NECプラットフォームズ、オフィスコミュニケーションクラウドサービス「UNIVERGE BLUE」で初期導入コストを抑えたフルクラウド構成のモデルを提供開始
PBX・キーテレフォンとのハイブリッド構成においてもMicrosoft Teams連携機能を追加し、利便性を向上
NECプラットフォームズは、音声通話・チャット・Web会議・ファイル共有などオフィスコミュニケーションに必要な機能を統合したクラウドサービス「UNIVERGE(ユニバージュ) BLUE」において、オンプレミス型PBXやキーテレフォン(注1)の初期導入コストを抑えたフルクラウド構成のBring Your Own Trunkモデル(注2、以下BYOTモデル)を本年4月25日から提供を開始します。
また、PBX・キーテレフォンとのハイブリッド構成のサービスにおいても、Microsoft Teamsとのユーザーインターフェース(以下UI)を統合化するMicrosoft Teams連携機能を本年4月18日から追加します。


<UNIVERGE BLUEについて>
URL:https://www.necplatforms.co.jp/product/blue/pr20250331/
【背景】
2025年から双方向番号ポータビリティ(注3)の受付が開始され、固定電話番号からIP番号への移行やその逆が容易となり、企業における主要なコミュニケーションツールである音声通話のインフラ再編が加速しています。特にクラウドPBXの課題であった外線番号の移行が緩和され、PBX構成がオンプレミスからフルクラウドに移行しやすくなり、クラウドPBX市場の活性化が予想されています。
また、チャットやWeb会議などのクラウドベースのコラボレーションツールを活用したオフィスコミュニケーションのDX化も進められています。こうした中、コミュニケーションツールの一元化による生産性向上や業務効率化と同時に、コミュニケーションシステムの可用性向上が求められています。

【BYOTモデルについて】
フルクラウド構成のBYOTモデルは、音声通話をはじめとする各種設定をお客様自身でWebブラウザ上から簡単に実現でき、従来のテレフォニー機能はもちろんのことコールセンターの運用に必要な基本機能や通話録音/IVR機能(注4)を実装しています。UNIVERGE BLUE専用の高品質な固定電話機の提供も行っており、既設の電話回線や回線契約を継続して利用することが可能です。特長は以下の通りです。
1.導入コストを抑え手軽に運用
PBXやキーテレフォンなどの初期導入コストを抑えて、各種設定をお客様自身でWebブラウザ上から簡単に実現でき、手軽にオフィスのコミュニケーションシステムの運用が可能です。
2.コールセンター基本機能の提供
高度なハントグループやスーパーバイザー向けに、コールセンターの運用に必要な待ち呼、応対状況表示、モニタ、ウィスパリング、割り込み、統計レポート、ダッシュボードなどの基本機能を実装しています。
3.通話録音/IVR機能の提供
SBC(セッションボーダーコントローラー)と接続されたオンプレミス環境からもクラウドコールセンターの基本機能が利用可能です。これにより、既設PBX・キーテレフォン環境のIP化やクラウド化をスムーズに進めることができます。さらにコラボレーション領域など、お客様のビジネスニーズに合わせたより高度なサービスへ展開・発展を支援します。
4.専用固定電話機の提供
UNIVERGE BLUE専用の自社製SIP多機能電話機(注5)2機種の提供も開始します。中間機器を挟まずにインターネット経由でUNIVERGE BLUEにダイレクト接続が可能です。クラウドPBXベンダーの中でも自社製の固定電話機まで提供できる当社の強みを活かし、企業におけるコミュニケーションシステムをトータルでサポートします。


【Microsoft Teams連携機能について】
ハイブリッド構成のMicrosoft Teams連携機能は、Microsoft TeamsのUIをメインに利用するお客様向けにUNIVERGE BLUEのハイブリッド音声環境(注6)をMicrosoft Teams上に統合し、利便性を高めて生産性向上を支援します。万一Microsoft Teamsの障害が発生した時でも、ハイブリッド音声環境を利用することができ、コミュニケーションシステムの信頼性向上を実現します。特長は以下の通りです。

1.統合されたコミュニケーションツールによる生産性の向上
UNIVERGE BLUEをMicrosoft Teamsに統合することでコミュニケーションツールが一元化され、アプリケーションを使い分けることなくユーザーは会議、チャット、ファイル共有、通話機能をMicrosoft Teams内で管理できます。これによりコミュニケーションツールの利便性を高め、業務効率化や生産性向上に貢献します。
2.コスト低減
UNIVERGE BLUEの音声環境によりMicrosoft Teams 電話ライセンスを必要とせず、Microsoft TeamsのUI上で高度な電話機能を提供します。異なるアプリを使い分ける必要がなくなり、ユーザーは一つのプラットフォームから両方の機能を利用できるため、時間と労力を節約できます。
3.信頼性の向上
Microsoft Teamsで障害が発生した際、ハイブリッド音声環境は継続して運用が可能です。UNIVERGE BLUEとMicrosoft Teamsを統合して運用することで、マルチクラウドによるBCP対策の強化が実現できます。
【販売価格、販売開始時期】
フルクラウド(BYOT)関連

サービス名称/製品 |
標準価格(税別) |
販売開始時期 |
---|---|---|
フルクラウドBYOTライセンス |
オープン価格 |
2025年4月25日 |
フルクラウド専用SIP多機能電話機 DT900Sシリーズ32ボタン セルフラベリング |
65,900円 |
2025年4月25日 |
フルクラウド専用SIP多機能電話機 DT900Sシリーズ6ボタン |
46,500円 |
2025年4月25日 |
Teams連携関連

サービス名称/製品 |
標準価格(税別) |
販売開始時期 |
---|---|---|
Teams連携ライセンス |
1,200円/月/ユーザー |
2025年4月18日 |
UNIVERGE BLUEのライセンスおよび導入に関する最新費用などは、問い合わせ先までご相談ください。
以上
(注1) Key Telephone Systemの略称。オフィスの電話設備一式をまとめた総称。
(注2)フルクラウドSBC設置型モデル。IPネットワーク上での音声通信においてネットワーク間の相互接続を行うゲートウェイ装置であるSBC(Session Border Controller)を設置することで、キーテレフォンやPBX機能をクラウドから提供。
(注3)固定電話サービス提供事業者間における双方向番号ポータビリティの開始について。
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20241112_01.html
(注4)Interactive Voice Responseの略。音声自動応答システムのこと。
(注5)IPネットワーク上で音声通話を実現する技術であるSIP(Session Initiation Protocol)を利用し、1台で複数の外線や内線を扱うことのできる多機能電話機。
(注6)オフィスとテレワークの共存型ワークスタイルを実現する、PBX・キーテレフォンとUNIVERGE BLUEとのハイブリッド連携構成。
※UNIVERGE、UNIVERGE BLUE、UNIVERGE BLUE CONNECT は日本電気株式会社の登録商標です。
※Microsoft、Microsoft Teamsは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※その他、記載の会社名、製品名、サービス名などは該当する各社の登録商標または商標です。
<本サービスについて>
URL:https://www.necplatforms.co.jp/product/blue/pr20250331/
<本件に関するお問い合わせ先>
NECプラットフォームズ ユニファイドコミュニケーション事業部門
E-Mail:u-blue-info@ucaas.jp.nec.com
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