兼松、北米ラーメン事業への参画について
同社を持分法適用会社とし、世界最大のラーメン消費国の一つであり、潜在的な需要増が見込まれる北米にてラーメン製造・販売事業に参画いたします。さらに今後、ネットワークを活かしてラーメン具材やその他周辺食材の原料供給等にも取り扱いを広げ、幅広くラーメン事業を展開していくことを目指します。
ラーメンは、観光庁が発表している訪日外国人の消費動向「最も満足した飲食」の2023年4-6 月期の調査において2位になる等、人気の日本食として、今後需要が世界各国へ広がっていくと予想されております。米国における2021 年時点でのラーメン店の市場規模は11 億ドル(※1)、現在はコロナ禍以前を凌ぐ勢いで店舗数・売上ともに成長しており、2026 年頃まで年間約6.3%(※2)の規模で市場拡大が見込まれております。
NTF 社は2000 年にアメリカ・カリフォルニア州・サンノゼでラーメン(生麺)の製造販売を目的として設立された会社です。現在、北米の生麺販売において2 位のシェアを確立しており、全米最大手ラーメンチェーンの陣家をはじめとするアメリカ・カナダ主要都市のラーメンチェーン店・日本食レストラン・量販店向けに年間約4,800 万食をお客さまに供給しております。同社と兼松はラーメンの主原料となる小麦粉供給や、その他機械設備の関連で長年取引をしております。
これまでNTF 社が培ってきた優れた製造・販売力に加えて、兼松からは人材の派遣による経営のサポートおよび兼松グループのネットワークを活用した販路拡大、仕入の効率化等のノウハウをてし、NTF 社の更なる成長・発展に向け伴走していきます。まずは、5年後の売上を5,000 万ドル~1 億ドルとすることを目標とします。
兼松は、中期経営計画「future135」において、未来志向のポートフォリオ創出に向けた新規事業の設立・規模の拡大を掲げております。今回の出資を通じて、日本の食文化の発展に寄与し、世界へ向けた日本食ビジネスの取引拡大を目指して参ります。
※1 自社調べ
※2 自社調べ
【Nippon Trends Food Service, Inc.社概要】
会社名 | Nippon Trends Food Service, Inc. | 本社 | San Jose, CA, USA |
設 立 | 2000年 | 代表者 | 山下 英幸 |
業 容 | 生麺製造・販売業 | URL |
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