ろう学校で初開催。音のない対話を体験するエンターテイメント「ダイアログ・イン・サイレンス」、8月23日(土)〜25日(月)に佐賀で実施
デフリンピック開催年に、共生社会を考える3日間。聴覚特別支援学校と地域がつながる初の試み
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(所在地:東京都港区、代表理事:志村季世恵)は、2025年8月23日(土)〜25日(月)の3日間、佐賀県立ろう学校にて、音のない世界で言葉の壁を超えた対話を楽しむエンターテインメント「ダイアログ・イン・サイレンス showcase in 佐賀2025」を開催いたします。
本プログラムが聴覚特別支援学校を会場として実施されるのは初めてとなります。なお、本プログラムは、子どもから大人までどなたでもご参加いただける一般参加型の体験イベントとして実施いたします。

「ダイアログ・イン・サイレンス」はこれまで世界で100万人以上、日本では2万6千人以上が体験した、子どもから大人まで楽しめるソーシャルエンターテイメントです。音のない世界で、聴覚障害のあるアテンド(案内人)のもと、顔の表情や身振り・手振りを用い、想像力と表現力を駆使して様々なアクティビティを楽しみます。
言語や年齢、きこえる・きこえないに関わらず、誰もが等しく“音のない対話”の世界を楽しみながら、言葉の壁を超えたコミュニケーションの多様性を体験できます。
開催の背景
「ダイアログ・イン・サイレンス」は、2017年の日本初開催以降、文化施設や企業研修、教育機関などで展開されてきた非言語コミュニケーション体験プログラムです。
このたび、本プログラムを全国で初めて、聴覚特別支援学校を会場として実施いたします。
聴覚特別支援学校は、聴覚に障害のある児童生徒が言語や表現を学ぶ教育の場であると同時に、ろう文化の継承やアイデンティティ形成の重要な役割を担っています。一方、地域社会と自然に交わる機会は限られる傾向にあり、学校と地域の接点づくりが求められています。
本事業では、そうした教育空間を地域にひらき、きこえる人ときこえない人が、同じ体験を通じて対話を交わす場を創出します。参加者は、音や言語に頼らないコミュニケーションを通して、コミュニケーション方法の多様性や手話の豊かさ、伝え合うことの本質に自然に触れることができます。
2025年には、東京でアジア初となる耳のきこえない・きこえにくいアスリートのオリンピック「デフリンピック」が日本で初めて開催されます。本企画は、そうした社会的関心の高まりと接続しながら、学校という学びの場から「共生社会」や「コミュニケーションの多様性」について地域と共に考える機会を創出する取り組みです。


「ダイアログ・イン・サイレンス showcase in 佐賀2025」開催概要
開催日程:2025年8月23日(土)~8月25日(月)
会場:佐賀県立ろう学校(〒849-0936 佐賀市鍋島町大字森田321)
体験時間:約60分
対象:年齢制限はございませんが、小学生以下は保護者同伴でのご体験となります
参加費:無料 ※事前お申込み制
体験人数:約200名
詳細・お申込み:https://dis.dialogue.or.jp/showcase2025_saga
主催:特定非営利活動法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
特別協力:佐賀県/中外製薬株式会社/佐賀県立ろう学校
運営協力:一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
助成:さがすたいる推進支援事業補助金(佐賀県)
本事業は「さがすたいる推進支援事業補助金」を活用して実施します。
「さがすたいる」は多様な人々が混ざり合い、お互いの想いを知り、ハード(設備)とハート(支え合い)でみんなが安心して出かけやすい佐賀をみんなでつくるプロジェクトです。
お互いを知る、認め合う、寄り添う、準備する、見守る、声をかけあう、手伝うといったしぜんの「やさしさ」が当たり前になることで、みんなが自分らしく輝ける未来を目指します。
ダイアログ・イン・サイレンスとは
聴覚障害のあるアテンドのもと、音のない世界で、言葉の壁を超えた対話を楽しむエンターテイメント。参加者は、音を遮断するヘッドセットを装着し、静寂の中で、集中力、観察力、表現力を高め、解放感のある自由を体験します。そして、顔の表情やアイコンタクト、ボディーランゲージなど、音や声を出さず、互いにコミュニケーションをとる方法を発見していきます。国籍や言語、年齢を超えて対話の深まりを感じられる本プログラムは、1998年にドイツで開催されて以降、フランス、イスラエル、メキシコ、トルコ、中国で開催。
日本では2017年に東京にて初開催以降、2万6千人以上が体験し、これまで世界で100万人以上が体験しています。
ダイアローグ・ジャパン・ソサエティについて
たがいを認め、助けあう社会を実現するためのフラッグシッププロジェクトを開催。1999年以降、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」のソーシャルエンターテイメントプログラムを開催し、これまで延べ約33万人が体験しました。
2020年8月には、東京・竹芝に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をはじめとしたプログラムを体験できるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」をオープン。誰もが対等に対話することで協力し信頼し安心して社会参加ができるようにし、もっとより豊かで多様性のある社会の形成及び発展に寄与することを目的としています。
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ :https://djs.dialogue.or.jp/
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」:https://taiwanomori.dialogue.or.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像