エグゼクティブの60%以上が、「転職に失敗した」と感じた経験あり!
失敗のポイントは「経営者との相性」と考える人が最多(26.0%)、原因は「転職時の妥協」や「企業理解の不足」など
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エグゼクティブ向けの転職・キャリア支援サービスを展開する株式会社 経営者JP(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長・CEO 井上和幸)は、日ごろお付き合いのあるエグゼクティブ男女約3,500名(有効回答数 100名)を対象に、「転職での失敗」について、リアルな声をうかがいました。
近年、日本でも転職自体が一般的なものとなりつつあります。実際にある調査では、40代の7割以上は2回以上の転職経験があるとしています。一方で、当初思い描いていた結果にはならなかった、というケースも多々見受けられます。
そこで今回の調査では、転職での失敗経験やその原因、またそれらを2018年調査時の結果と比較して分かったことを明らかにしました。
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①これまで転職をしたことがある人は全体の約90%、 転職経験者の割合は2018年と大きな差はなし
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エグゼクティブの皆さんに転職経験の有無についてうかがうと、89.0%と大多数がこれまでに転職したことがあると回答しました。
転職経験の有無については、2018年調査時にも83.8%の方が転職したことがあると回答しており、エグゼクティブ層での転職経験者の割合に大きな変動はないようです。
②転職で失敗したと感じたことがある人は約60%、 その割合は2018年から大きく増加
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エグゼクティブの皆さんに、過去の転職経験のなかで、転職後に失敗したと感じたことがあるかうかがったところ、「失敗したと感じたことがある」が61.0%と過半数以上を占める結果となりました。
また、こちらも2018年調査時の結果と比較すると、2018年調査では「転職後に失敗したと感じたことがある」 と回答した方が38.9%と、転職での失敗を感じる人の割合は数年で格段に大きくなっています。
③転職での失敗内容は、「経営者との相性が合わなかった」が最多(26.0%)
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エグゼクティブの皆さんが転職後に感じた具体的な失敗内容をうかがうと、「経営者との相性が合わなかった」が26.0%と最も多く、続いて「社風が合わなかった」が24.0%、「入社前に伝えられたミッションと違う仕事を任された」が21.0%という結果になりました。
今回のアンケート対象が経営層・幹部層のエグゼクティブ層に限定されているため、「経営者との相性が合わなかった」という回答が最多となる結果は特徴的といえそうです。
また「社風が合わなかった」「入社前に伝えられたミッションと違う仕事を任された」という回答も、ご自身の新たな活躍の場を検討するなかで「社風」や「職務内容」を重視される方が多い一方、入社前後でのギャップが生まれやすいポイントであることがうかがえます。
④転職での失敗内容は、2018年と2024年で上位項目に大きな変動なし
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さらに、転職での具体的な失敗内容を2018年と今回2024年調査で比較したところ、上位4項目(「経営者との相性が合わなかった」、「社風が合わなかった」、「入社前に伝えられたミッションと違う仕事を任された」、「一緒に働く人との相性が合わなかった」)に変動はないことがわかりました。
エグゼクティブ層の転職での失敗経験有無は数年の間に大きく増加している一方、失敗内容はあまり変わらず、エグゼクティブ層の皆さんは似た内容で失敗をしたと感じているようです。
⑤転職での失敗原因は、「転職活動時の妥協」が最多
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転職に失敗したのは何が原因だと考えるかをうかがったところ、大きくわけて「転職活動時の妥協」、「企業調査・理解の不十分」、「会社や周囲の話を鵜吞みにした」、「自分に期待される役割の把握不十分」の4つが挙げられました。
最も多く挙げられたのが、「転職活動時に焦って決めてしまった、妥協してしまったから」という理由でした。前職退職後の転職活動等では精神的にも焦り、転職自体が目的になってしまうことで、結果的に転職が失敗に終わってしまうことが多いようです。
次に挙げられたのが、「企業調査・理解の不十分」、「会社や周囲の話を鵜吞みにした」です。どちらも、会社の現状・課題、企業文化・社風、経営状況などの企業理解が足りなかった、または自身でのリサーチが不十分で企業やエージェントの話を鵜呑みにしてしまったことで、入社前後でギャップを感じることになるケースです。
つづいて「自分に期待される役割の把握不十分」です。企業が自分に期待する役割や具体職務の把握ができておらず、入社後に物足りなさを感じたり、はたまた職務を全うできずストレスを抱えたり、自分のスキル・志向と会社からの期待にミスマッチが生じ、失敗に至ってしまった方もいるようです。
⑥エグゼクティブの半数以上は、新たな挑戦をするために転職を決意
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エグゼクティブの皆さんに、転職した際の理由をうかがったところ、「(異業種・異職種など)新たな挑戦をするため」が55.0%と最も多く、つづいて「キャリアアップのため」が42.0%、「年収アップのため」が25.0%という結果となりました。
エグゼクティブの方々は、「自身の幅を広げたい」、「キャリアを磨きたい」といったポジティブな理由での転職が大半を占めていることがわかります。
さらに、転職をした理由を2018年と今回2024年調査で比較したところ、2018年調査時も「キャリアアップのため」、「新たな挑戦をするため」などが上位に挙げられており、転職理由上位には大きな変動がないことがわかりました。
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■調査概要
・実施期間:2024年11月14日〜2024年11月20日
・調査対象:経営者及び管理職にかかわる男女
・調査機関:経営者JPメルマガ会員:約3,500名
(有効回答数100名)
・調査手法:インターネット調査
■株式会社 経営者JPについて( http://www.keieisha.jp/ )
弊社は、明日の日本を担う志高き経営者・リーダーを育成・輩出するための「集い、学び、執行する最高の場」を提供すべく4事業を展開しております。
エグゼクティブサーチ事業(経営層特化の人材紹介)/コンサルティング事業(組織・人材・経営コンサルティング、講師・顧問派遣、EQコンサルティングサービス)/セミナー事業(経営者・リーダー対象セミナーの主催)/会員事業(志高きリーダーの会員組織の主催運営、コンテンツ提供・物販)
■経営者JP総研について
経営者JP総研は、エグゼクティブに関するトレンドや実態を調査・研究する機関です。
経営者JPがこれまで培ってきたエグゼクティブ層ネットワークと「経営・事業×人・組織」に関する知見を活かし、情報提供してまいります。
■過去の経営者JP総研 調査一覧
過去の経営者JP総研調査結果は、こちら( https://www.keieisha.jp/report/ )に掲載しております。
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