SBT認定取得に向けコミットメントレターを提出
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO市井 明俊、以下「NSK」)は、気候変動対策における国際的機関である「Science Based Targets initiative(SBTi)*1」に対し、CO2をはじめとした温室効果ガス(GHG)の排出量削減目標である「SBT(Science Based Targets)*2」認定の取得を目指し、コミットメントレターを提出しました。
*1: 持続可能な社会の実現に向けて、CDP(旧称:Carbon Disclosure Project)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4団体が共同で運営する国際的なイニシアティブ。企業のGHG排出削減目標が科学的根拠に基づき、パリ協定の目標に整合しているかを評価・認定する。
*2: パリ協定が求める水準と整合した、科学的根拠に基づいて企業が設定するGHG排出削減目標
NSKは、カーボンニュートラルの実現を重要な経営課題と位置づけ、2035年度に Scope1及びScope2のCO₂排出量実質ゼロ化を目指すとともに、Scope3を含めた製品のライフサイクル全体での削減に取り組んでいます。このため、トライボロジーをはじめとするコア技術を駆使して、自社の製造段階においては燃料や電力の使用効率を高める省エネ活動や技術革新、さらには再生可能エネルギーの活用によりCO₂排出を削減するとともに、お客様に小型・軽量化や低摩擦化を実現した環境貢献型製品を提供しています。
またNSKは今夏、業界で初めて軸受とボールねじのカーボンフットプリント(CFP)算定報告書を公開し、ライフサイクル全体のCO2排出量の算定条件を明示するなど、CO2削減の取り組みについて透明性と信頼性を高めてきました。こうした取り組みも踏まえ、今回、SBT認定の取得を目指すコミットメントレターをSBTiに提出いたしました。
今後もNSKのカーボンニュートラル方針を基本とし、2年以内にSBT認定の取得を目指します。併せて、SBTiのアプローチに基づくGHG排出量の削減計画を策定してまいります。
NSKは環境課題への対応を通じた社会的価値創出に注力することで、事業の成長とカーボンニュートラル社会の実現に貢献していくことを目指します。
■NSKについて
NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では30ヶ国以上に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、またボールねじ、電動パワーステアリングなどにおいても世界をリードしています。
企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。
NSKについては、こちらのページをご覧ください。
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