ベッコフオートメーション、日本国際工作機械見本市(JIMTOF2024)に出展
「PCベースCNCを用いた切削加工モニタリング研究事例」をテーマに展示
ドイツの大手制御機器メーカー・ベッコフオートメーション株式会社(神奈川県横浜市 代表取締役社長 川野俊充)は、2024年11月5(火)〜10日(日)に東京ビッグサイトで開催される第32回日本国際工作機機械見本市(JIMTOF 2024)に出展いたします。(展示ブース:東5ホールE5019)
JIMTOF2024ではPCベースCNCを用いた切削加工モニタリング研究事例をテーマに展示します。自由な制御実装が可能なPCベースCNCの活用事例として機械学習を用いた切削加工研究およびドイツ研究機関での工作機械研究を紹介します。ワークショップ(11/8開催)においても、上記の取り組みを詳しく解説いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
ベッコフオートメーション⽇本法⼈ 代表取締役社⻑である川野俊充は、今回の出展にあたり以下のようにコメントしています。
【ベッコフオートメーション 川野 俊充 コメント】
制御技術でメカの実力を引き出す、科学的・実践的な取り組みを工作機械に適応した当社の成果を展示します。機械の状態を監視し、機械学習などによる独自のアルゴリズムでリアルタイムに補正するような先進的な機能をTwinCATで開発可能であることを機械メーカの開発者の皆様にお伝えできれば幸いです。
■ベッコフオートメーションとは?
ベッコフオートメーションはPC制御に特化した制御装置メーカーです。「TwinCAT」という独自のソフトウェアを活用し、Windows OSのパソコンをCNCやPLCとして活用することが可能です。これにより、リアルタイムな機械装置の制御を実現しています。また、ベッコフは極めて高速で同期性の高い「EtherCAT」というオープンな通信プロトコルの開発元でもあります。現在7,800を超える企業・組織がEtherCATの会員に加入しており、世界最⼤級の通信プロトコルとして知られています。 これらのTwinCATとEtherCATの技術を用いたPCコントローラは、オープンで自由度の高いCNCとして工作機械の制御に活用されています。
■展示のみどころ
工作機械のCNCの多くはブラックボックス化されており、切削加工の状態を正確に把握することは困難となっています。そのため、従来のCNCを用いて先端的な切削加工の研究を行ったり、高度な技術開発を実施したりすることは不可能です。
そこで、自由な制御実装が可能なPCベースCNCの活用を提案します。これを用いると、センサ信号や制御情報の高速サンプリング・FFT等のライブラリを用いたデータ解析・独自の制御ロジック追加によるCNCフィードバックといったことが実現可能です。
展示ブースではこのオープンなCNCを用いた工作機械研究の事例として、小径エンドミル加工における切削力および振動モニタリング研究を紹介します。具体的には、工具主軸に取り付けた加速度センサを用いて50kHzで高速サンプリングを行い、CNC上でセンサ信号解析を実施してモニタリングを行い
ます。切削力を推定するためのモデル化には、機械学習を活用しておりその手法についても紹介し
ます。
また、PCベースCNCは海外の研究機関でも利用されており、ドイツの研究機関においてオープンなCNCを用いて進められている工作機械および切削加工の研究事例についても紹介します。
さらに、下記の展示も予定しております。
・モータ電流値の高速サンプリングおよびリアルタイム データ解析
・データベースサーバを用いたセンサ信号のデータ蓄積と可視化
・TwinCATを用いた機械性能解析によるメカ設計, 制御パラメータの改善提案
オープンなCNCを活用した様々な展示をベッコフオートメーションブースにてぜひご覧ください。
<ワークショップ開催のご案内>
【日時】 2024年11月8日(金)11:00~12:00
【会場】 東京ビックサイト 会議室棟6階 608会議室
【定員】 120名 ※先着順・聴講無料
【講演タイトル】 PCベースCNCを用いた切削加工モニタリング研究およびドイツ研究機関での
研究事例
【講師名】 ベッコフオートメーション株式会社
ソリューション・アプリケーション・エンジニア 高口 順一 (こうぐち じゅんいち)
【募集方法】 専用Webサイトよりお申し込みください
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