プレシリーズBラウンドにて総額8.5億円調達のお知らせ
この度、メトロウェザー株式会社(本社:京都府宇治市、代表取締役社⻑:古本 淳⼀、以下「メトロウェザー」)は、プレシリーズBラウンドとして、既存法人投資家であるヤンマーベンチャーズ株式会社(本社:大阪府大阪市、共同創業者/代表パートナー:尾田 伸之)、株式会社MOL PLUS (本社:東京都港区、代表:阪本 拓也)、鐘通株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:松井 宏記)に加え、新たに株主として、古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森平 英也)、東京計器株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役 社長執行役員:安藤 毅)が参画し、計5社を引受先とする第三者割当増資により、総額8.5億円の資金調達をしましたのでお知らせいたします。
本ラウンドの調達資金は、ドップラー・ライダー開発の継続と共に、2025年より本格化しておりますドップラー・ライダーの防衛・民間分野への参入に向けた事業化への推進に充て、事業のさらなる拡大を目指してまいります。

メトロウェザーは、赤外線レーザーを用いてリアルタイム風況観測を行うドップラー・ライダーの開発・製造を行っており、長年培ってきたリモートセンシング技術と独自の信号解析技術により、高精度かつ広範囲の風況観測を実現しました。さらに、各種ニーズに合わせた風況観測データを表現するUX/UIを開発しており、幅広い分野における統合したソリューションの提供を目指しております。現在は風況観測に加えて、ドップラー・ライダーの技術を活用した物体検知技術の開発にも挑戦しております。
現在、開発を進めてきたドップラー・ライダーの量産化・事業化を検討するにあたり、防衛・民間におけるニーズに対応したデュアルユースを可能とするサプライチェーンの構築と幅広い事業化を目指した取り組みを加速させております。今回調達した資金はこれらの事業化推進に充て、ドップラー・ライダーの技術で、世界の安心・安全への貢献を目指しております。
【出資各社様からのコメント】(順不同)
(新規)
古河電気工業株式会社 営業統括本部 ソーシャルデザイン統括部 統括部長 奈良 一孝様
古河電工は、先進的なドップラーライダー技術と将来性を評価し、メトロウェザーとの資本・業務提携を締結しました。すでに技術的な共創が始まっており、古河電工のコア技術の活用を通じた、ドップラーライダーの進化を加速させています。
今後、古河電工は装置製造の支援、生産性向上、共同マーケティング活動を通じて、ドップラーライダーの防衛および民間分野への展開を促進し、メトロウェザーの事業成長と社会実装に貢献していきます。
東京計器株式会社 代表取締役 社長執行役員 安藤 毅様
防衛関連産業の意見交換の場でのお声がけがきっかけとなり、このたびの業務提携に繋がりました。
風況観測のみならず、現在開発中のドップラー・ライダーによる物体検知技術は、昨今のドローンによる脅威への対策に欠かせない技術になると考えております。東京計器は航空機搭載品、艦艇搭載品を中心とした多くの防衛装備品の開発・製造に携わっており、この実績を基に、ドップラー・ライダーを防衛装備品として活用できるようメトロウェザーとともに協力してまいります。
(既存)
ヤンマーベンチャーズ株式会社 シニアキャピタリスト 野田 晴彦様
創業以来、様々な困難に直面しながらもドップラーライダーの開発と社会実装に邁進するメトロウェザーの実行力と、その事業の大きな可能性に惹かれ、前回のラウンドに続き追加投資の機会をいただきました。
昨年は、ヤンマーグループのヤンマーサンセットマリーナで開催されたドラゴン級国際ヨットレース「BIWAKO DRAGON INVITATION 2024」にて、ライダーを用いたリアルタイム風況観測データをご提供いただきましたが、大会に出場した各国を代表するセイラーの方々からも大変な好評でした。メトロウェザー社の小型ドップラー・ライダーは、多岐に渡る社会課題の解決や、新たな体験価値の創造に貢献するものと期待しています。
株式会社MOL PLUS 代表 阪本 拓也様
海運/海洋事業×風況 は密接に関係しています。海運業界には、安全輸送・風力エネルギー利活用の両面で事業創出を生み出す大きなポテンシャルがあります。さらなるドップラー・ライダーの社会への普及に向けて、商船三井グループの事業領域である海運・ロジスティクス分野におけるエンドユーザーとして、風況計測・予測ソリューションの用途探索と活用領域の拡大に貢献していきます。メトロさんの『風を制する』旅において、追い風を吹かせます!
鐘通株式会社 代表取締役社長 松井 宏記様
メトロウェザー社は、リモートセンシング技術と信号解析の融合により、風況観測の新たな可能性を切り拓いてこられました。空の流れを「見える」技術に挑み続けるその姿勢に、私たちは深く共感しております。空の安全・安心に対する社会的ニーズが一層高まる中、ドップラー・ライダーの量産・事業化が加速し、防衛・民間を問わず多様な分野における社会実装が本格的に進展していくことを大いに期待しています。今後も、技術と現場をつなぐパートナーとして、同社の持続的な成長と社会的価値の創出を継続して支援してまいります。
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