2050年の未来を再現。生産危機のコーヒーやスイーツを提供食の未来を味わい、気候変動を楽しく学ぶフェアトレード月間の5月に期間限定POP-UPオープン!

~青山学院大学との産学連携の企画展示、髙梨沙羅さんらのトークイベントも実施~

認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(東京都中央区 事務局長 潮崎 真惟子)は、フェアトレード月間である5月に全国の企業・団体 150社以上と連携した持続可能性と気候変動に関する国内最大規模の啓発キャンペーン「ミリオンアクションキャンペーン2024」を開催。その一環として、2050年の未来を味わい、現在の食と生活のあり方を考えるポップアップショップを2024年5月9日(木)〜5月22日(水)東京・渋谷に期間限定オープンします。

  • コーヒー豆やカカオが歴史的高騰!気候変動で危ぶまれる食の未来

今春、コーヒー豆やカカオ豆の先物取引価格が国際市場で過去最高値を記録しました。カカオ豆に至っては、過去1年で3倍の価格に跳ね上がり「銅」より高値になっています。これらの価格高騰の背景には地球温暖化による異常気象など様々な問題が関係しており、2050年には気候変動の影響でコーヒーの栽培地が50%に半減(アラビカ種) 、カカオの木は西アフリカでは生育が難しくなる、バナナは病気により絶滅してしまうかもしれないなど、多くの産品が持続可能ではなくなると言われています。

このような状況の中、持続可能な食料生産と環境保護を促進する点からも注目されるのが“フェアトレード”。メーカーや消費者の意識の高まりなどにより、国内の最新市場規模は200億円と過去最高を記録していますが、直近の“カカオショック”の発生状況的にも楽観視できず、1人当たりの年間購入額は欧州の国比較で100分の1に近い状況であり、環境や人権に配慮した原料調達の遅れを表しています。

  • 未来の食をイメージした「2050年カフェセット」で容量半分のコーヒーやお菓子を提供

今年は気候変動の危機を広く知っていただくために、「想像できる?【  】のない未来」をキャッチコピーにキャンペーンを開催。期間中の企画として東京・渋谷スクランブルスクエアに、POPUPショップをオープンします。

当たり前の食・日常生活がなくなってしまうかも知れない2050年の未来に目を向けることで今の世界に警鐘を鳴らし、持続可能な食品の重要性を訴えるための取り組みの一環として、グラスに半分しか入っていないコーヒーや、チョコレートの量が激減したチョコクッキーなど、2050年には食べられなくなる可能性のあるカフェメニューをイメージした「2050年カフェセット」を提供します。また、様々なフェアトレード商品を展示・販売するコーナーでは、青山学院大学との産学連携プロジェクトとして、商品セレクトや企画・当日の販売などを学生が担当。5月11日(土)の世界フェアトレード・デーには、キャンペーンアンバサダーの髙梨沙羅さんらによるトークショーなども実施します。


  • 「2050年カフェセット」メニュー詳細

■2050年カフェセット 1,100円(税込)

気候変動により、カカオ豆、コーヒー豆などの生産量が減少する中、2050年の状況をイメージしたグラス容量の半分しかない「2050年コーヒー」、チョコレート量が極端に少ない「チョコクッキー」、元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬 俊朗 氏が運営するカフェで提供する「1/4甘酒バナナケーキ」をセットで提供いたします。(数量限定:1日10セット)

◆2050年コーヒー 

「2050年コーヒー問題」として気候変動の影響でコーヒーの栽培地(アラビカ種)が現在の半分に減る可能性があると言われています。そこで現在と同じ価格では2050年にはグラスの半分の量しかコーヒーが提供されないことを表現し、グラス半分の2050年コーヒーを提供します。

 ◆2024年 と 2050年のチョコクッキー

カカオ豆が「銅」より高い値段となり、その高騰ぶりから“カカオショック”より高い値段となり、その高騰ぶりから“カカオショック”とも呼ばれる現状を踏まえ、カカオ豆の生産量が削減する未来をイメージ。チョコレートがほぼ含まれていないほぼクッキー状態のチョコクッキーを提供します。

 ◆1/4甘酒バナナケーキ

キャンペーンアンバサダーであり、元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬 俊朗 氏にご協力いただき、廣瀬氏が運営する甘酒・発酵食品や日本古来の食材をつかったカフェ「CAFE STAND BLOSSOM」の甘酒バナナケーキを提供いたします。病害により絶滅の危機に瀕しているとも言われるバナナの状況を踏まえ、1/4サイズにて提供します。

  • 3つのポイント~気候変動の深刻な影響とフェアトレードを体感~

昨年のイベントの様子昨年のイベントの様子

①「フェアトレード×気候変動」をテーマに食べて、学んで、買える体験型のPOPUP

気候変動で生産量減少が危ぶまれる農産物を使用したメニューの飲食の他、学べるコーナーとしてフェアトレードに関連する最新情報、現地の様子や生産者を紹介する展示を実施。また、コーヒー・紅茶、チョコレートの他、ハチミツやコットンハンカチなど様々なフェアトレード商品に実際に触れたり購入したりする中で、体感しながら気候変動の深刻さやフェアトレードについて知る事ができます。


②フェアトレード大学である青山学院大学との産学連携プロジェクト

数あるフェアトレード製品の中から青山学院大学の現役学生が展示販売する製品をセレクト。紹介コメントを添えて販売するほか、フェアトレードに関する説明など接客も担当します。


③世界フェアトレード・デーにアンバサダー髙梨沙羅さんらによるトークイベント

世界フェアトレード・デーである5月11日(土)13時〜14時に、「ミリオンアクションキャンペーン」アンバサダーでスキージャンプ選手の髙梨沙羅さん、フリーアナウンサーの望月理恵さん、エシカルコーディネーターのエバンズ亜莉沙さんによるトークイベントを実施。「気候変動×フェアトレード」をテーマに、登壇者がそれぞれの業界の課題を踏まえて、自分たちに何ができるか、今後何をしていくかを語っていただく予定です。(渋谷スクランブルスクエア12階 Scene12)

  • ポップアップ開催概要

◆期間:2024年5月9日(木)〜5月22日(水) 

◆場所:渋谷スクランブルスクエア 7階 「L×7」(エルバイセブン)

(東京都渋谷区渋谷2-24-12)

◆内容:フェアトレード×気候変動をテーマにした体験型ポップアップ

   (「2050年カフェ」、フェアトレード製品の展示販売、フェアトレードに関する展示など)

  • トークイベント開催概要

◆日時:2024年5月11日(土)  13:00~14:00 

◆会場:渋谷スクランブルスクエア 12階 Scene12(東京都渋谷区渋谷2-24-12)

◆登壇者:髙梨 沙羅 女子スキージャンプ選手

     望月 理恵 株式会社セント・フォース 取締役/フリーアナウンサー

     エバンズ 亜莉沙 エシカルコーディネーター

◆内容:「気候変動×フェアトレード」をテーマにしたトークセッション、質疑応答

  • ミリオンアクションキャンペーン2024

1アクションにつき1円を生産者へ寄付

フェアトレード月間である5月に企業・団体からの協賛金を原資として、最終合計アクション数に応じて「1アクション=1円」を途上国の生産者に支援金として送る「ミリオンアクションキャンペーン」を実施します。アクション数に関しては、フェアトレード商品の購入、#fairtrade2024をつけてSNS投稿、イベント参加など、合計250万アクションを目標としています。未来の食について知ってもらい、共感いただくことで、行動に移していただくことを目指しています。

キャンペーン概要

期間:5月1日(水)~5月31日(金)※一部4月末実施の関連イベントも含む

参加方法:フェアトレード商品を購入、SNSに#Fairtrade2024をつけてフェアトレードに関する内容を投稿、フェアトレードのイベントに参加などフェアトレードに関するアクションを行う

特設サイト:https://fairtrade-campaign.com/


【認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン】

1993年設立、2023年11月に30周年を迎えた認定NPO法人。国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)の構成メンバーとして、日本国内における国際フェアトレード認証ラベルの認証・ライセンス事業、フェアトレード の啓発・アドボカシー活動を行います。国際フェアトレードラベル機構は、公正な取引を通じた世界の貧困問題の解決、生産者の持続可能な生活の実現を目指して1997年設立された国際組織。現在開発途上国 70カ国・200万人以上の生産者・労働者と消費国30カ国メンバーが参加しています。

公式HP:https://www.fairtrade-jp.org/

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会社概要

URL
https://www.fairtrade-jp.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都中央区日本橋富沢町11-6 英守東京ビル3階
電話番号
-
代表者名
堀木一男
上場
未上場
資本金
-
設立
1993年11月