関係:すでに、WL社において5-ALA原体(医薬品を除く。)の購入等の取引を実施しております。資本関係及び人的関係はありません。
(8)当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財務諸表:相手先の要望により非開示とさせて頂きます。
<袋井工場について>
ネオファーマジャパン袋井工場は、グローバルなネオファーマグループの生産拠点であり、世界で唯一5-ALAの大量生産が可能な施設です。5-ALAの様々な用途に応じた原体製造及びその他医薬品原薬・中間体の製造拡大を進めております。
<5-ALAついて>
5-アミノレブリン酸(ALA:Amino Levulinic Acid)は36億年前の創成期より地球上に存在する天然アミノ酸のひとつで、生命の誕生にも深く係っています。ヒトや動物、植物といったあらゆる生命体で、細胞のミトコンドリアに存在し、エネルギーを生み出す5-アミノレブリン酸(5-ALA)は、『生命の根源物質』と呼ばれています。
5-ALAは、もともと身体の中にあるアミノ酸の一種で、細胞内のエネルギー代謝を促進する力を持ちます。5-ALAは細胞内でPPⅨ(プロトポルフィリンⅨ)という物質になりますが、このPPⅨはがん細胞内に蓄積するという特徴を持ち、特定の光を当てることで発光します。この性質を利用し、手術中におけるがん部位の特定など、医療分野への応用が進んでいます。また、5-ALAは鉄を加えると、体内ではヘムという物質になります。この物質にグロビンというタンパク質が結合することで、酸素を運搬するヘモグロビンとなります。このような特性から様々な領域への応用が期待されます。
参考
・5-アミノレブリン酸(5-ALA)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)原因ウイルスの
感染抑制に関する論文掲載のお知らせ
https://www.neopharmajp.co.jp/library/592faa4a16088b6a0b777d96/6022465c38c81ba70586c2e2.pdf
以上
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