Beyond the numbers: データストーリーテリングが コミュニケーションを再定義する方法
84%のビジネスパーソンが毎週データを扱う一方で、3人に2人が“データ不安”を抱えている—Canvaの調査が明かす「データのパラドックス」
マーケティングおよび営業担当者2,400人以上を対象とした世界規模の調査によると、
データへの依存が高まる一方で、データ活用能力が不足しており
生産性の向上を妨げていることが明らかになりました。
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65%がデータに関する不安を抱え、26%はデータ自体を避ける傾向にある
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84%が週に1回以上データやスプレッドシートを扱う必要のある業務についている
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79%がデータ活用の効率性を高めたいと考えている
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66%が過去2年間で職場におけるデータへの依存度が高まったと回答
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75%はAIがデータ関連業務をサポートしてくれると楽観視している
世界随一のオールインワンビジュアルコミュニケーションプラットフォームであるCanva(キャンバ)は本日、「Beyond the numbers: データストーリーテリングがコミュニケーションを再定義する方法」と題したレポートを発表しました。本レポートでは、現代の職場が抱える重大な課題が明らかにされています。データがビジネスオペレーションに不可欠なものとなっている一方で、営業やマーケティングといった外部対応を担うチームは、複雑な意見や考えを確かに説得力のあるストーリーへ落とし込むことに難しさを感じています。その結果、生産性の低下やデータの誤用、職場の不安感の増大につながり、最終的には本来得られるはずの知見の力を十分に引き出せていない現状が浮き彫りになりました。
本レポートは、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域にわたる2,400名以上のマーケティングおよび営業担当者からの回答に基づき、従来のデータ活用アプローチが現代のチームにおいて機能していない理由を明らかにし、ビジネスリーダーが、インパクトを生み出すデータストーリーテリングのスキルに投資することで得られる戦略的な機会について明らかにしています。
日本における調査結果は以下の通りです。
自信と能力のギャップが生産性を妨げている
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60%がデータ処理に自信があると回答しているものの、データ処理が中心のタスクに着手する際に自信があると回答したのはわずか34%
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54%がデータ分析と解釈に自信があると回答しているものの、40%が表計算ツールでエラーを起こし、業務に影響を及ぼしている。
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34%が数式処理に苦戦
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27%が複雑な表計算ツールの解釈に苦戦
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37%が分析作業に課題を感じている
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75%の企業がデータリテラシー研修を提供しているにもかかわらず、65%が依然としてデータに対する不安を経験している
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26%はデータの価値を認識しているにもかかわらず、データ関連業務を積極的に避けている
マーケティングや営業チームにとって、社内の利害関係者、既存顧客、潜在的な購入者に響くストーリーを構築するためにデータを必要とする場合、このようなデータ回避行動はビジネス成果に重大な影響を与える可能性があります
データストーリーテリングは不可欠だが、課題も多い
データの存在はこれまで以上に多くの意思決定を支えており、企業は競争力を維持するためにデータに基づく知見への依存を一層強めています。
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66%が過去2年間で企業のデータ依存度が上昇したと回答
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77%が職務においてデータリテラシーが求められていると回答
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84%が週に1回以上データや表計算ツールを扱っていると回答
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81%がデータを可視化する方法を用いることでプレゼンテーションに自信が持てると回答
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85%がデータの可視化は信頼性を高めると回答
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33%が依然として、効果的にデータを可視化することに苦労していると回答
企業がますます多くのデータを扱う中で、数値を魅力的なストーリーに変換する力は、もはや一部の専門スキルではなく、重要なビジネス能力へと変化しています。
AIと最新のデータツールはギャップを埋める鍵
伝統的なデータツールの活用方法は現代のチームにとって機能せず、摩擦と混乱を生み出し、データに裏付けられた直感的なストーリーへの道筋を提供できていません。
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56%が異なるデータツール間の切り替えが困難だと感じている
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68%がより使いやすいデータ可視化ツールの採用を検討している
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54%が新しいソリューションの習得に最大3時間費やす意思があると回答
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75%が、AIによって面倒な作業の自動化や効果的なデータ可視化の提案が可能になり、データ活用の能力が向上すると考えている。一方で、その多くが、信頼性、正確性、そしてAIが創造性に与える影響について依然として懸念を抱いている
先進的なリーダー達は、視覚的データの活用に特化したツールに投資し、チーム全体のデータリテラシー向上を重要視しています。これは、現代のマーケティングおよび営業担当者が、データが持つ組織全体への可能性をまだほんの一部しか引き出せていないという認識に基づいています。
Canva Japanのカントリーマネージャー高橋敦志は以下のように述べています。
「今の時代、ただデータを見せるだけでは、人の心は動きません。大切なのは、どう話を紡ぎ、どんなストーリーを描くかです。企業の持つ力を最大限に引き出すには、分析やデータを、いかに魅力的なストーリーへとつなげられるか——そのためのチームとツールが欠かせません。Canvaを使えば、チーム全員がデータの専門家である必要はなくなります。誰でもデータを扱いやすくなり、その本質を引き出しながら、視覚的に伝える力を手に入れられるのです。つまり、誰もがデータに言葉と意味を与え、ストーリーを語れるようになるのです。」
データストーリーテリングは単に競争における強みではなく、ビジネスにおいて不可欠な要素です。チームがキャンペーンの成果を効果的に可視化したり、データに裏付けられた顧客の洞察を提示したりできれば、企業はより賢明な意思決定を行い、定量的な成長を実現することができます。「Beyond the numbers: データストーリーテリングがコミュニケーションを再定義する方法」は、リーダー達にデータの効果的な活用方法を示すロードマップを提供します。
大手企業が、どのように自信と能力のギャップを埋めてチームのデータストーリーテリング習得を支援しているのか、詳しくはこちらのレポートをご覧ください。次の一歩を踏み出したい方に向けて、Canvaシートを含むCanvaの新しいツールや最新のデータ視覚化機能をはじめ、優れたアイデアを実践的に活用する具体的な方法を紹介しています。
調査方法について
CanvaはPure Spectrumに調査を委託し、マーケティングおよび営業担当者2,457名を対象に今回の調査を実施しました。内訳としては、米国305名、英国305名、オーストラリア308名、フランス307名、ドイツ301名、スペイン309名、インド313名、そして日本309名の該当者を対象に調査が行われました。
Canvaについて
2013年創業のCanva(キャンバ)は、ビジュアルコミュニケーションとコラボレーションのために構築された世界有数のオールインワンプラットフォームです。あらゆる人がデザインで輝けるようにするため、Canvaは世界190か国以上の大企業、中小企業、個人、学生のクリエイティブおよびデザインニーズに応えています。
デザインの第一歩を踏み出す初心者から、パワフルなツールを求めるプロのクリエイターまで、Canvaはユーザーが思いついたアイディアを美しい作品に仕上げるために必要なものを提供します。デザイナーが手がけた世界最大規模のコンテンツライブラリを基盤に、Canvaは多彩なプロダクトと独自のAIツールを搭載。個人やチームが、より直感的にクリエイティブを生み出し、協力しながらスムーズにコミュニケーションできる環境を提供します。
CanvaではAIツールを多数提供しており、クリエイティブ作業を効率化します。例えば、「コード生成」では簡単にコードを作成でき、「AI動画生成」や「AI音声」を活用すれば、素早く魅力的なコンテンツを作成可能です。さらに、「フローチャート」や「グラフ作成ツール」により、データや情報を視覚的に整理し、ビジネスでの活用が広がります。
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