サイプレス、PC市場のハイボリュームセグメント向けUSB-Cコントローラーを発表
新しいサイプレスACG1Fコントローラーは、メインストリームおよびエントリーレベルのノートPCおよびデスクトップPCにUSB-Cの性能と多用性を提供
サイプレス セミコンダクタ社 (米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: CY) は2019年10月9日 (米国時間)、最新のUSB-CコントローラーとしてACG1Fを発表しました。メインストリームおよびエントリーレベルのノートPCおよびデスクトップPC向けに設計されたACG1Fは、コスト効率に優れたシングルポートUSB-Cコントローラーで、従来のUSB Type-AポートからUSB Type-Cポートに移行する必要があるシステムに最適です。
ACG1Fは、電源および故障保護のためのVBUSロード スイッチを統合しており、PCへのUSB-C普及を加速する信頼性の高いソリューションを実現します。USB-Cのプログラマビリティを実現する32ビットArm® Cortex®-M0プロセッサと16KBフラッシュを搭載するほか、Microsoftの最新USB Type-C Connector System Software Interface (UCSI) ドライバーの実装および拡張も備えており、USB-Cソリューションの開発を幅広くサポートします。
USB-C接続規格は、世界の主要PCメーカーはもとより、周辺デバイスやアクセサリー メーカーにも広く採用が進んでいます。USB-Cは、USB 3.1 (USB 3.0の2倍となる10Gbpsのデータ転送速度を実現)、Thunderbolt、DisplayPort、HDMIなどの各種規格のサポートに加え、両方向プラグをはじめとするさまざまなメリットをユーザーにもたらします。
IDC社のデバイスおよびディスプレイ担当副社長であるLinn Huang氏は「IDCはUSB-Cが現在の強い勢いを持続し、メーカーだけでなく消費者にも採用が広がることで、今後数年にわたってパーソナル コンピューター分野で最も成長著しい技術の1つになると予想しています。高速性、多用性、高信頼性を兼ね備え、ケーブルの方向を気にする必要がないUSB-Cは革新的であり、今後広く普及することが予想されています。2022年までに、ノートPC全体の80%以上がUSB-Cを搭載し、また25%がUSB-C専用モデルとなるでしょう」と述べています。
サイプレスのワイヤード コネクティビティ事業部の担当副社長であるAjay Srikrishnaは、「USB-Cコントローラーのリーディング プロバイダとして、サイプレスはACG1FによってメインストリームおよびエントリーレベルのPCおよびノートPC市場におけるリーダーシップを拡大します。このハイボリューム市場は、従来のUSB Type-AポートからUSB-Cへの移行が大規模に進むにつれ引き続き成長することが予想され、サイプレスにとって大きなビジネス チャンスとなります」と述べています。
供給体制
ACG1Fコントローラーは現在、主要OEM企業向けにサンプル出荷中で、今四半期中に量産開始を予定しています。
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サイプレスについて
サイプレスは、世界で最も革新的な車載や産業機器、スマート家電、民生機器および医療機器製品向けに、最先端の組み込みシステム ソリューションを提供するリーディング カンパニーです。サイプレスのマイクロコントローラーや、アナログIC、ワイヤレスおよびUSBベースのコネクティビティ ソリューション、高い信頼性と高性能を提供するメモリ製品は、各種機器メーカーの差異化製品の開発と早期市場参入を支援します。サイプレスは、ベストクラスのサポートと開発リソースをグローバルに提供することで、彼らが従来市場を破壊しまったく新しい製品カテゴリを歴史的なスピードで市場投入できるよう支援します。詳細はサイプレスのウェブサイト (japan.cypress.com) をご覧ください。
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