会社員エンジニアとフリーランスエンジニアに聞いた「お金に関する調査」

エンジニアの年収、600万円以上41.3%にものぼる。何かしら投資をしている人は56.3%~4割以上のフリーランスエンジニアが早期リタイアを考えていることが判明~

株式会社ココナラテック

 ITフリーランスのマッチングサービス「フリエン」「チョクフリ」を展開するアン・コンサルティング株式会社(本社:東京渋谷区、代表取締役:久利鋭一、以下「当社」という)は、全国の会社員エンジニア150名とフリーランスエンジニア150名を対象に、【お金に関する調査】を行いました。
 調査の結果、年収600万円以上と回答したエンジニアは41.3%にものぼりました。また、日々の生活の中で節約をしているか聞いたところ、約7割の方が節約していると回答し、56.3%の方が何かしら投資をしていることが判明しました。老後のお金に関しても、「心配している」と回答した会社員エンジニアは80.0 %(「心配している」44.0%、「やや心配している」36.0%)、フリーランスエンジニアは76.0%(「心配している」47.3%、「やや心配している」28.7%)で、老後のお金に不安を抱えている方が多いという結果になりました。

  • 調査背景

 昨今の物価上昇や、10月から施行されたインボイス制度によって、会社員・フリーランスエンジニアの暮らしにおいて様々な影響が及んでいます。そこで今回、比較的お給料が高いであろうと認知されているITエンジニアに「お金」に関する実態調査を実施し、お金の使い道や老後のお金について調査をしました。


<調査結果トピックス>

  • 年収600万円以上の方は41.3%(「600万円~800万円」21.3%、「800万円~1000万円」13.7%、「1000万円以上」6.3%)

  • 節約をしている人、約7割(「食費」が 40.7%、「光熱費」が35.7%「交際費」が32.7%)

  • フリーランスエンジニアの保有案件数、複数案件を抱えている人は34.0%

  • 老後のお金について「心配している」会社員は80.0%(「心配している」44.0%、「やや心配している」36.0%)、フリーランスは76.0%(「心配している」47.3%、「やや心配している」28.7%)。

     また、フリーランスエンジニアの保有案件数別に見ると、保有案件が1件以下の方は「心配している」が83.8%(「心配している」59.6%、「やや心配している」24.2%)、2件以上の方は60.8%(「心配している」23.5%、「やや心配している」37.3%)と回答。


Q1. 【会社員・フリーランス】ご自身の年収に関してお答えください。(単数回答、会社員n=150、フリーランスn=150)

 会社員エンジニアとフリーランスエンジニアに年収について聞いたところ、最も多い回答が、「400万円~600万円」で24.0%、次いで「600万円~800万円」が21.3%でした。また、600万円以上と回答した方は41.3%(「600万円~800万円」21.3%、「800万円~1000万円」13.7%、「1000万円以上」6.3%)でした。国税庁が実施した令和3年度版の民間給与実態統計調査によると、 年収600万円を超える方の割合は全体の21.0%と言われているため、エンジニアは比較的年収が高いことがうかがえます。

(※出典:「令和3年度 民間給与実態統計調査」(国税庁)

 https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2021/pdf/000.pdf


Q2. 【会社員】今後の働き方についての考えをお答えください。(単数回答、n=150)

 会社員エンジニアに、今後の働き方についての考えを聞いたところ、最も多い回答が「同じ企業で働き続ける」で72.7%でした。また、その内訳を「既婚・未婚」でみたところ、既婚者は79.3%が「同じ企業で働き続ける」と回答したのに対し、未婚者は64.7%でした。既婚者は家庭を持つことによって、安定的な収入を求められるのかもしれません。


Q3. 【会社員】あなたは副業をしていますか。(単数回答、n=150)

 会社員エンジニアに、副業をしているか聞いたところ、「すでに副業をしている」が10.0%でした。また、「現在はしていないが、今後副業をしようと考えている(興味がある)」が28.0%、合計して38.0%と約4割近くの方が副業に興味があることがわかりました。働き方の多様性が昨今さらに活発になってきているということでしょう。


Q4. 【会社員】あなたが副業をしている、もしくは副業に興味がある理由をお答えください。(複数回答、n=57)

 また、会社員エンジニアに副業をしている、興味があると回答した方へ理由を聞いたところ、最も多い回答が「現在のお給料では生活が苦しいから」で49.1%、次いで「暇な時間を有効活用したいから」が40.4%、「本業以外でもスキルをつけたいから」が35.1%でした。スキマ時間を使って、金銭面を補填する方と自身のスキルを上げたいと考えている方が多いことがうかがえます。


Q5. 【会社員・フリーランス】現在、節約をしている項目をお答えください。(複数回答、会社員n=150、フリーランスn=150)

 前問で、会社員エンジニアが「副業をする・興味がある理由」として「現在のお給料では生活が苦しい」が最多でしたが、そもそも節約はしているのでしょうか?日々の生活の中で節約をしている項目を会社員エンジニアとフリーランスエンジニアに聞いたところ、約7割の方が節約をしていると回答しており、特に「食費」が40.7%、「光熱費」が35.7%「交際費」が32.7%でした。

物価上昇が続いている中、さらに10月から一部の食品が値上げされることから、今後も「食費」を節約する方が増えるかもしれません。


Q6. 【フリーランス】今後の働き方についての考えをお答えください。(単数回答、n=150)

 Q2で会社員エンジニアに今後の働き方について聞きましたが、同様の質問をフリーランスにも聞きました。その結果、92.7%の方が「フリーランスのまま働こうと考えている」と回答しました。会社員エンジニアは同じ企業で働き続ける人が72.7%だったため、フリーランスと比較すると20ポイントも差があることがわかりました。


Q7. 【フリーランス】「インボイス制度」導入に向けて準備をしていますか。(単数回答、n=150)

 10月からインボイス制度が施行されましたが、フリーランスの方はどのくらいインボイス制度の準備をしているのでしょうか。「すでに準備は終わっている」と回答した方はわずか26.7%で、準備が遅れていることがうかがえます。


Q8. 【フリーランス】現在抱えている案件の数をお答えください。(単数回答、n=150)

 フリーランスエンジニアに、現在抱えている案件数を聞いたところ、1件と回答した方は50.7%、2件以上と回答した方が34.0%と約3割の方が複数案件を抱えていることがわかりました。案件数を増やしたいと考える方は、フリーランスエージェントなどを利用することで、案件数を増やすことができるかもしれません。


Q9. 【会社員・フリーランス】老後のお金に関して心配をしていますか。(単数回答、会社員n=150、フリーランスn=150)

 会社員エンジニアとフリーランスエンジニアに老後のお金について聞いたところ、「心配している」と回答したのは、会社員が80.0%、(「心配している」44.0%、「やや心配している」36.0%)フリーランスが76.0%(「心配している」47.3%、「やや心配している」28.7%)という結果でした。

また、フリーランスエンジニアの保有案件数別で比較してみると、保有案件が1件以下の方は「心配している」が83.8%(「心配している」59.6%、「やや心配している」24.2%)だったのに対し、2件以上の方は60.8%(「心配している」23.5%、「やや心配している」37.3%)と、保有案件が1件以下と2件以上では23ポイントも差があることがわかりました。いくつか案件を掛け持ちすることで、老後のお金における心配が減るのかもしれません。


Q10. 【会社員・フリーランス】早期リタイアを考えていますか。(単数回答、会社員n=150、フリーランスn=150)

 会社員エンジニアとフリーランスエンジニアに早期リタイアを考えているか聞いたところ、会社員の28.0%、フリーランスの41.3%は早期リタイアを考えていることがわかりました。フリーランスは受注した額、対応案件数によって年収が大きく変わるため、高額案件や対応案件数を増やすなどして、早期リタイアを考えている方が多いのかもしれません。


Q11. 【会社員・フリーランス】現在、投資をしていますか。(複数回答、会社員n=150、フリーランスn=150)

 会社員エンジニアとフリーランスエンジニアに投資について聞いたところ、56.3%の方が投資をしていると回答しました。投資の内容としては、「株式投資」が39.3%、「投資信託」が34.0%でした。


<総括>

 10月よりインボイス制度の施行や、一部の食品で値上げが発表されました。そこで、ITエンジニアはお金に対しどのような意識を持っているのか、将来に向けてどのような対策をしているのか、会社員エンジニアとフリーランスエンジニアに「お金に関する調査」を実施しました。

その結果、年収600万円以上と回答した方が41.3%で、働き方に関してはフリーランスの92.7%が今後もフリーランスとして働きたいと回答しました。また、将来のお金に関する心配をしている人は、会社員が80.0%、フリーランスが76.0%でした。またフリーランスの中で、保有案件別にみると、1件以下の方は83.8%が老後のお金を心配しているのに対し、保有案件2件以上の方は60.8%と、23ポイントも差があり、複数案件を掛け持ちしている方は、老後のお金の心配をしている人の割合が少ないことが明らかになりました。

当社はフリーランスITエンジニアと企業をつなぐサービスを展開しており、「掛け持ち」が可能な案件も取り扱っております。

今後もフリーランスが安心して活躍できる社会をつくるために努めてまいります。


  • 調査概要

調査機関 :アン・コンサルティング株式会社

調査対象 :全国の企業にお勤めする会社員エンジニア150名、フリーランスエンジニア150名

有効回答数:300サンプル

調査期間 :2023年9月6日(水)~9月13日(水)  

調査方法 :インターネット調査

※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。


■引用・転載時のクレジット表記のお願い

本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。

<例>「アン・コンサルティング株式会社が実施した調査結果によると……」


  • アン・コンサルティング株式会社

累計掲載案件数30,000件以上、業界最大級ITフリーランスエンジニア専門サイト『フリエン』、ITフリーランスと”チョク”でつながる完全成功報酬型サービス『チョクフリ』、正社員の求人に特化した転職支援サービス『フリエン転職』を運営するITエンジニアと企業をつなぐマッチングサービス企業です。今後もITエンジニアと企業の懸け橋となれるよう、引き続きより良いサービス提供を行ってまいります。


  • 会社概要

会社名  :アン・コンサルティング株式会社

本社   :東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー29F

大阪支社 :大阪府大阪市北区中津1-15-15 中津第2リッチビル4F

福岡支社 :福岡県福岡市中央区大名2丁目9-29 第2プリンスビル 805

代表取締役:久利 鋭一

設立   :2011年1月27日

事業内容 :フリーエンジニアリング事業

      ITエンジニアに特化した採用支援事業

      ITエンジニアの案件・求人サイト『フリエン』の運営

      一律料金でフリーエンジニアと直接契約できる『チョクフリ』の運営

      正社員の求人/採用に特化した『フリエン転職』に関する一切の業務

      有料職業紹介〔13-ユ-307972〕 以上に関する一切の業務


  • 各種サイトURL

コーポレート :https://www.anconsulting.jp/

フリエン   :https://furien.jp/

チョクフリ  :https://chokufuri.jp/

フリエン転職 :https://tenshoku.furien.jp/

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会社概要

株式会社ココナラテック

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URL
https://www.anconsulting.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー29F
電話番号
03-6277-1290
代表者名
久利 鋭一
上場
未上場
資本金
6567万円
設立
2011年01月