全国の病産院で10 年以上選ばれてNo.１の「パンパース」病産院向けラインナップを大幅改良して新発売

すべての赤ちゃんのための病産院向けラインナップを2016 年4 月・5 月より全国の病産院向けに限定新発売（順次切替）

　Ｐ＆Ｇ(本社：神戸市)は、赤ちゃんの健やかな成長を応援する乳幼児用紙おむつブランド「パンパース」の
病産院向け製品を改良し、「新生児用」を4 月中頃から、「新生児用小さめ（マイクロ）」、「低出生体重児用（P-s）」、「極低出生体重児用(P-xs)」を5 月中頃から全国の病院や産院向けに新発売いたします（順次切替）。

　パンパースは、1977年に初めて日本で発売されて以来40年間、大切なすべての赤ちゃんにいちばんいい品質の
おむつを使ってほしいという願いでずっと開発を続けてきました。「パンパースのはじめての肌へのいちばん*2」
は大幅に進化してリニューアル。繊細な肌にずっと触れているおむつだからこそこだわったのは、「５つ星＊3の
肌へのやさしさ」です。
　この度、病産院向け低出生体重児用パンパースは「パンパース P-xs」を中心に改良され、もっとふわふわに、
さらにやわらかくなりました。新しいバックシートを採用することで、これまで以上に繊細な赤ちゃんのお肌へ
のやさしさを追求しています。「新生児用（病産院向け）」は、4月2日に一般向けに新発売された「パンパースの
はじめての肌へのいちばん（テープ）」と同じ改良が行われました。赤ちゃんに“いちばん”のおむつを目指して
開発した最高品質*2の紙おむつ。今回の大型改良新発売で、更に進化し、極上シルクのようなやわらかさ*4や、世界初＊5の「さらさらマジックトンネル」を採用。ご好評いただいている独自の「穴あきメッシュ」構造は引き続き採用し、生まれたての赤ちゃんのデリケートな肌をおむつかぶれから守ります。
 

パンパース病産院向けラインナップ： 左から、パンパース P-xs(極低出生体重児用)、P-s(低出生体重児用)、マイクロ(新生児用 小さめ)、 パンパースのはじめての肌へのいちばん1（テープ）新生児用

【製品概要：病産院向け】

製品名	サイズ	枚数	発売開始時期
パンパース　P-xs	極低出生体重児用 （1.8kgまで）	32枚	2016年5月中旬頃 （順次切替）
パンパース　P-s	低出生体重児用 （2.7kgまで）	20枚	2016年5月中旬頃 （順次切替）
パンパース　マイクロ	新生児用　小さめ （3.5kgまで）	24枚	2016年5月中旬頃 （順次切替）
パンパースのはじめての 肌へのいちばん*2（テープ）	新生児 （5kgまで）	36枚	2016年4月中旬 （順次切替）

※価格/発売時期は全てオープン/全国になります。
 

【製品概要：一般向け】

製品名	サイズ	枚数	発売開始時期
パンパース　マイクロ	新生児用　小さめ （3.5kgまで）	24枚	2016年5月下旬 （順次切替）
パンパースのはじめての 肌へのいちばん*2（テープ）	新生児 （5kgまで）	66枚（スーパージャンボ） 84枚（ウルトラジャンボ）	2016年4月2日

※価格/発売時期は全てオープン/全国になります。

 

【社会背景】
　近年、日本では出産をする世代に「やせた女性」が増加していることなどが原因で、2,500g未満で生まれる低出生体重児が増加しています。厚生労働省の2014年人口動態統計によると、1985年から比較すると2014年は17%増加し、全体の10 人に1人（9.5%）が低出生体重児となっております。低出生体重児の急増を受け、病産院やお母様からも「小さな赤ちゃんによりフィットした小さめのおむつが欲しい」などの要望も多く聞かれるようになりました。このような声を受け、病産院向け低出生体重児用パンパースは、低体重児の赤ちゃんの体にもフィットし、また、素材はもっとふわふわでさらにやわらかくなるようにこだわって開発されました。

【開発背景】
●日本では、1977年(昭和52年)から病産院でも採用された「パンパース」
昭和50年代の終わり頃からその優れた使用経験を報告する文献が発表され、病産院での紙おむつの使用率が
急速に高まりました（下図：昭和62年4月で既に総出生時の3人に１人が紙おむつを使用/昭和63年4月 P&G調べ）。

　新生児医療の中で、「パンパース」の紙おむつは布おむつと比べて、おむつかぶれが少ない、おむつからの粉塵の発生量が少ない、尿量測定が正確にできる、ウイルス伝播の予防に役立つ、衛生的であるという面から、優位と認められ、病産院及びNICUでの導入が広がりました。

　1986年(昭和61年)に、世界で初めて開かれた「おむつとスキンケアに関する」国際会議」では、パンパース研究グループが『おむつかぶれ発症のメカニズム』を発表し、おむつかぶれの主因が「アンモニア」といわれた時代に、便と尿の相互作用による「pH上昇」、さらには、「糞便中の酵素活性の上昇」など、当時では新しい概念が専門家から大きな注目を集めました。このような最新の研究成果を踏まえ、「パンパース」はよりよい製品の開発・改良を続け、今では10年以上も全国の病産院で選ばれてNo.１*1の紙おむつブランドです。
　2016年1月に病産院で行った調査では、86%の看護師さんが『生まれたての赤ちゃんに「パンパース」をオススメしたい』、と答えたほど、現場で「パンパース」を使い続けていることへの安心感・信頼感を伺えました。（2016年、n=220, P&G調べ）

●世界で始めて低出生体重児向けの紙おむつをつくったパンパース
看護師の意見を取り入れて開発されました

　パンパースの低出生体重児向けの製品を開発したのは、米P&G に勤務する、研究開発員で3 児の母親のSusan Ludwig（スーザン・ラドウィッグ）です。自身の出産の際、NICU で通気性の悪いビニールカバーの紙おむつをしている新生児を見かけて衝撃を受けたことがきっかけでした。職場復帰後、さっそく開発に乗り出した彼女は、NICU の看護師へのインタビューなどを重ね、意見を取り入れながら医療現場で求められていた製品の試作品を作り上げました。試用テストでの看護師や低出生体重児のお母さん方からの反応は、非常に心温まる感謝に満ちたもので、言葉を失う人、ハグを求めてくる人…、「こんなに小さかったのよ、と成長した我が子にいつか見せるために」と試作品を持ち帰りたがる母親もいたそうです。皮膚さえも未成熟。チューブが触れることさえストレスになる繊細な命の成長に寄り添うため、パンパースは、すべての赤ちゃんのために優れた製品を設計し続け、それまでの技術を集結した「パンパースP-xs（極低出生体重児用パンパース）」は2002 年7 月にアメリカに初めて

導入されました。
　その歩みを止めることなく、常に看護師のニーズ、要望や意見に耳を傾けながら、「パンパース」はこれからも生まれてくる世界中のすべての赤ちゃんのためによりお肌にやさしいおむつの開発に取り組んでいきます。

【製品特 製品特 長: : P-xs、P-s、マイクロサイズ】
●新生児用 すべてのサイズでバックシートに新素材を採用（P-xs 、P-s、マイクロサズ共通）

　これまでより更にやわらかいバックシートを採用することで、おむつ全体がやわらかくなり、生まれたての最も繊細な赤ちゃんの肌によりやさしくなりました。足をよく動かしておむつに当たっても、これまで以上に肌にやさしく安心です。

●最も繊細な赤ちゃんの肌のために柔らかさがアップ（P-xsのみ）

　機能はそのままに、素材をより薄いものに見直すことで、やわらかさがアップ。おむつが薄く、柔軟になることで、赤ちゃんの肌への負担が更に軽くなりました。

【製品特長:  パンパースのはじめての肌へのいちばん*2 新生児用】
●独自の「穴あきメッシュ」でゆるゆるうんちを吸収

　「パンパースのはじめての肌へのいちばん」にだけ採用される、おしっこ・うんちを素早く吸収する独自の「穴あきメッシュ」。生まれたての赤ちゃんのゆるゆるうんちも素早く吸収し、肌から遠ざけ、くっつきにくくする構造により、赤ちゃんのデリケートな肌をおむつかぶれから守ります。

●新改良！極上シルクのようなやわらかさ

　これまでより更にやわらかいバックシートを採用することにより、おむつ全体がやわらかくなりました。足をよく動かしておむつに当たっても、これまで以上に肌ざわりがやわらかくなりました。活発な新生児にもやさしい改良です。

●新改良！分散して即・吸収！世界初*5の「さらさらマジックトンネル」

さらさらマジックトンネル

 

　吸水する前の吸収体の厚みはわずか0.6mm。瞬時に水分が前後に分散し、全体ですぐ吸収されるので、おしっこをした後も赤ちゃんのお肌をさらさらに保ちます。おしっこをした後もスリムな状態のまま保つことができ、赤ちゃんの不快感を防ぎます。

新しい特徴に加えて、従来の機能でも大切な赤ちゃんの肌を守ります！
●弱酸性の吸収層でおむつの中は快適！
おしっことうんちが混ざることで、おむつの中のｐH値が上昇。アルカリ性側へ傾いて、お肌を刺激します。一方、おむつの中で湿ったままの赤ちゃんのお肌は、バリア機能が弱まって刺激を受けやすい状態に。パンパースは独自の吸収層が、ｐH値の上昇を抑えます。

●2倍のびる*6「のびのびストレッチ」で　背中のスキマも安心！

「のびのびストレッチ」が赤ちゃんのおなかの動きにあわせて伸び縮みするので、体にぴったりフィット。背中からのモレも防ぐので、背中にギャザーを配置する必要がありません。寝ている時間が長い新生児に快適なように背面もフラットです。

＜注釈＞
*1パンパースシリーズの新生児用使用率データ、P&G調べ（タイトル部分「全国の病産院で10年以上選ばれてNo.1」もこれに基づく）
*2 P&G製品内比較
*3製品が持っている5つの特徴を指しています
*4 シルクの成分は含まれていません。
*5水分を吸収後3分割になるパルプフリーのパンパース独自の吸収体構造。世界のリーディングブランドとの比較。2015年6月、P&G調べ。
*6伸ばす前との比較

＜参考資料＞
1) 「医療の質と医療業務の改善」、ざ・おむつNo.2: 14～16, 1983
2) 「おむつによる粉塵の発生量の測定」、ざ・おむつNo.4: 16～17, 1984
3) 「未熟児における布おむつと紙おむつのおむつかぶれ発生率の臨床的 比較」、ざ・おむつNo.6: 11～13, 1984
4) 「スキンケアに関する多彩な研究から開発されたパンパース」、ざ・おむつ おむつの国際会議特集　別刷:27～28, 1986
5)「新生児医療とおむつ」、ざ・おむつNo.18: 24～27, 1989