リガク、台湾に新拠点「Rigaku Technology Center Taiwan」を開設
~技術支援・共同開発を強化し、大中華圏での事業基盤を拡大~
リガク・ホールディングス株式会社(本社:東京都昭島市 代表取締役社長:川上 潤、以下「リガク」)は、2025年、台湾に新たなグループ会社 Rigaku Technology Taiwan Co., Ltd.(以下「RTTW」) を設立、同社内に設けた技術拠点 Rigaku Technology Center Taiwan(以下「RTC-TW」) が10月より本格稼働を開始したことをお知らせします。

RTTWは2024年に設置した「Rigaku Taiwan Branch (RCTW)」の業務を継承し、大中華圏における事業運営の中核として、顧客対応の強化と持続的な成長を目指します。
また、今回RTTW内に開設したRTC-TWは、研究開発・顧客支援・共同開発を推進する技術拠点です。生産環境を再現したクリーンルーム、デモンストレーション、トレーニング、共同開発のためのスペースを備え、現地チームによる迅速かつ高度な技術サポートを提供します。これにより、半導体・材料・ライフサイエンスの各分野において、地域に密着したソリューション提供を一層強化します。
主な支援分野
-
半導体計測:膜厚・組成・結晶性計測、全反射蛍光X線分析(TXRF)、X線トポグラフィ、CD計測、応力/ひずみ解析、パッケージ検査
-
材料特性評価:X線回折(XRD)、蛍光X線分析(XRF)、3D CTイメージング
-
ライフサイエンス:生体分子構造解析や医薬品開発
新拠点設立の意義
RTC-TWは、リガクが台湾の半導体産業ネットワークに深く根差し、現地の顧客とともに技術革新を進めるための重要な拠点です。次世代ロジックやアドバンストパッケージングなど、半導体分野の最前線で求められる分析・計測技術の開発と応用を、現場に近い形で推進します。
さらに、RTC-TWの技術リソースを活用し、大中華圏全体における市場開発と顧客支援を強化します。日本の研究開発・製造拠点との連携を軸に、アジア地域全体での技術支援体制を拡充し、持続的な成長とイノベーションの創出を加速してまいります。
拠点情報
【名称】Rigaku Technology Taiwan Co., Ltd. (RTTW)、Rigaku Technology Center Taiwan (RTC-TW)
【住所】 3F-7, No. 12 Taiyuan 2nd Street Tai Yuen Hi-Tech Industry Park,
Zhubei City, Hsinchu County 302082, Taiwan, R.O.C.
【E-mail】 RTC.TW@rigaku.com
【ウェブサイト】 https://rigaku.com/products/semiconductor-metrology/rigaku-technology-center-taiwan (英語)
なお、RTC-TWの本格稼働を記念し、本日(10月20日)開所式を開催いたします。式典では、新拠点の設備紹介やオフィスツアーを通じて、リガクの最新技術と現地での取り組みをご紹介する予定です。
【リガクグループについて】
リガクグループは、X線分析をコアに熱分析等も含む先端的な分析技術で社会をけん引する技術者集団です。産業・研究用分析のソリューションパートナーとして1951年の創業以来、136の国と地域のお客様と共に成長を続けています。日本国内で極めて高いシェアを誇り、海外売上は約70%に達しています。応用分野は、半導体や電子材料、電池、環境・エネルギーからライフサイエンスまで日々拡大中です。世界で2,000名超の従業員が「視るチカラで、世界を変える」イノベーションの実現に取り組んでいます。詳しくはrigaku-holdings.comをご覧ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 電子部品・半導体・電気機器
- ダウンロード