Earth hacks、産学官連携で発足する日産自動車・日本旅行ほか全14社による共同体「GREEN JOURNEY推進委員会」への参加が決定
“デカボスコア”の導入を通じて脱炭素社会の実現に向けたサステナブルツーリズムへ貢献
生活者の声をもとに、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す生活者共創型プラットフォームを展開するEarth hacks株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:関根澄人、以下「Earth hacks」)は、日産自動車株式会社(以下日産)と、株式会社日本旅行(以下日本旅行)、北海道旅客鉄道株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東海旅客鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、四国旅客鉄道株式会社、九州旅客鉄道株式会社、日本貨物鉄道株式会社(以下JRグループ)、株式会社地球の歩き方(以下地球の歩き方)、株式会社おてつたび(以下おてつたび)、株式会社TBWA HAKUHODO(以下TBWA HAKUHODO)、特定非営利活動法人 日本ジオパークネットワーク(以下 日本ジオパークネットワーク)の全13社とともに、環境省(デコ活応援隊)及び東北大学との連携のもと[MOU1] 発足した『GREEN JOURNEY推進委員会(以下委員会)』への参画が決定いたしました。CO2の排出を抑え、地域の課題解決にもつながるサステナブルな旅のあり方を提案する本取り組みにおいて、Earth hacksは同社が提供するCO2e排出量の“削減率”をスコア化した「デカボスコア*1」の導入をサポートすることで、利用者の旅へのサステナビリティ意識の向上と、環境価値の高い消費行動の促進を図ります。
(熊本県阿蘇市の事業は、観光庁の令和5年度補正予算事業「地域観光新発見事業」に採択されています。)
*1 デカボスコアはEarth hacksが提供する商品やサービスの排出二酸化炭素削減率をスコア化した指標。デカボ=脱炭素化の意味の“Decarbonization”を使った名称
■GREEN JORNEY/GREEN JOURNEY推進委員会 概要
名称:GREEN JOURNEY推進委員会(グリーンジャーニー推進委員会)
発起人:日産、日本旅行
賛同企業:JRグループ、地球の歩き方、おてつたび、TBWA HAKUHODO、Earth hacks、日本ジオパークネットワーク
提携自治体:阿蘇市、志摩市
提携団体等:東北大学、デコ活
発足日:2024年8月20日(火)
昨今、国内のインバウンド環境客によるオーバーツーリズムでも知られるように、旅行者が単に観光・旅行を楽しむだけではなく、旅先の自然環境、文化や産業など地域の持続可能性に協力する「サステナブルツーリズム」への関心が高まっています。
「GREEN JOURNEY」はこうした国内の需要に対して、旅行に関わるCO2排出相当量の“削減率”の可視化や、環境保全型アクティビティを取り入れた旅のご提案等、新しいサステナブルな旅のスタイルをご提案します。Earth hacksが参画する当委員会では、産学官連携により「GREEN JOURNEY」を発展・啓蒙していくことで、地域、観光産業のサステナブルツーリズムへの貢献を目指しています。詳細は下記Webサイトでご確認ください。
共同体サイト:https://www.greenjourney-project.jp/
■委員会におけるEarth hacksの役割
「GREEN JOURNEY」においてご提案する観光・旅行の関連サービスに対して、同社が推進するCO2e*2の“削減率”をスコア化した「デカボスコア」を導入し、利用者の環境貢献度を可視化いたします。サステナブルで質の高い観光・旅行体験を求める利用者に対して、環境貢献実感の高いサービスをお届けし、消費行動のサステナブル志向を後押しすることが狙いです。
*2 CO2eとはCO2相当量に換算した値のこと
■「デカボスコア」導入事例
1.伊勢志摩コース:EV車 vs. ガソリン車におけるCO2e
デカボスコア:20%
Before:通常のガソリン車を利用して伊勢志摩モデルコース(107.8km)を周遊した場合の車両の製造・輸送・使用から廃棄までのライフサイクルを勘案した排出量:22.4 kg CO2e
After:日産リーフをを利用して伊勢志摩モデルコース(107.8km)を周遊した場合の車両の製造・輸送・使用から廃棄までのライフサイクルを勘案した排出量:17.8 kg CO2e
削減量:この製品を利用して伊勢志摩モデルコース(107.8km)を周遊した場合の車両の製造・輸送・使用から廃棄までのライフサイクルを勘案したCO2削減量:4.6 kg CO2e
2.阿蘇コース:EV車 vs. ガソリン車におけるCO2e
デカボスコア:20%
Before:通常のガソリン車を利用して阿蘇モデルコース(180.3km)を周遊した場合の車両の製造・輸送・使用から廃棄までのライフサイクルを勘案した排出量:37.5 kg CO2e
After:日産リーフをを利用して阿蘇モデルコース(180.3km)を周遊した場合の車両の製造・輸送・使用から廃棄までのライフサイクルを勘案した排出量:29.7 kg CO2e
削減量:この製品を利用して阿蘇モデルコース(180.3km)を周遊した場合の車両の製造・輸送・使用から廃棄までのライフサイクルを勘案したCO2削減量:7.8 kg CO2e
3.うつぼの原材料調達から廃棄におけるCO2e(伊鈴屋 鵜方駅前店)
デカボスコア:92%
Before:うつぼ(100gあたり)の原材料の調達から廃棄までの工程におけるCO2排出量:241 g CO2e
After:本来廃棄されるはずであったうつぼ100gあたりの原材料の調達から廃棄までの工程におけるCO2排出量: 18 g CO2e
削減量:うつぼ100gあたりの原材料の調達から廃棄までの工程におけるCO2削減量:223 g CO2e
4.牛肉の原材料調達から廃棄までの工程におけるCO2e(あか牛)
デカボスコア:16%
Before:牛肉(100gあたり)の原材料の調達から廃棄までの工程におけるCO2排出量:2.10 kg CO2e
After:あか牛100gあたりの原材料の調達から廃棄までの工程におけるCO2排出量:1.76kg CO2e
削減量:牛肉100gあたりの原材料の調達から廃棄までの工程におけるCO2削減量:0.34 kg CO2e
5.プラスチック資源の原材料調達から廃棄までのCO2e(株式会社REMARE)
デカボスコア:37%
Before:通常のプラスチック製の板1kgあたりの原材料の調達から廃棄までの工程におけるCO2排出量:7.33 kg CO2e
After:海洋プラスチックをUpcycleし製造した板1kgあたりの原材料の調達から廃棄までの工程におけるCO2排出量:4.61 kg CO2e
削減量:この製品1kgあたりの原材料の調達から廃棄までの工程におけるCO2削減量:2.72 kg CO2e
6.電動アシスト自転車(e-bike)
デカボスコア:89%
Before:家族4人で通常のガソリン車を利用してアドベンチャーサイクルアクティビティの集合場所から解散場所まで移動した場合の車両の製造・輸送・使用から廃棄までのライフサイクルを勘案した排出量:5.10 kg CO2e
After:家族4人でe-bikeを利用してアドベンチャーサイクルアクティビティを行い、集合場所から解散場所まで移動した場合の車両の製造・輸送・使用から廃棄までのライフサイクルを勘案した排出量:0.54 kg CO2e
削減量:この製品を利用してアドベンチャーサイクルアクティビティの集合場所から解散場所まで移動した場合の車両の製造・輸送・使用から廃棄までのライフサイクルを勘案したCO2削減量:4.56 kg CO2e
当社は今後「GREEN JOURNEY」での活動を通じて、利用者のサステナブルな消費行動を後押ししてまいります。また関連サービスへの「デカボスコア」の導入を図ることで、観光産業における旅の環境価値を創出し、脱炭素社会へ貢献してまいります。
<共創型プラットフォーム「Earth hacks」について>
「Earth hacks」は、Z世代をはじめとする脱炭素に関心がある方や、まだよく知らないという方にも脱炭素に向けた活動を身近に感じてもらえるよう、自分の生活にも取り入れたいと思えるライフスタイルやエシカルな商品の情報を提供したり、生活者の声をもとに、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す共創型のプラットフォームです。CO2eを従来の製品と比較し、削減率(%)を表示するというユニークなアプローチ「デカボスコア」を企業や団体に提供しています。「Earth hacks」サイト内ではデカボスコアと共に環境価値の高い商品を紹介するなど、企業主体ではなく、Z世代をはじめとした生活者が楽しみながら脱炭素に貢献できる仕組みを提供しています。また、実際のビジネス課題を通じて社会課題の解決を考え、企業と学生が共創するビジネスコンテストプログラム「デカボチャレンジ」も実施し、企業とZ世代の脱炭素社会に資するビジネス共創を促進する取り組みも行っています。他にも、行政・地方自治体に向けソリューションとして「Earth hacks for Local」の提供を開始しています。
□ウェブサイト:https://earthhacks.jp/
□Instagramアカウント:https://www.instagram.com/earthhacks
<デカボスコアとは>
デカボスコアとは Earth hacks が提供する商品やサービスの排出二酸化炭素削減率をスコア化した指標です。従来の素材や手法を用いた商品等と比較し、環境に配慮した工夫によって変化する排出二酸化炭素相当量の削減率 を表示します。2022年7月に提供を開始し、2023年11月時点で120以上の企業・ブランドが導入しています。
<代表取締役社長 CEO 関根澄人のプロフィール>
Earth hacks株式会社 代表取締役社長 CEO 関根澄人
2009年東京工業大学院生体システム専攻修了。
環境問題を生活者に伝えていくことを仕事にしたいと思い、博報堂に入社。
様々な企業のブランディングや商品マーケティング業務を担当。
2018年に博報堂従業員組合中央執行委員長を経て、
2020年4月から三井物産に3年間出向。
2022年にEarth hacksを博報堂と三井物産の共同ビジネスとして立ち上げ、
2023年にEarth hacks株式会社を設立。同年5月より現職。
国連気候変動枠組み条約COP28、きさらぎ会、経団連をはじめ、
国内外にて生活者×脱炭素をテーマに多数講演を行うほか、
書籍「答えのない時代の教科書」や日本経済新聞「私見卓見」などでの執筆も行う。
経済産業省 『産業競争力強化及び排出削減の実現に向けた 需要創出に資するGX製品市場に関する研究会』の委員として企業や生活者の環境努力をわかりやすく伝えていくルール作りにも参加。
またJ-WAVE「offの日、どっちっち」では、MCとして日々の無理なく楽しい脱炭素情報を届けている。
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