【eラーニング不正受講、対策進むも懸念拡大】 不正受講への懸念58.0%、前回調査から2.7ポイント増加 対策実施企業は14.3ポイント増

〜8割が効果実感も、7割が「さらなる強化必要」と回答した理由とは〜

株式会社イー・コミュニケーションズ

 株式会社イー・コミュニケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役:佐藤信也)は、eラーニング研修を導入している企業の人事・総務担当者100名を対象に、eラーニングの不正に関する定点意識調査2025を実施しましたので、お知らせいたします。

 尚、本調査は2024年に発表した同内容の調査(※1)の定点観測調査です。Q1・Q4・Q5・Q6・Q8・Q10は前回調査との比較が可能な定点観測項目、Q2・Q3・Q7・Q9は今回新設の設問となります。

  • 01|約6割が、eラーニング導入企業の人事・総務担当者の不正受講を懸念、前回調査から2.7ポイント増加

  • 02|eラーニング不正受講について、55.0%が対策を実施、前回に比べ14.3ポイントアップ

  • 03|68.0%が、AI監視ソリューションに関心を示す、前回とほぼ横ばいで推移

本調査のダウンロードはこちら:https://www.e-coms.co.jp/dowloads/20251215

■調査概要

  • 調査名称:eラーニングの不正に関する定点意識調査2025

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2025年11月26日〜同年11月27日

  • 有効回答:eラーニング研修を導入している企業の人事・総務担当者100名


    ※1|eラーニングの不正受講に対する意識調査|
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000026939.html

    ※2|合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

■eラーニング不正受講への懸念、約6割の企業担当者が「心配あり」と回答、2024年と比べ2.7ポイント増加

 「【定点】Q1. お勤め先のeラーニング運用にあたり、不正受講の心配を感じたことがありますか。」(n=100)と質問したところ、「とてもある」が26.0%、「ややある」が32.0%という回答となりました。

【定点】Q1. お勤め先のeラーニング運用にあたり、不正受講の心配を感じたことがありますか。

・とてもある:26.0%

・ややある:32.0%

・あまりない:23.0%

・全くない:19.0%

・わからない/答えられない:0.0%

■職場の不正受講、56.0%が「発生」または「疑いあり」の経験あり

 「【新規】Q2. お勤め先で、過去1年間に実際に不正受講が発生したことはありますか。」(n=100)と質問したところ、「発生したことが確認されている」が16.0%、「発生した可能性がある(疑わしいケースがあった)」が40.0%という回答となりました。

【新規】Q2. お勤め先で、過去1年間に実際に不正受講が発生したことはありますか。

・発生したことが確認されている:16.0%

・発生した可能性がある(疑わしいケースがあった):40.0%

・発生していない:37.0%

・わからない/答えられない:7.0%

■実際に発生した不正受講、第1位は「他人に受講を代行させる」、第2位「複数人で解答を見せ合う」

 「【新規】Q3. Q2で「発生したことが確認されている」「発生した可能性がある」と回答した方にお聞きします。実際に発生した不正受講について、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=56)と質問したところ、「他人に受講を代行させる」が58.9%、「複数人で解答を見せ合う」が48.2%、「席を外して動画を流しっぱなしにする」が42.9%という回答となりました。

【新規】Q3. Q2で「発生したことが確認されている」「発生した可能性がある」と回答した方にお聞きします。実際に発生した不正受講について、具体的に教えてください。(複数回答)

・他人に受講を代行させる:58.9%

・複数人で解答を見せ合う:48.2%

・席を外して動画を流しっぱなしにする:42.9%

・同時に複数の人が同じアカウントで受講する:30.4%

・動画の早送りをする:26.8%

・別のウインドウで動画を開き、別のことをする:14.3%

・その他:1.8%

・わからない/答えられない:0.0%

■eラーニング不正受講の問題、「受講の効果が薄くなる」が42.0%で前年同様最多

 「【定点】Q4. お勤め先で、eラーニングの不正受講が起こることにより、どのような問題が発生すると考えますか。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「受講の効果が薄くなる」が42.0%、「教育コストの無駄が発生する」が40.0%、「従業員のスキルアップが期待できなくなる」が35.0%という回答となりました。

【定点】Q4. お勤め先で、eラーニングの不正受講が起こることにより、どのような問題が発生すると考えますか。(複数回答)

・受講の効果が薄くなる:42.0%

・教育コストの無駄が発生する:40.0%

・従業員のスキルアップが期待できなくなる:35.0%

・会社の教育制度の信頼性が低下する:33.0%

・単位認定や資格取得が不正になる可能性がある:29.0%

・業務の質が低下する可能性がある:22.0%

・法的・コンプライアンス上の問題が発生する可能性がある:21.0%

・他の従業員への悪影響がある:13.0%

・その他:1.0%

・わからない/答えられない:7.0%

■eラーニング不正受講対策、55.0%が実施、前回より14.3ポイントアップ

 「【定点】Q5. お勤め先において、eラーニングの不正受講を防ぐために現在実施している対策はありますか。」(n=100)と質問したところ、「対策を実施している」が55.0%、「対策を実施していない」が32.0%という回答となりました。

【定点】Q5. お勤め先において、eラーニングの不正受講を防ぐために現在実施している対策はありますか。

・対策を実施している:55.0%

・対策を実施していない:32.0%

・わからない/答えられない:13.0%

■実施しているeラーニング不正受講の対策、「受講ログの定期的なチェック」が63.6%、前回3位よりトップに浮上

 「【定点】Q6. Q5で「対策を実施している」と回答した方にお聞きします。eラーニングの不正受講を防ぐために、現在実施している対策について具体的に教えてください。(複数回答)」(n=55)と質問したところ、「受講ログの定期的なチェック」が63.6%、「読み飛ばし防止機能付きのシステムを導入」が61.8%、「受講内容の理解度を確認するテストの実施」が45.5%という回答となりました。

【定点】Q6. Q5で「対策を実施している」と回答した方にお聞きします。eラーニングの不正受講を防ぐために、現在実施している対策について具体的に教えてください。(複数回答)

・受講ログの定期的なチェック:63.6%

・読み飛ばし防止機能付きのシステムを導入:61.8%

・受講内容の理解度を確認するテストの実施:45.5%

・アクセス制限の強化:34.5%

・受講に合わせディスカッションやグループワークの取り入れ:30.9%

・顔認証システムの導入:14.5%

・その他:1.8%

・わからない/答えられない:0.0%

■不正受講対策、8割が「効果あり」と実感、2割は効果を疑問視

 「【新規】Q7. Q5で「対策を実施している」と回答した方にお聞きします。実施している不正受講対策の効果について、どのように感じていますか。」(n=55)と質問したところ、「非常に効果がある」が27.3%、「やや効果がある」が52.7%という回答となりました。

【新規】Q7. Q5で「対策を実施している」と回答した方にお聞きします。実施している不正受講対策の効果について、どのように感じていますか。

・非常に効果がある:27.3%

・やや効果がある:52.7%

・あまり効果がない:20.0%

・全く効果がない:0.0%

・わからない/答えられない:0.0%

■eラーニング不正対策の強化、7割以上が「必要」と回答、前年比1.2ポイント増

 「【定点】Q8. あなたは、自社においても、eラーニングの不正受講対策を強化する必要があると感じていますか。」(n=100)と質問したところ、「とてもそう感じる」が27.0%、「ややそう感じる」が44.0%という回答となりました。

【定点】Q8. あなたは、自社においても、eラーニングの不正受講対策を強化する必要があると感じていますか。

・とてもそう感じる:27.0%

・ややそう感じる:44.0%

・あまりそう感じない:23.0%

・全くそう感じない:6.0%

■eラーニング不正受講対策の課題、「効果的な対策方法がわからない」が47.0%で最多

 「【新規】Q9. お勤め先において、eラーニングの不正受講対策を実施・強化する上での課題や障壁があれば教えてください。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「効果的な対策方法がわからない」が47.0%、「システム導入や設定が複雑」が31.0%、「導入・運用コストが高い」が28.0%という回答となりました。

【新規】Q9. お勤め先において、eラーニングの不正受講対策を実施・強化する上での課題や障壁があれば教えてください。(複数回答)

・効果的な対策方法がわからない:47.0%

・システム導入や設定が複雑:31.0%

・導入・運用コストが高い:28.0%

・対策の効果が不明確:22.0%

・従業員からの反発が予想される:20.0%

・人的リソースが不足している:13.0%

・経営層の理解が得られない:11.0%

・既存システムとの連携が困難:11.0%

・その他:1.0%

・特に課題はない:13.0%

・わからない/答えられない:6.0%

■約7割が、eラーニング不正対策のAI監視に関心あり

 「【定点】Q10. あなたは、eラーニングの不正受講対策として、eラーニングの受講を監視できるAIソリューションに興味がありますか。」(n=100)と質問したところ、「とてもある」が32.0%、「ややある」が36.0%という回答となりました。

【定点】Q10. あなたは、eラーニングの不正受講対策として、eラーニングの受講を監視できるAIソリューションに興味がありますか。

・とてもある:32.0%

・ややある:36.0%

・あまりない:20.0%

・全くない:6.0%

・わからない/答えられない:6.0%

■まとめ

 今回の調査は、eラーニング研修を導入している企業の人事・総務担当者100名を対象に、不正受講の実態と対策状況を定点的に把握することを目的に実施しました。

まず、eラーニング運用にあたり58.0%が不正受講への懸念を感じており、前回調査から2.7ポイント増加しており、過去1年間に不正受講が「発生した」または「その可能性がある」とした回答は56.0%でした 。また、具体的に発生した手口としては「他人に受講を代行させる」(58.9%)が最多となり、前回調査で想定される不正として挙げられていた52.9%から増加した一方、前回トップだった「席を外して動画を流しっぱなしにする」は42.9%となり、前回から26.2ポイント減少しました 。さらに、不正受講による問題点としては「受講の効果が薄くなる」(42.0%)が前回同様に最多となっており、対策実施率は55.0%と、前回の40.7%から14.3ポイント上昇しました 。その内容として「受講ログの定期的なチェック」(63.6%)が前回3位からトップに浮上 、対策実施者の80.0%がその効果を実感しています 。一方で、今後さらなる対策強化が必要だと71.0%が感じており(前回から1.2ポイント増) 、その障壁として「効果的な対策方法がわからない」(47.0%)が最も多く挙げられました 。最後に、不正受講対策としての「AI監視ソリューション」には68.0%が興味を示しており、前回の68.3%と同様に高い関心が維持されています

今回の調査では、eラーニングを導入している企業の多くが、対策を実施しているにもかかわらず、依然として不正受講に対する懸念や実害を抱えている現状が明らかになりました。社員教育を効果的かつ効率的に行う手段としてeラーニングは不可欠ですが、その教育効果を最大化し、コストを無駄にしないためには、形骸化を防ぐ確実な対策が求められています。現状の対策に限界を感じ、より効果的な手法を模索する中で、厳格さと効率性を両立できるAI監視ソリューションへの注目度は今後ますます高まっていくのではないでしょうか。

本調査のダウンロードはこちら:https://www.e-coms.co.jp/dowloads/20251215

■eラーニングの不正受講を抑止・防止する|リアルタイム不正検知システム「サクテスAIMONITOR」

 eラーニングによるコンテンツの受講では、「受講者が動画を見ていない」(離席)、「受講者が入れ替わっている」(なりすまし)、「受講者以外も受講している」(複数人による受講)など、いわゆる不正受講が起こりがちです。サクテスAIMONITORはeラーニング受講前に本人認証、登録を行い、受講中、Webカメラやスマホのカメラでリモート監視をし続けることで、不正受講を検知するAI × クラウドサービスです。

詳しくはこちら:https://www.e-coms.co.jp/business/e-learning/sakutesaimonitor


■会社概要

会社名 :株式会社イー・コミュニケーションズ

設立  :2000年5月1日

代表者 :代表取締役 佐藤 信也

所在地 :〒106-0032 東京都港区六本木7-15-7 新六本木ビル SENQ六本木704

事業内容:1. 資格・検定試験各種ソリューションの提供

     2. 資格・試験運営コンサルティング並びにシステム設計

     3. eラーニングサービスの提供

     4. 各種コンテンツ制作、提供、販売

     5. インターネットによる販売代金の決済業務及び計算事務の受託業務

URL  :https://www.e-coms.co.jp/






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会社概要

URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都港区六本木7-15-7 新六本木ビル SENQ六本木704
電話番号
03-3560-3901
代表者名
佐藤 信也
上場
未上場
資本金
6700万円
設立
2000年05月