令和に即した正しい現場監督の在り方とは?工務店の全体最適をめざす「市村塾basic」がスタート!
2024年問題や現場監督の次世代育成における課題を解決
カーサ・プロジェクト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:縣 桂一郎、以下 カーサプロジェクト)と、公平な第三者による家づくりのサポートをめざす一般社団法人 住まいと土地の総合相談センター(所在地:東京都渋谷区、代表理事:市村 崇)は、次世代の現場監督教育プログラムとして「市村塾basic」を2024年夏にスタートします。
2024年問題を目前に工務店業界でも働き方改革への対応が求められる中、業界では「現場監督の高齢化」や「次世代育成」「時代に即した現場監督の在り方」など複数の課題を抱えています。
今夏スタートする「市村塾basic」では、次世代の現場監督を担う戦力を育てると共に、現場監督が正しい知識・技術を獲得することで、各工務店の全体最適に寄与したいと考えます。これにより、エンドユーザーへは住宅の正しい施工がもたらされ、工務店業界全体の発展の一助となることをめざします。
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https://www.casa-p.com/web_meeting/ichimura/202403
令和における「現場監督」の再定義
1:現場監督の現状
かつては現場に直行し、現場から直帰していた現場監督ですが、現在は内勤での事務処理も増え、現場に赴く時間を捻出することが難しい現状です。更には、2024年4月に適用開始される「働き方改革関連法」による時間外労働の上限規制など、いわゆる「2024年問題」への対応も求められています。
国土交通省が発表した「建設業を巡る現状と課題」によると、2022年時点で60歳以上の建設技能者が約78万人であるのに対し、次世代を担う29歳以下は約35万人と半分以下の割合。さらに10年後には大半が引退していることを考えると、次世代の人材採用と育成は喫緊の課題となっています。
2:令和における住宅にまつわる情報収集
インターネットやSNSの発達により、エンドユーザーの情報収集力も上がっており、これらにまつわる工務店対応も近年急増しています。有資格者の情報とは違う情報発信であることで、現場で齟齬が生じる場合もあります。
これらは現場監督が正しい知識を持っていれば正しく対応できるものですが、工務店によって知識や経験にばらつきがあるのも事実。現場監督が正しい知識を獲得しつづけることは、エンドユーザーへ高品質で安心した住宅のお引き渡しが可能となるだけでなく、次世代への正しい技術継承と育成に繋がると考えます。
「現場監督」という既成概念も、新しい状況に応じた「これからの現場監督像」へと再定義が必要になってきているのです。
現場監督の情報共有の場「市村塾」
このように業界全体でも知識や経験がまちまちな状態を危惧し、現場監督の情報共有の場づくりを目的に、専門家を中心に据えた勉強会として先だって発足したのが「市村塾」です。
住宅寿命の長いアメリカでは第三者のホームインスペクター(検査官)が、消費者目線で公平・公正な検査を実施することが一般的です。しかし日本では、既存住宅の検査や中古住宅の再活用を目的としたインスペクションはあるものの、新築分野のインスペクションはまだ一般的であるとは言えません。
そこでカーサプロジェクトは、基礎や構造・防水など多岐に渡る建築のインスペクターである市村 崇氏を講師に迎え、現場監督として一流になるための市村塾を2019年にスタートしました。そこから派生して、次世代育成の課題や「2024年問題」を鑑みた、さらに基礎の講座として今夏スタートするのが「市村塾basic」です。
「市村塾basic」前段の地域ミーティングを今春開催
他の工務店でどのようなクレームが発生しているか?どのようなトラブルが発生しているか?どんな対応をしているか…
今夏スタートの「市村塾basic」を前に、現場監理の情報共有を目的とした地域セミナーを各地で開催します。 当日は「市村塾basic」でも講師を務める市村氏をお迎えし、実際のクレームや紛争事例をご紹介しながら、正しい対応について考えていきます。
現状の危機感、現場品質の向上、工事担当の方のスキルアップの必要性、実際の事例などを交えた情報共有のミーティングとなります。現場の話、リスクヘッジなどの内容を含むため、経営者・工事責任者・工事担当者からのご参加をお待ちしています。
「これからの現場監理 ~施主クレームや紛争事例から学ぶ~」
【日 程】
岡山会場 4⽉25⽇(木)
福岡会場 4⽉26⽇(金)
名古屋会場 5⽉ 9⽇(木)
東京会場 5⽉10⽇(金)
【開催時間】
受 付 開 始:14:45~
ミーティング:15:00〜17:30
懇 親 会 :18:00〜 ※参加任意:懇親会費当日徴収
【参加費】無料
【対 象】代表者、工事責任者、工事担当
【詳細・お申込み】
https://www.casa-p.com/web_meeting/ichimura/202403
講師紹介
一般社団法人 住まいと土地の総合相談センター代表理事
市村 崇
一級建築士・ホームインスペクター
関連書籍の累計発行部数 250,000部以上(2022.6現在)
現場監督を起点に工務店業界の全体最適をめざす
元来エンドユーザーにとって、安心して依頼できる工務店が近くに複数ある状態が正しい在り方だと、私たちは考えます。何十年もその地域に浸透し、地域の困りごとや生活をサポートする、言わばインフラのひとつのような工務店があって欲しい。そのためには正しい知識を持った現場監督がいるべきだと考えます。
「市村塾」および「市村塾basic」の参加者が、正しい知識や技術をもって施工に望むのは勿論のこと、この活動をより多くの工務店と共有し、工務店業界を全体最適していくことをめざしていきます。
一般社団法人 住まいと土地の総合相談センターについて
「公平な第三者による家づくりのサポート」を活動目的とし、エンドユーザーに向けて住宅会社の選定から、契約行為、現場での隠れてしまう箇所の品質検査など、どこにも属さない公平公正な第三者であるからこそ可能なサポートを、是正が可能で約束できるサービスを提供するために、新築工事の「今」というタイミングで行っています。
一般社団法人 住まいと土地の総合相談センター
代 表 理 事 :市村 崇
所 在 地 :〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-18-3 ROOMY生稲ビル4階
事 業 内 容 :注文住宅に関するコンサルティング業務、新築工事インスペクション、既存住宅状況調査、欠陥住宅トラブルに関する相談
URL:
住まいと土地の総合相談センター https://e-home-inspector.com/
カーサプロジェクトについて
私たちカーサプロジェクトは、「日本の家づくりを変えたい」という思いから、常に業界の常識に疑問を投げかけています。さまざまな商品住宅のリリースを通して、これからも皆様と「日本の家づくりのあるべき姿」を問い続けたいと考えています
カーサ・プロジェクト株式会社
代表取締役 :縣 桂一郎
事 業 内 容 :業績支援・販売促進のコンサルタント業務、商品住宅の企画・開発
URL:
カーサプロジェクト株式会社 https://www.casa-p.com/
『casaの家』 https://www.with-casa.com
オウンドメディア『#casa』 https://hash-casa.com/
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