富士通とYEデジタル、SAPビジネスにおける戦略的協業に合意

「SAP S/4HANA」へのトランスフォーメーションを両社で強力に支援

YEデジタル

「SAP ERP」のメインストリームメンテナンスが原則2027年に終息することに伴い、富士通と YEデジタルは、「SAP S/4HANA®」へのコンバージョンを強力に支援することを目的に、3月10日に戦略的協業に合意しました。
https://www.ye-digital.com/

 

富士通株式会社
株式会社YE DIGITAL


富士通株式会社(注1、以下 富士通)と株式会社YE DIGITAL(注2、以下 YEデジタル)は、SAP SE(注3)(以下、SAP)が提供する「SAP ERP」のメインストリームメンテナンスが原則2027年に終息することに伴い、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の基盤となる「SAP S/4HANA®」へのコンバージョンを強力に支援することを目的に、2022年3月10日に戦略的協業に合意しました。

本協業では、富士通が有する、「SAP S/4HANA」への移行手法の一つである「BLUEFIELD™」(注4)コンバージョンをはじめとするSAP関連技術やノウハウと、YEデジタルが有する製造業への高い業務知見を駆使したコンサルティングノウハウを組み合わせ、両社でお客様の「SAP S/4HANA」への移行プロジェクトに対応する体制を構築します。

さらに、お客様のニーズに合わせて、エンタープライズアーキテクチャ(注5、以下 EA)基盤である「SAP® Business Technology Platform」(以下、「SAP BTP」)に搭載されたデータ分析などの様々な機能を追加して提供します。

両社は今後も、お客様のSAPビジネスパートナーとして、最新テクノロジーを活用した経営課題解決により、お客様ビジネスのさらなるDXの加速を支援します。 
 
  • 背景
現在、ERP領域でグローバル No.1シェアを持つ「SAP ERP」のメインストリームメンテナンスが、原則2027年に終息する予定のため、後継製品として「SAP S/4 HANA」への移行を検討されているお客様が増加しています。

既存の「SAP ERP」ユーザーである多くのお客様では、「SAP S/4HANA」の導入により、業務変革などの付加価値を期待している一方で、移行のコストや移行期間中のシステム稼働などについて課題を持っており、個々のお客様のニーズを汲み取り、最適な形で移行することが重要になっています。
 
  • 協業の概要
本協業は、富士通とYEデジタルが互いの技術やノウハウなどの強みを持ち寄り、「SAP ERP」の現行ユーザーに対して、「SAP S/4HANA」へのスムーズな移行に加え、お客様のニーズに合わせて業種固有の機能などを付加して提供することで、お客様のビジネスを強力に支える基盤を提供します。具体的な取り組みとしては以下の通りです。

1.最新の移行手法や製造業への高い業務知見を結集し、「SAP S/4HANA」への移行を強力に支援

「SAP S/4HANA」への基幹システムの移行において、富士通は、「BLUEFIELD™」コンバージョンを活用した最先端の移行手法やこれまでの製造業やSAPビジネスで培ってきたプロジェクトノウハウ、PoC環境などを提供します。
YEデジタルは、製造業の業務変革に必要となるコンサルティングノウハウや、SAP製品上のデータ移行におけるプロジェクトノウハウ・技術支援を提供します。

これら両社の強みを組み合わせて提供することで、システムの停止期間を限りなく短くして「SAP S/4HANA」へ移行するだけでなく、移行に伴う業務の見直しや新たに必要となるシステムの導入など、お客様の現行業務における課題解決も合わせて支援します。

2. EA基盤の導入により、AIやIoTなどの最新技術へ対応

「SAP S/4HANA」への移行時に、AIやIoTなど最新技術を活用可能にするSAPの開発・データ連携基盤「SAP BTP」をお客様のニーズに合わせて導入可能な体制を両社で構築します。

両社で培ってきた「SAP BTP」関連の先進技術や開発ノウハウを駆使してPoC支援などを包括的に行うほか、富士通の製造業向け個別受注生産ソリューション「Fujitsu Application for SAP® Solutions Mass Customization」のテンプレ-トをYEデジタルとも共有し、「SAP S/4HANA」に搭載されていない業種固有の付加機能を「SAP BTP」の環境上で構築・連携して提供することで、「SAP S/4HANA」に依存しない柔軟性の高い環境を実現します。

関連リンク
・「SAP S/4HANA® BLUEFIELDコンバージョンサービス」紹介ページ(富士通):
https://www.fujitsu.com/jp/services/application-services/enterprise-applications/sap/services/s4hana-bluefield/
・EAコンサルティングサービス 紹介ページ(富士通):
https://www.fujitsu.com/jp/services/application-services/enterprise-applications/sap/services/ea-consulting/
・「Fujitsu Application for SAP® Solutions Mass Customization」紹介ページ(富士通):
https://www.fujitsu.com/jp/services/application-services/enterprise-applications/industry/fj-apps/mass-customaization/

<注釈>
(注1)富士通株式会社:本社 東京都港区、代表取締役社長 時田 隆仁
(注2)株式会社YE DIGITAL:本社 福岡県北九州市、代表取締役社長 遠藤 直人
(注3)SAP SE:本社 ドイツ バーデン・ビュルテンベルク州、CEO Christian Klein
(注4)「BLUEFIELD™」:SNP(シュナイダー・ノイライター・アンド・パートナー SE)が開発したデータ変換プラットフォーム「CrystalBridge®(クリスタルブリッジ)」を活用し、「SAP S/4HANA®」への移行において、業務改革を伴いながら移行可能な柔軟性とダウンタイムの削減が可能な新しい移行方式。
(注5)エンタープライズアーキテクチャ:大企業や政府機関などの資源配置や業務手順、情報システムなどの標準化、全体最適化を進め、効率の良い組織を創り出す設計手法。

※ 記載されている会社名、商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※ 掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。


(会社概要)
<商号>   株式会社YE DIGITAL (YE DIGITAL Corporation)
<設立>   
1978年2月1日
<代表者>  代表取締役社長 遠藤直人
<本社所在地>福岡県北九州市小倉北区米町二丁目1番21号
<事業内容>
ビジネスソリューション

   ‐ ERPグローバル展開支援
   ‐ 顧客業務システム導入
   ‐ 健康保険システムの構築
   ‐ システムコンサルティング
・  IoTソリューション
   ‐ ソーシャルIoT
   ‐ AI・ビッグデータ分析
・  サービスビジネス
   ‐ 運用支援
   ‐ アフターコンサル
<沿革>
・1978 安川情報システム(株)創立
・2003 東証2部上場
・2019 社名を(株)YE DIGITALに変更
・2020 本社を北九州市小倉北区に移転
<企業ホームページ>
https://www.ye-digital.com/
 

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会社概要

株式会社YE DIGITAL

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URL
https://www.ye-digital.com
業種
情報通信
本社所在地
福岡県北九州市小倉北区米町二丁目1番21号 APエルテージ米町ビル
電話番号
093-552-1010
代表者名
玉井 裕治
上場
東証スタンダード
資本金
7億500万円
設立
1978年02月