【VC開始|UNERI Capital1号設立】全ての投資先スタートアップがBCorp取得も行い、世界展開を目指す。
2025年2月3日に記者会見を実施。BMBJ共同代表溝渕様・学校法人椙山女学園理事長椙山様が登壇
株式会社UNERI(本社:名古屋市、代表取締役:河合将樹)は、未上場スタートアップ企業へ投資を行うVC「UNERI Capital」を設立しました。

本ファンドは、日本のスタートアップエコシステム全体がインパクト志向化及びグローバル化することを目的とし、全投資先企業と国際的認証制度である「B Corp認証」の取得(及び同等のIMM(インパクト・マネジメント)も目指す、日本初のVC*¹です。
またIMMを行うVCの括りでは、GPを務める河合は本日時点で日本最年少*²の20代GP(29歳)となります。名古屋本社の弊社は東海財務局管轄のVCとなる為、ローカル目線を持ちながら、日本全国への波及効果、世界各国のインパクト投資家とMOU締結等を行い、日本市場の天井を一緒に超えていけるよう努めます。
(※1,2:2025年4月1日時点。一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会のVC/CVC会員及びインパクト志向金融宣言署名金融機関の中での自社調べ)
【LP-GP-スタートアップ全員がインパクト志向&グローバル化に向けて階段を登る】
UNERI Capitalのテーマは「インパクト」と「グローバル」です。LPS(投資事業有限責任組合)という金融業の形式を取っていることから、本ファンドでは「インパクトユニコーン企業」の創出を目指す起業家・スタートアップを中心に設計しています。2024年度の日本のインパクト投資残高は17兆3,016億円に到達*³(前年比150%)したものの、世界全体の約735兆円と比較すると全体の約2%です。我々は、いかなる政治的・地政学的影響が起きようとも、時代時代に形を変え、自らが事例を創出し、世界に発信をするという姿勢を重視し、研鑽を続けます。
(※3:【出展】「日本におけるインパクト投資の現状と課題 2024年度調査報告書」)

GPの河合は、韓国やシンガポール等の他国で既に日本の現状について話す話題提供者としての経験も有しており、グローバルな信頼関係をLP-スタートアップの皆様とも共有していく予定です。
その上で、BCorp取得は目的ではなく、世界展開を加速する通行証と考えています。本日時点では、世界では約1万社、日本では55社が取得しています。全ての投資先スタートアップが、本ファンドを契機にBCorp取得を経済成長の最適手段と認識し、上記2つの目標が達成されるかを我々自身も検証していきます。
BCorp(ビー・コープ)認証:B Corporation™(以下、B Corp)は、2006年にアメリカではじまった企業の認証制度であり、ビジネスの力で社会を変えるムーブメントです。認証はすでに9,500社以上が取得、104カ国以上の国に拡がり、世界規模のコミュニティとして様々な変革をリードしてきました。パタゴニア、オールバーズ、ダノンといったグローバル企業との連携のもと徐々に認知が拡大し、様々な業界や立場の方から注目を集めつつあります。
【学校法人からの出資で、新卒起業家の生き方を選ぶ学生も包括】
本ファンドには、学校法人椙山女学園や複数の事業会社・個人投資家が参画をしています。
学校法人が自前のファンドではなくLP出資(VCに投資する)という事例は「資産運用」と「スタートアップエコシステムの活性化」等の狙いが重なる観点でアメリカでは一般的ですが、日本では全国的に数える程度であり、東海3県の学校法人としては最初の事例*⁴です。
(※4:2025年4月1日時点の自社調べ。)

UNERI Capitalは、地域活性化と業界の多様性推進を目指すVCとして、日本のスタートアップエコシステムに新しい事例を創出することを目指します。また、GPの河合は大学在学中に起業をしており、弊社の祖業はインキュベーションプログラムでもあることから、新卒起業家の生き方を選ぶ在籍大学生等の支援にも対応予定です。
【出資の有無だけではない。既存事業とのシナジーで機会創出】
UNERI Capitalを運営する株式会社UNERIは、2020年5月に創業したスタートアップ支援の会社です。特に社会課題領域に強みを持っており、人材育成事業・行政連携事業を1から立ち上げてきました。創業直前/直後の起業家向けプログラムだけではなく、2024年には「インパクトオフィサーの学校」という個人・法人向け合同研修プログラムを開始し、上場企業・スタートアップ・老舗企業・NPO等の多様な事業会社に勤めている1期生が約30名います。

また、グローバル投資家約30名を国内に招待し、日本のスタートアップ15社との完全招待制ピッチも開催しており、草の根的な資金調達に繋がる機会の創出・及び調査研究を進めています。
株式会社UNERIの理念は「全てのイノベーターが自分の道を歩める社会の実現」です。その中で、「UNERI Capitalとご一緒させて頂ける方々は強い成長志向性を有していると、投資時点で双方向合意できたスタートアップに限定」されますが、我々の理想とする世界は全ての起業家がIPOを目指す世界ではありません。起業家自らが、お金の色を意識し、今のフェーズに合ったお金を選択し、理想の世界を実現することです。そのギャップが最も大きい領域が現時点では「インパクト」と「グローバル」と認識しています。投資の有無に関わらず弊社のエコシステム関係者の皆さまには、企業内のインパクトオフィサー育成、行政連携、顧客紹介、メディア紹介等を不定期でご案内等をしています。

〈本ファンドの概要〉
名称 : UNERI1号投資事業有限責任組合(通称:UNERI Capital)
GP : 株式会社UNERI・河合将樹
投資分野:介護・医療・農業・宇宙・海洋・研究開発・金融包摂・循環型経済など全般
コンセプト :
広義のテクノロジー(IT/研究開発/AIなど)を用いて、既存産業又は新産業で発生する社会課題を経済成長のエンジンに転換し、世界展開も見据えながらインパクトユニコーン企業の創出を目指す、野心的な起業家及びチームに投資いたします。
投資先の全ては5年以内に「B Corp」の取得(及びそれに準ずるIMMの実施)も目指しつつ、社会的・環境的価値の可視化が事業成長にも繋がる事例創出を共に目指します。
運用期限 : 2025年から10年間(最大延長2年)
〈株式会社UNERI及び河合将樹の概要〉
株式会社UNERIは、「誰もが自分の信じる道を歩める社会の実現」をパーパスとする、社会課題解決型スタートアップの支援を行う会社です。主な事業として、創業期の起業家/イノベーター育成事業、行政連携事業、投資事業等を展開しています。
代表の河合は、金融庁主催「インパクト・コンソーシアム」の分科会メンバーを務めるほか、Forbes JAPANが主催する『Forbes JAPAN 30 UNDER 30(世界を変える30歳未満30人)』のBUSINESS & FINANCE & IMPACT部門に選出されており、当分野において国内外で累計約120回の登壇実績を持ちます。また、業界最大規模のカンファレンス「IMPACT SHIFT」の発起人でもあり、国内外の業界関係者の皆様が集う場の創出も行っています。
〈河合将樹のプロフィール〉

株式会社UNERI 代表取締役CEO
UNERI Capital 代表パートナー
一般社団法人IMPACT SHIFT代表理事
1995年生まれ。イギリス留学、ETIC.を経て「地元名古屋から多様なイノベーターが生まれる仕組みをつくる」と決め、2020年に株式会社UNERIを創業。2022年にSIIFのインパクト投資ファンドで投資業務に従事。2024年には業界最大規模イベント「IMPACT SHIFT」を開催した後、一般社団法人IMPACT SHIFTの代表理事に就任。2025年にはVCファンドを設立し、世界展開を目指す社会課題系スタートアップへの投資事業を開始。金融庁主催「インパクトコンソーシアム」の地域・実践分科会ディスカッションメンバー。Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2024選出。
【会社情報】
会社名:株式会社UNERI
住所:愛知県名古屋市守山区小幡3-20-8
設立:2020年5月14日
代表:代表取締役CEO 河合 将樹
Webサイト:https://uneri.co.jp/ , https://uneri.co.jp/capital
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社UNERI 広報部
Email:pr@uneri.co.jp
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