【ABABA総研】2024年度卒業予定の学生300名に調査 就活生の9割が志望度の高い企業を不採用になった経験があり、うち8割以上がその企業への「嫌悪感」を抱く結果に

2024年度卒業予定の学生300名を対象に、志望度の高い企業から不採用通知(お祈りメール)を受け取った時の感情に関する調査を実施

株式会社ABABA

 「就職活動の過程が評価されたスカウト」が届く、これまでにない新しい視点から生まれたダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」を展開する株式会社ABABAは、就職活動をした経験のある2024年度卒業予定の学生300名を対象に、志望度の高い企業から不採用通知(お祈りメール)を受け取った時の感情に関する調査を実施しました。

【調査概要】

調査対象:ABABAに登録している2024年卒業予定の就活生

調査機関:株式会社ABABA

調査方法:インターネット調査

調査期間:2024年1月31日~2月9日

有効回答数:300名

【調査結果の要約】

①就活生の94%が、志望度の高い会社の最終面接に進んだ経験がある

②就活生の89%が、志望度の高い会社を受けて不採用になった経験がある

③不採用通知の連絡手段は「メール」が主流

不採用通知の印象について、83%が「形式的で冷たい」と感じている

⑤不採用通知をきっかけに、85%が「その企業を嫌いになった」と回答

⑥不採用になった企業の製品やサービスを66%が「今後使わない・周りにおすすめしない」と回答

詳細結果のまとめはこちらから:https://hr.ababa.co.jp/new-5/reserch1

①就活生の94%が志望度の高い会社の最終面接に進んだ経験がある

 就職活動を経験した学生のほとんどが、最終面接までの経験があると回答しました。その一方で、最終選考まで進んだ経験がない学生も一定数存在しており、売り手市場で内定を複数持つ学生と、内定がまだない学生との格差が生じていることが分かります。

②就活生の89%が志望度の高い会社を受けて不採用になった経験がある

 就職活動を経験した学生の89%が、志望度の高い会社の選考を受けて不採用になった経験があると回答しました。新卒市場は売り手市場が続いていると言われていますが、それでも全て希望通りに就職活動を進められている学生は少なく、ほとんどの学生が就職活動において不採用の壁にぶつかる経験をしています。

③不採用通知の連絡手段は「メール」が主流

 選考で不採用になった経験のある学生うち97%が、不採用通知の連絡をメールで受け取ったことがあると回答しました。昨今の採用活動では、時間を気にせずに連絡ができ、双方に履歴が残る「メール連絡」が主流になっています。

④企業から届く不採用通知の連絡の印象について83%が「形式的で冷たい」と感じている

 志望度の高い企業から届いた不採用通知に対してどのように感じたのかを質問したところ、大部分を占める83%の学生が「形式的で冷たい印象を受けた」と回答しました。

【不採用通知の連絡が「冷たい」と感じた学生の声】

「長期間待たされた挙句、形式的なメールで不採用を伝えられて腹が立った。」

「形式的なメールだけで、なぜ落とされたのか理由が分からなかった。」

「メールに名前の記載がなく、一斉配信されたものだと思うと悲しかった。」

 不採用通知のメールはテンプレートで送られることが多いため、感情のない淡々としたメッセージが冷たい印象を与えていることがわかります。

 それとは反対に、同じように不採用通知を受け取った学生のうち17%の学生が「心のこもった温かな印象を受けた」と回答しました。

【不採用通知の連絡で「温かさ」を感じた学生の声】

「落ちたのは残念だが、人事が個別に応援メッセージをくれて励ましてくれた。」

「メールの中に、いつか一緒に働きたいという一文を見つけて感動した。」

「私が面接で話した内容が書かれていて、覚えていてくれたことが嬉しかった。」

 同じメール連絡であったとしても、企業側の誠意が感じられるメッセージであるかどうかが、その後の好感度を左右する重要なポイントになっています。

⑤不採用通知をきっかけに85%が「その企業を嫌いになった」と回答

 志望度の高い企業から不採用通知を受け取った後、その企業に対してどのような感情が湧いたかを質問したところ、大多数の85%にあたる学生が「その企業を嫌いになった」と回答しました。

【不採用通知を出した企業を「嫌いになった」学生の声】

「落ちたことがショックすぎて、嫌いになるしかない。」

「本命企業のお祈りメールはもう2度と開くことができない。」

 それとは反対に、不採用通知を受け取った学生のうち10%が「その企業を好きになった」と回答しました。

【不採用通知を出した企業を「好きになった」学生の声】

「結果的に落ちたけど、選考で出会った面接官がみんないい人だったから今も好き。」

「とても悔しいけど、自分の力不足だからしょうがないと思う。」

⑥不採用になった企業の製品やサービスを66%が「今後使わない・周りにおすすめしない」と回答

 不採用通知をきっかけに「その企業を嫌いになった」と回答した学生の半数以上が「その企業の製品やサービスを今後使わない(43%)」そして「その企業の製品やサービスを周りにおすすめしない(23%)」と回答しており、企業に対するネガティブな感情が66%を占める結果となりました。

【不採用通知を受けた企業にネガティブな感情を持つ学生の声】

「生活必需品であっても、できるだけ他社のものを購入したい。」

「引き続き使い続けるが、正直その社名を見るだけでも辛い。」

 志望度の高い企業を不採用になるダメージは非常に大きく、その反動で不買やアンチに近い感情が生まれていることが分かります。


【調査まとめ】

 今回の調査の結果から、就活生の約9割が志望度の高い企業を受けて不採用になった経験があり、その不採用通知の連絡のほとんどはメールで受け取っています。そして企業から届く不採用通知のメール連絡の印象について83%が「形式的で冷たい」と感じていることが判明し、不採用通知をきっかけに85%が「その企業を嫌いになった」と回答、その企業の製品やサービスを66%が「今後使わない・周りにおすすめしたくない」という考えに至る結果となりました。形式的なテンプレートを使った不採用通知の連絡は企業イメージに悪影響を及ぼす可能性があり、その印象は長期に渡りマイナスに作用する可能性があることが分かります。

 しかしその反面、不採用通知のメール連絡の印象が「温かい」と感じた場合は、その企業に対するイメージが向上する傾向にありました。就活生の気持ちに真摯に向き合い、気持ちに配慮したメッセージを送ることができるかどうかが、その後の企業の信頼感や好感度を高めることにつながっています。

 一般的なテンプレートで「今後のご活躍をお祈り申し上げます。」で締め括られる不採用通知は、学生の間では「お祈りメール」と呼ばれており、慇懃無礼な文面に不快感を表すネガティブな言葉として使われています。新卒採用の過程で出会う学生たちは、今後も商品やサービスを購買する顧客でもあり、将来ビジネス相手になる可能性も高い人物です。選考時の印象が悪ければ、その企業に対するイメージ低下は避けられません。企業選択時の好感度を維持するためにも、不採用通知のメッセージ内容には十分に配慮する必要があるでしょう。


【お祈りエールを日本の文化に。新卒対象スカウトサービス「ABABA」】

 「お祈りメール」を少しでも前向きな応援するもの(エール)に変えたい。そんな気持ちから生まれたのが、ABABAの「お祈りエール」です。最終面接で採用できなかった就活生に送る不採用通知メールの中で「当社で採用はできませんでしたが、あなたは素晴らしい人材なので他社に推薦したいです。ABABAに登録していただければ、今後の就職活動を応援させていただきます。」という文面でABABAへの登録を促し、その企業の最終面接まで進んだ就活生として、他企業のスカウトを受け取ることができるスカウト型サービスです。選考の過程を評価することで「就活うつ」に悩む就活生の心理的ストレスの軽減に寄与しながら、採用企業のブランディングにも貢献できる、社会課題と事業課題の双方を解決する事業活動を展開しています。

【ABABA総研とは】

 ABABA総研は、就職活動を行う「就活生」と新卒採用を実施している「採用企業」のリアルを届けることを目的とする調査研究機関です。

 新型コロナウイルスの影響や日本経済を取り巻く環境の先行き不透明感が高まったことで、新卒学生が企業選びにおいて安定性を重視する傾向が強くなり、大手企業への応募者が集中して採用競争が激化しています。さらには、早期のインターンシップ開催が一般化したことで就職活動が長期化するケースも増えており、学業への影響が懸念されるなど、現代の就活生を取り巻く外的環境は過酷さを極め、心身ともに大きな負担を抱えながら活動せざるを得ない状況になっています。最近では、就活がきっかけでメンタルヘルスに不調をきたす「就活うつ」が社会問題として注目されるようになりましたが、就活生のメンタル面の実態を捉えたデータはまだ少なく、不明瞭なまま語られることが多いのが現状です。私たちABABAはこれらの問題を重く受け止め、現代の就職活動における本質的な問題を明らかにすることを目的に、継続的に調査研究を行う機関として『ABABA総研』を発足するに至りました。

■受賞歴・アクセラ採択

・東京ベンチャー企業選手権大会2023 - 東京都知事賞(最優秀賞)

・アクセラレーションプログラム未来X2024 - HR Innovation賞(株式会社三井住友銀行

より)/ Nikko Open Innovation Lab賞(SMBC日興証券株式会社より)

・第15回 ビジネスプランコンテスト ドリームDASH! - 優勝

・第17回 キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)全国大会 - 最優秀賞

・第5回 価値デザインコンテスト - SDGs日本賞

・2020年度 岡山イノベーションコンテスト - グランプリ

・経済界主催 金の卵発掘プロジェクト2021- 審査員特別賞受賞

・NEXs Tokyoモデル事業創出プログラム

・NTTドコモ・ベンチャーズ 伴走型インキュベーションプログラム

■株式会社ABABA会社概要

会社名 :株式会社ABABA

本店 :大阪府吹田市古江台3-1-3-3F

所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3丁目2-13 リードシー恵比寿2F

従業員数:35名(インターン・アルバイト含む)

設 立 :2020年10月19日

資本金 :3億7,824万円(資本準備金含む)

URL :https://hr.ababa.co.jp/ababa

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LP:https://hr.ababa.co.jp/company

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会社概要

株式会社ABABA

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URL
https://hr.ababa.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都目黒区中目黒一丁目1番71号 KN代官山ビル7階 B号室
電話番号
03-4570-0067
代表者名
久保駿貴・中井達也
上場
未上場
資本金
4億9388万円
設立
2020年10月