Snowflake、Anthropicとの協力によりClaudeモデルをAIデータクラウドに直接導入

Snowflake合同会社

  • SnowflakeとAnthropicが複数年にわたる戦略的パートナーシップを締結し、Anthropicの業界トップクラスのClaudeモデルをSnowflake Cortex AIを通じて提供

  • Anthropicの最新モデルClaude 3.5 Sonnet、AWS上のSnowflakeのセキュリティおよびガバナンスの枠組み内で利用可能に

  • Claudeは、Snowflake IntelligenceやCortex AnalystなどのSnowflakeのエージェント型AI製品を支える主要な大規模言語モデルとして機能

※本報道資料は米国スノーフレイク社が11月20日に発表した内容の抄訳です。

AIデータクラウド企業であるSnowflake(ニューヨーク証券取引所:SNOW)とAIの安全性に関する研究を行う企業であるAnthropicは本日、複数年にわたる戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。このパートナーシップにより、最先端のモデルを活用して、グローバル企業が簡単で効率的な、信頼できるAI製品、アプリおよびワークフローを開発し拡張できるようになります。Anthropicの最新の Claude 3.5モデルは、Amazon Web Services(AWS)上のSnowflake Cortex AI内で安全に利用できるようになります。Snowflake Cortex AIは、Snowflakeが提供するフルマネージドのAIサービスで、一連の生成AI機能を提供します。さらに、Snowflake IntelligenceCortex AnalystといったSnowflakeのエージェント型AI製品は、これらのエクスペリエンスを強化する主要な大規模言語モデル(LLM)の1つとしてClaudeを活用します。


Claudeのクラス最高の推論、計画、問題解決能力を、世界中の10,000以上の組織から信頼されているSnowflakeの業界をリードするプラットフォームと組み合わせることで、企業は会話型アシスタントや大規模な言語処理を通じてデータの可能性を最大限に引き出すことができます。Claudeの高度な言語モデルにより、Snowflakeのデータエージェントがデータをより深く分析し、アドホック分析を実行し、視覚化を生成し、その他のマルチステップのワークフローを実行する能力をさらに強化します。

さらに、Snowflake Horizon カタログのエンタープライズグレードの強力なコンプライアンス、セキュリティ、プライバシー、検出、コラボレーションといった機能がCortex AIにネイティブに統合されているため、ユーザーはきめ細かいアクセス制御とガバナンスガードレールとともに、最新のClaude 3.5モデルを活用できます。これにより、高精度な結果を提供する信頼できるAIが実現します。


Snowflakeのプロダクト担当EVPであるChristian Kleinermanは次のように述べています。

「Anthropicとのパートナーシップは、企業の幅広いユースケースに対応する、簡単、効率的、信頼できるAIを世界中の何千ものお客様に提供するという当社の取り組みを拡大する上で、大きな前進を意味するものです。Anthropicが提供する業界をリードするモデルを、AIデータクラウドのセキュリティとガバナンスの境界内で既存の顧客のエンタープライズデータに導入することにより、企業はこのデータをエージェント型ユースケース、コーディングアシスタント、ドキュメントチャットボット、非構造化データ分析などに活用する新しい方法を解き放つことができます」

Anthropicのプロダクト担当副社長であるMichael Gerstenhaber氏は次のように述べています。

「Claudeを活用することで、当社は、安全性と信頼性において堅牢な基準を維持しつつ、画期的なAI研究を企業がすぐに使用可能な強力で信頼できるツールへと変換しています。Snowflakeとのパートナーシップにより、あらゆる規模や業界の企業が安全なデータ環境内で当社の最先端モデルにアクセスできるようになります。私たちは連携して、Snowflakeのお客様がClaudeの優れた推論能力と問題解決能力を活用し、最も複雑なビジネス課題に取り組む革新的なアプリケーションを構築できるよう支援します」

Hexの共同創設者兼CEOであるBarry McCardel氏は次のように述べています。

「AIは、チームがデータから洞察を得る方法に新たな可能性をもたらしています。当社のMagic AI機能により、ユーザーは自然言語を使用して簡単に質問し、回答を得て、より優れた意思決定を行うことができるようになります。また、AnthropicのClaudeがSnowflake Cortex AIに統合されたことで、お客様は、高度なセキュリティとガバナンスを備えた既存のSnowflake環境を利用しつつ、最先端のモデルでこれらの機能を活用できるようになります」


ClaudeをAIデータクラウドに統合する

MIT Technology Review Insightsの新しいレポート「Data Strategies for AI Leaders(AIリーダーのためのデータ戦略)」によると、自社のデータファウンデーションで生成AIアプリを「すぐに使える」と回答した企業はわずか22%でした。生成AIの巨大な可能性を考慮すると、この数字は驚くほどの低さです。Snowflakeは、Anthropicとのパートナーシップにより、お客様がAnthropicの最新モデルに迅速かつ簡単にアクセスし、最先端の生成AIアプリ、Copilot、エージェントなどを構築できるようにします。同時に、業界をリードするSnowflakeのプラットフォームをデータファウンデーションとして活用し、Snowflakeのセキュリティとガバナンスをデータレベルで組み込み、アプリケーションスタック全体に拡張することで、企業がAnthropicの最先端モデルを使用してデータからさらに価値を引き出すことを可能にします。

Anthropicの最新モデルであるClaude 3.5 Sonnetは、Amazon Bedrockが利用できる米国内の一部のAWSリージョンで利用可能になります。Claude 3.5 Sonnetを使用することにより、企業は、高度な推論能力と、まるで人間のような自然な会話能力を手に入れ、ユーザーが企業データと簡単に会話できるようにCortex AIのチャットボットを強化できます。業界をリードするClaudeの高精度かつ広範なコンテキストウィンドウにより、企業は、顧客のドキュメントから技術仕様に至るまで、ナレッジベース全体にわたって、より信頼性の高い事実ベースの応答を提供するミッションクリティカルなAIアプリを確実に構築できます。Anthropicのモデルは継続的に改良されるため、パフォーマンス、速度、コストのバランスは最適化され、企業は効率を維持しながら、実際のビジネス価値を高める実稼働グレードのAIソリューションをAIデータクラウド内に導入できます。


この複数年にわたるパートナーシップの一環として、SnowflakeはエージェントAIサービスを強化する主要モデルの1つとしてClaudeを使用することも確約しました。SnowflakeのエンタープライズAI製品とチャットボットは、すぐに使えるようにClaudeに最適化された状態で提供されるため、ユーザーは市場投入までの時間を短縮し、業界をリードする精度とスケーラビリティでその価値を実感できるようになります。さらに、Snowflakeは社内のユースケース用にClaudeを導入し、Snowflakeの従業員が高品質のエージェント型ワークフローをすぐに作成できるようにします。

企業は、自社の特定のユースケースに最適なモデルを評価して選択できるようにCortex Playground(現在パブリックプレビュー中)を使用してモデルを比較できます。応答を生成・比較するために設計された統合インターフェイスであるCortex Playgroundを使えば、ユーザーはClaudeプロダクトスイートから目的のモデルをテストできるだけでなく、Cortex AIで他の主要プロバイダーのモデルオプションAI21 Labs、Google、Meta、Mistral AI、Reka、Voyage AIなど)もテストできます。


詳細情報

  • BUILD 2024」で発表されたすべてのイノベーションと発表については、Snowflakeの年次開発者会議で紹介しています。BUILD サイトでセッションのリプレイやデモをご覧いただけます。

  • ラスベガスで開催されるAWS re:Invent 2024におけるSnowflakeスポンサーのブレイクアウトセッションで、グローバル企業がどのようにSnowflake Cortex AIを活用して価値を創出しているか説明しています。セッションにご登録ください。

  • BayerSiemens Energyなどの業界をリードする企業が、生成AIを使用して収益を増やし、生産性を向上し、エンドユーザーへのサービスを改善している方法については、eBook「Secrets of Gen AI Success 」でご覧いただけます。

  • LinkedInX(旧Twitter)でSnowflakeの最新情報やお知らせを発信しています。


このプレスリリースには、明示または黙示を問わず、(i)Snowflakeの事業戦略、(ii)開発中または一般に提供されていないSnowflakeの製品、サービス、テクノロジー、(iii)市場の拡大、トレンド、競争状況に関する考察、(iv)Snowflake製品とサードパーティプラットフォームの統合およびサードパーティプラットフォーム上でのSnowflake製品の相互運用性と可用性についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが証券取引委員会に提出するForm 10-Q(四半期レポート)やForm 10-K(年次レポート)内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。  これらの記述は、初回記述日の時点に限った記述であり、かかる記述の時点で入手可能な情報に、および/または経営陣がかかる時点で抱いていた誠実な信念に、基づいています。法律で義務付けられている場合を除き、Snowflakeには、本プレスリリース内の記述を更新する義務または意図は、一切ありません。そのため、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用してはなりません。 


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Snowflakeについて

Snowflakeは、シンプルかつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。SnowflakeのAIデータクラウドは、世界最大規模の数百の企業を含む世界中の数多くのお客様に利用されており、データ共有、AIによるビジネスの強化に貢献しています。これからは、エンタープライズAIの時代です。詳しくは、snowflake.com/ja/(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。

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会社概要

Snowflake合同会社

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業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39階
電話番号
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代表者名
東條英俊
上場
未上場
資本金
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設立
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