「スタートアップ経営企画室」へ──StartPass、プレシリーズAで2.2億円を調達
新カテゴリー「スタートアップ経営企画室」としてリブランディング
スタートアップのエコシステムプラットフォームを提供する株式会社StartPass(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:小原聖誉、以下、StartPass)は、プレシリーズAラウンドにて総額2.2億円の資金調達を実施したことをお知らせします。また本ラウンドを機に、事業ブランドを「スタートアップ経営企画室 StartPass」としてリブランディングしました。スタートアップの経営を支援する新しいカテゴリーを確立し、日本のスタートアップ産業基盤の構築を加速してまいります。

■資金調達の背景と、「スタートアップ市場」の課題と展望
スタートアップの創業初期において、ファウンダーは「構想者」であると同時に、「実行者」でもあります。プロダクト開発、顧客開拓、採用、資金調達まで、あらゆる意思決定と行動が自身の手に委ねられています。しかし、PMF(プロダクトマーケットフィット)前のファウンダーは“まだ何者でもない”存在であり、その可能性を信じているのは自分自身だけという状況も少なくありません。社内外の協力者は限られ、ランウェイは短くなっていく。数字と組織を背負いながら資金調達に挑む中で、焦りは「量」に向かい、投資家・顧客・採用の面談が膨張していく。十分な経営企画が整わないまま動き続ければ、努力の多くは“焼畑的な成長”に終わってしまいます。
本来、スタートアップの持続的な成長において重要なのは、5年後の業界像を見据え、自社が獲るべきカテゴリを定義し、その達成に必要な成長マイルストーンやKPIを明確化する「成長準備」のプロセスです。しかしこの領域は、日々の事業運営や雑務に追われる中で後回しになりがちであり、結果として“次のラウンドに向けた成長準備”の機会を逃すケースが多く見られます。
StartPassは、この“抜け落ちやすい領域”に光を当て、ファウンダーが本来向き合うべき「成長準備」をデータと仕組みで支援するために生まれました。勢いだけに頼る成長ではなく、構造によって加速する経営へ。私たちは、挑戦が再現可能となる社会の実現に向けて、「スタートアップ経営企画室」という新たな基盤づくりに取り組んでまいります。
■これまでの実績
StartPassは、2022年に提供を開始した「経営加速クラウド」を手始めに、スタートアップの成長支援インフラとして事業を拡大してきました。これまでに累計1,000社を超えるスタートアップが導入し、freeeなど主要SaaS企業とのアライアンスを通じて、経営基盤づくりを支援しています。
2025年時点では、StartPassのユーザーが国内で資金調達を実施したスタートアップ全体の約7%を占めるまでに成長。また、調達を目指すGrowth-Passユーザーのうち、3ヶ月以内に出資内諾を得た割合は44%に達しております。さらに、CxOマッチングプラットフォーム「CxO-Pass」では、CxO候補者500名以上が登録しており、経営人材・投資家・専門家とのネットワークを通じてスタートアップの採用・調達・提携の一体運用を実現しています。
StartPassは今後も、「挑戦を構造化する」経営インフラとして、スタートアップの持続的な成長と産業基盤の強化に貢献してまいります。

■攻めるためのスタートアップ経営企画室「StartPass」
StartPassは、スタートアップ経営の「成長準備」を外部化・自動化する“攻めのスタートアップ経営企画室”です。ファウンダーが日々の意思決定・成長課題・リソース調達に追われる中で、どうしても後回しになりがちな成長準備を仕組みとして実装します。
スタートアップ経営企画室とは <https://startpass.jp/about>
・経営加速クラウド

月額1万円から導入可能で、オールインワンのスタートアップ経営パスポート「経営加速クラウド」はすでに1,000社以上(※経営加速クラウド累計契約数)のスタートアップが利用。200社以上の投資家・専門家ネットワークと連携しながら、ファウンダーの挑戦を伴走支援しています。
経営加速クラウド <https://startpass.jp/service/cloud>
・Growth-Pass

スタートアップの経営に“成長の設計図”を実装する経営伴走プログラム「Growth-Pass」では、調達を目指すユーザーのうち、3ヶ月以内に出資内諾を得た割合が44%(2025年10月時点)と高い成果を上げています。
Growth-Pass <https://startpass.jp/service/growth-pass>
■StartPass株主ご紹介
1999年設立・IPO24社を実現してきたモバイル・インターネットキャピタル(MIC)様をリード投資家に迎え、国内スタートアップ業界を牽引してきた有識者・業界に資する事業会社の方々からご信任をいただいております。

■リード投資家からのコメント

モバイル・インターネットキャピタル(MIC)
代表取締役社長/General Partner 元木 新 様
小原社長とは、2015年のAppBroadCast時代からのご縁があります。当時はファイナンスの支援に至らなかったものの、その後も挑戦を重ねる姿を間近で見てきました。
そして年月を経た今、こうしてMICとしてリード投資という形で再びご一緒できることを、個人的にも非常に感慨深く感じています。 StartPassが掲げる「スタートアップのための成長支援インフラ」というテーマは、私たちが25年間向き合い続けてきた課題とも重なります。
今回の投資を機に、共に日本のスタートアップエコシステムを一段引き上げる取り組みを進めていきたいと考えています。

モバイル・インターネットキャピタル(MIC)
Partner 稲垣 泰仁 様
今次ラウンドにて、リード投資家として参画させていただけることを大変嬉しく思います。
StartPass社は、シードスタートアップの集積地として、業界の「入り口」を抑える独自のポジションを築いています。
財務データや経営情報をデータ連携で取得し、それらを起点に資本集約型で支援ソリューションを展開するという構想は、スタートアップ支援インフラの進化を加速させる可能性を秘めています。
また、代表の小原氏がスタートアップと真摯に向き合い、業界課題の解決に情熱を注ぐ姿勢にも強く共感しました。
今後、当社としてもStartPass社の挑戦を全力で支援し、日本のスタートアップエコシステムの発展に共に貢献してまいります。
■イベント告知

創業初期こそ、会計を“整える”ことが投資家との信頼構築と成長スピードの分かれ道になります。
本ウェビナーは、freeeを活用して「数字で語れる経営」を実現するためのポイントを解説するオンラインセミナーです。創業初期のスタートアップにとって、限られたリソースの中で「正しい意思決定」を行うことは至難の業。とくに会計や経理の整備は後回しになりがちですが、実は投資家との対話や資金調達の信頼性を左右する重要な要素です。
本ウェビナーで学べること
・“Excel・スプシ経営”から脱却して、数字を武器にする方法
・投資家に信頼される“整った会計”とは?
・freeeで“経理を仕組み化”し、事業スピードを落とさない方法
本ウェビナーでは、クラウド会計ソフトfreeeとStartPassが共催し「会計を“武器”にするスタートアップ経営」をテーマに、創業初期に押さえるべき会計のポイントやfreeeを活用した“数字で語れる”経営体制づくりの実践法をお届けします。
開催概要
日時 : 2025/11/11(火)17:00-18:00
場所 : Zoomでオンライン開催
参加対象 :
創業初期〜シード期のスタートアップ創業者 / CFO / 経理担当
プロダクト開発や営業を優先し、会計・経理体制が後回しになっている方
投資家との面談や資金調達を見据え、信頼される数字管理を整えたい方
Excel/スプレッドシートで経理を管理している方で、効率化を検討している方
参加申し込みフォーム
https://start-pass.notion.site/freee-29b4548f9803803faa08ebcd9a5b61e9
■株式会社StartPass 会社概要

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社名 |
株式会社StartPass |
|---|---|
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代表者 |
代表取締役ファウンダーCEO 小原聖誉 |
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所在地 |
〒163-0224 東京都新宿区西新宿2丁目6-1 新宿住友ビル24F |
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事業内容 |
スタートアップ経営企画室「StartPass」の企画開発および提供 |
|
設立 |
2021年11月 |
|
資本金 |
1億4724万3650円 |
|
HP |
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