【ハピタス13周年特別企画】利用データで読み解く「世代間ポイ活ギャップ」

~13年間のデータが見た、世代で異なるポイ活の目的と使い方~

株式会社オズビジョン

580万人*超のユーザー数を誇るポイントモール「ハピタス」は、2025年11月2日でサービス開始13周年を迎えます。長きにわたりご愛顧いただいているユーザーの皆様への感謝を込めて、この度『ポイ活』に関する大規模な実態調査を実施しました。(*2025年9月末時点)

調査の背景と目的

近年、物価の上昇や節約への意識の高まりを受け、「ポイ活」が暮らしの中に定着してきました。

こうした背景のもと、本調査ではデジタルネイティブとして新しい消費文化を持つ「Z世代(13〜29歳)」と、ライフイベントが多様化する「オトナ世代(30歳以上)」に注目し、それぞれのポイ活スタイルにどのような違いが表れるのかを比較分析します。

「ポイ活」が単なるお得術ではなく、多くの世代の暮らしを支える身近なツールとしてどのように活用されているか、その実態を明らかにします。

調査結果サマリー

本リリースは、ポイントモール「ハピタス」のサービス開始13周年(2025年11月2日)に合わせて実施したユーザーデータ+アンケート分析の結果をとりまとめたものです 。本調査から、Z世代とオトナ世代で「貯め方・使い道・目的」に明確な差がある実態が明らかになりました。

● 世代別ポイ活スタイルの顕在化:ハピタスのユーザー数は580万人(2025年9月末時点)を超えており、13年間の利用拡大を背景に、Z世代(13~29歳)とオトナ世代(30歳以上)のポイ活スタイルの差が顕在化しています。

● 「貯め方」にも世代差:Z世代は「クレジットカード」 や「証券」「銀行」などの金融系サービス、または短時間で完了する案件(タイパ重視)で効率的に貯める傾向があります。オトナ世代は「総合ネット通販」、「本・コミック・雑誌」、「レディースファッション・靴」 など、日常消費に関連するジャンルが上位を占めています。

● 世代で「交換先」の選好が分岐:Z世代は趣味やエンタメに活用しやすい「ギフト券」が45.98%で最多です。一方、オトナ世代は「現金」が43.75% 、「電子マネー」が32.55% と、用途が限定されない実利志向が強い結果となりました。

● 年間購入金額レンジの違い:Z世代の年間購入金額は「1万〜5万円」が最多(29.84%)でした。対してオトナ世代は「10万円〜30万円」(18.57%) と「100万〜500万円」(18.46%) にもピークがあり、高額帯までレンジが広いことが特徴です。

● 目的の違いが明確:Z世代は「お得感・達成感があるから」(25.14%)を重視し、推し活・趣味(「推し活資金にするため」、「その他の趣味・娯楽の資金にするため」 )やマイル活用 など「好きなこと」への投資を目的とする傾向が見られます。オトナ世代は「日々の生活費・固定費の節約のため」を最重視(41.40%)しています。

● 総括インサイト:同じ“ポイ活”でも、その価値観はZ世代=エンタメ・自己投資志向、オトナ世代=家計防衛・計画性へと分岐していることが明らかになりました。

調査概要

調査対象者:ハピタスユーザー782,730人(13歳~100歳、性別の回答は任意)

調査方法 :ハピタス内データ調査・アンケート調査

調査期間 : 2024年9月1日~2025年10月6日

調査主体 :株式会社オズビジョン

調査結果詳細

1.ポイントの獲得方法

ポイントの獲得方法には、Z世代がタイパを意識しながら金融サービスなどを積極的に活用して効率的に貯めるスタイルである一方、オトナ世代は日々の買い物やレジャーといった暮らしの中での支出に合わせて堅実に貯めるスタイルをとっており、世代によってポイ活に求めるニーズの違いが表れる結果となりました。

※「ハピタス」におけるポイント獲得方法

・対象期間   :2024年9月1日〜2025年8月31日

・Z世代   :n=147,269(左)

・オトナ世代:n=635,461(右)


■ Z世代:「金融系サービス」や「タイパ重視型案件」でポイント獲得

世代別にポイント獲得ジャンルを比較すると、Z世代では「クレジットカード」が最も多く利用されており、上位には「証券」「銀行」などの金融系サービスが並びました。

3位の「就職・転職・アルバイト」カテゴリーでは、就職サイトのLINE公式アカウント追加など、気軽に参加できるサービスが人気です。

また、「その他サービス」では、アンケート回答など短時間で完了するサービスの利用が多く見られます。

Z世代で金融サービスの利用が高まっている点については、少額投資非課税制度(NISA)の拡充などを背景に、資産形成への関心が高まっていることも影響している可能性があります。

さらに、短時間で完了するサービスが好まれる理由として、TikTokやYouTube Shortsなどショート動画文化の影響により、情報を短時間で消費する“タイパ重視”の価値観が定着していることもうかがえます。

ハピタスは、Z世代のライフスタイルに合わせて、効率的にポイントを獲得できる機会を提供し、資産形成など将来に向けた賢い選択をサポートしています。

■ オトナ世代:「生活必需品」「レジャー消費」への活用が主流

一方、30代以降のオトナ世代では、1位に「総合ネット通販」、3位に「本・コミック・雑誌」、5位に「レディースファッション・靴」など、日常生活に密接したジャンルが上位を占めています。

また、Z世代では8位だった「旅行」が2位に浮上し、同じくZ世代ではランキング圏外だった「ふるさと納税」の利用が目立つ点も、オトナ世代の大きな特徴です。

オトナ世代は、家族のための支出などライフステージに伴う項目が増える傾向にあります。こうした背景から、近年の物価高騰が家計に与える影響をより現実的な課題として捉え、支出を賢く管理しようとする意識がうかがえます。

ハピタスは、物価高の中でもポイントを賢く活用し、日常生活や家計の負担を軽減していただけるようなサービスを提供しています。

2.ポイントの交換先

ポイントの交換先は、Z世代が趣味やエンタメに活用しやすい「ギフト券」が約半数を占める一方、オトナ世代は使い道の自由度が高い「現金」や「電子マネー」が大多数を占める結果となりました。世代によって、ポイントの実用性に対する考え方が異なることがうかがえます。

※「ハピタス」におけるポイント交換方法

・対象期間   :2024年9月1日〜2025年8月31日

・Z世代   :n=69,926(左)

・オトナ世代:n=380,977(右)

■ Z世代:“エンタメ消費”を中心とした「ギフト券」への交換が圧倒的 

ポイントの交換先を世代別に比較した結果、Z世代では「ギフト券」への交換が圧倒的に多いことがわかりました。Z世代の45.98%がギフト券への交換を選択しており、オトナ世代の21.84%と比べて2倍以上という高い利用率を示しています。ギフト券は「ゲームやアプリ内課金」「音楽・ライブ配信サービス」につかえるApple Gift CardやGoogle Play ギフトコードなどが特に人気を集めています。

こうしたギフト券の使途からも、Z世代のカルチャーとして定着している「推し活」や趣味を、ポイントを使って賢く楽しんでいる様子がうかがえます。

ハピタスは、Z世代に人気の高いギフト券への交換を通じて、彼らが自身の趣味やカルチャーを賢く楽しんでいただけるようなサービスを提供しています。

■ オトナ世代:“実利志向”を中心とした「現金」「電子マネー」が多数 

オトナ世代では、ポイントの交換先として「現金」が最も多く(43.75%)、続いて「電子マネー」も32.55%とZ世代(16.60%)と比べても高い割合です。

オトナ世代はライフイベントや家族のための支出など、お金の使い道が多岐にわたります。そのため、特定の用途に縛られず、日々の買い物から少し大きな支払いまで自由度の高い使い方ができる現金や電子マネーが、実用的な交換先として選ばれていると考えられます。

ハピタスでは、こうしたニーズに応え、ポイントを現金や電子マネーに柔軟に交換できる仕組みを整え、家計のサポートやちょっとした贅沢の実現といった、暮らしの質向上を支援しています。

3.「ハピタス」における年間購入金額

1年間でハピタスを通じて使った購入金額は、Z世代が「1万円〜5万円」の層に利用が集中しているのに対し、オトナ世代はより高額帯まで幅広く分布しており、世代ごとのライフステージの違いが支出規模に反映される結果となりました。

※「ハピタス」における年間購入金額

・対象期間   :2024年9月1日〜2025年8月31日

・Z世代   :n=147,269

・オトナ世代:n=635,461

■ Z世代:低〜中額帯を中心に支出を最適化。まとまった買い物にも広がる活用スタイル

Z世代の年間購入金額は、「1万円〜5万円」(29.84%)の中額帯に大きく集中しています。一方で、「10万円〜30万円」(16.79%)の中〜高額帯にも一定存在しています。

この主な傾向は、Z世代に学生や新社会人が多いことを反映していると考えられます。しかし、「10万円~30万円」の層も一定数存在することから、ポイ活を日常の細かな支出だけでなく、「自分への投資」や「趣味・推し活」といった、まとまった金額の支払いにも賢く活用している層がいることがうかがえます。

ハピタスは、Z世代の幅広い消費スタイルに対応し、日常の買い物から大きな支出までお得に活用できるサービスとして、あらゆる消費シーンをお得にサポートしています。

■ オトナ世代:高額帯まで広く支出を展開。計画的な高額出費と多様なライフイベント

オトナ世代の年間購入金額は、「10万円〜30万円」(18.57%)に次いで「100万円〜500万円」(18.46%)の高額帯にピークを持ち、より広いレンジに分布しています。

この結果は、オトナ世代がZ世代に比べて、住宅購入や教育費といったライフイベントに伴う高額な支出機会が増える年代の特徴が表れていると考えられます。そのため、日常的な買い物だけでなく、こうした大きな支出の場面でもポイントモールを活用し、計画的に家計を管理するスタイルが定着していることがうかがえます。

こうした背景からハピタスは、日常的な支出管理はもちろん、人生の転機となる住宅購入や家族旅行といった大型支出の場面においても、ユーザーの賢い選択を支援しています。

4.ポイ活の目的

ポイ活の動機は、「日々の生活費・固定費の節約のため」「お得感・達成感があるから」がトップ2位を占めるという点で両世代に共通していますが、その捉え方には違いがうかがえます。Z世代はポイ活を「推し活・趣味活」を支える資金を、達成感と共に得るための楽しい手段と捉えている一方、オトナ世代は家計を防衛するための計画的・実務的な手段として活用しているようです。


※「ハピタス」におけるアンケート調査

・対象期間   :2025年10月2日〜2025年10月6日

・Z世代   :n=416

・オトナ世代:n=867

■ Z世代:「推し活」や趣味を支えるゲーム型資金調達

Z世代のポイ活は「お得感・達成感があるから」(25.14%)が大人世代を上回ることから、ポイ活自体をゲームのように楽しむ傾向があります。また、貯めたポイントの使途も明確で「その他の趣味・娯楽の資金にするため」(12.02%)や「ポイントを推し活資金にするため」(5.19%)「ポイントをマイルに交換するため」(5.74%)などがあげられました。

Z世代は、「好きなこと」や「大きな経験」に繋げる動機がいずれも大人世代より高いです。

SNSなどを通じて「推し活」や趣味がより身近な消費活動となっている社会情勢も背景に、「好きなこと」への投資を重視するZ世代にとって、ポイ活は自身の生活費を圧迫せずに「推し活」や趣味のための資金源として、重要な役割を担っているようです。そのため、ポイントを貯める行為自体が目標達成のためのミッションのように感じられ、ゲームのような達成感や楽しさに結びついているのではないでしょうか。

ハピタスは、Z世代がポイ活そのものを楽しんでいるこうした傾向を大切に、今後もポイント獲得を「ゲーム」のように楽しめる場を提供することで、ユーザーが好きなことや経験への出費を楽しみながら捻出できるようサポートを続けていきます。

■ オトナ世代:「家計防衛」と「計画性」で生活の安定を追求

オトナ世代のポイ活の動機は「日々の生活費・固定費の節約のため」(41.40%)が圧倒的で、ポイ活が家計防衛の最重要手段となっています。また、「キャンペーン・セールなどでお得に買い物するため」(8.30%)も重視しており、計画的かつ実務的にポイント獲得の効率を追求する姿勢が見られます。

オトナ世代は、ライフステージの変化に伴い、家族のための支出などが増える傾向にあります。そのため、家族の家計をしっかり守りたいという意識のもと、将来の支出に備えて計画的に家計を最適化する手段として、ポイ活が活用されている様子がうかがえます。

ハピタスは、そうしたオトナ世代が持つ「家計を守る」というニーズに応え、日常の買い物から高額支出までの賢い支出管理を可能にするサービスを提供しています。

5.番外編:ポイ活ドリーム〜スマホで叶えるお得な世界〜

これまでの調査で見てきたように、ポイ活は世代を問わず生活に根付いていますが、その活用の規模はユーザーによって大きく異なります。「お小遣い稼ぎ」としてコツコツ貯める一方で、年間を通じて計画的に活用し、大きな成果を上げることも可能です。

ここでは番外編として、そうしたポイ活の持つ大きな可能性の一例をご紹介します。

※「ハピタス」における獲得ポイント数

・対象期間:2024年9月1日〜2025年8月31日(n=782,730)

・本リリース内のpt(ポイント)は、1pt=1円として記載しています。

上記の図が示すように、年間で数十万円相当のポイントを獲得するユーザーもおり、取り組み方によっては、暮らしに大きな豊かさをもたらすことも可能です。スマホひとつで、日々の節約から大きな目標の実現までをサポートできる点が、ハピタスの提供する価値といえます。


まとめ

おかげさまでハピタスは、サービス開始13周年を迎えました。 この記念すべき節目に実施した本調査から、「ポイ活」が世代を超えて暮らしに根付いた行動であることが改めて明らかになりました。

その活用スタイルは世代間で異なり、

  • Z世代は、趣味や自己投資といった「好きなこと」を実現するため、金融サービスやタイパ重視の案件で貯め、エンタメにも使える「ギフト券」へ交換するなど、ポイ活をゲームのような達成感と共に効率的に得る手段として活用している姿が見られました。

  • オトナ世代は、日々の買い物からライフイベントに伴う大きな支出まで、暮らしを賢く支える「家計防衛のツール」として、通販や旅行、高額なライフイベント支出にも活用し、ポイントは「現金」や「電子マネー」で堅実に受け取る、実利的なスタイルがうかがえます。

このように、それぞれのライフステージに寄り添う形で、独自の進化を遂げていました。

ユーザー一人ひとりの多様なライフスタイルと共に歩んでこられた13年であったことを改めて感謝し、ハピタスは今後もポイントを通じて毎日をより豊かにする体験を提供してまいります。

社名     :株式会社オズビジョン

URL   :https://www.oz-vision.co.jp/

代表者名 :代表取締役 鈴木 良

所在地  :〒150-0001 東京都渋谷区神宮前三丁目21番17号

設立       :2006年5月26日


<本件に関するお問い合わせ先>

Tel         :03-6630-7077

E-mail    :press@oz-vision.co.jp 

担当     :前田(マエダ)

※この文章に記載されている年間購入金額は、「ハピタス」を経由して購入した場合の金額になります。

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%とはなりません。

※全体設問(n=782,730)のほか、ハピタスユーザーを対象とした設問(n=450,903)(n=1,283)を含みます。

すべての画像


会社概要

株式会社オズビジョン

4フォロワー

RSS
URL
https://www.oz-vision.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区神宮前 三丁目21番地17号
電話番号
-
代表者名
鈴木良
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2006年05月