カナリー、シリーズCで約40億円の資金調達を実施。”Vertical AI”への進化を加速

不動産領域における“Vertical AI”を目指し、開発体制を大幅に強化

「もっといい『当たり前』をつくる」をミッションに不動産業界におけるDXとAI実装を推進する株式会社カナリー（本社：東京都港区、代表取締役：佐々木 拓輝）は、シリーズCラウンドとして約40億円の資金調達の実施をお知らせいたします。シリーズA、Bに続き今回もリード投資家として参画いただいたAngel Bridgeに加え、新規投資家としてWiL及びみずほキャピタルなどから株式による約30億円の資金調達を実施いたしました。あわせて、融資等による約10億円の資金調達も行う見込みです。本資金調達により累計調達金額は約80億円となります。

背景

当社では「もっといい『当たり前』をつくる」をミッションに、マーケットプレイス「カナリー(CANARY)」に加え、不動産業界におけるVertical SaaS「カナリークラウド(CANARY Cloud)」を展開しております。

マーケットプレイス「カナリー(CANARY)」は累計ダウンロード数550万件を突破し、ユーザー視点の優れたUI/UXにこだわり、不動産情報アプリとしてユーザー評価No.1の★4.8を獲得しております(*)。

不動産業界におけるVertical SaaS「カナリークラウド(CANARY Cloud)」は、CRM（顧客管理システム）機能をはじめとした充実した機能を揃えており、全国の地場密着から大手まで多くの不動産会社様にてご利用をいただいております。

不動産業界は、深刻な人手不足と人件費の高騰が進む中で、生産性向上が喫緊の課題となっていますが、アナログな業務が根強く残存し、AI活用に必要な基盤の構築が遅れている状況です。当社は、そのような現状に対して、Vertical SaaSを介して業務のデジタル化とデータ整備を推進し、その上でAI実装を進めてまいります。

当社のプロダクトを通じて体系的に蓄積されるユーザー・物件・業務に関わる複合的なデータを基にして、不動産領域に特化した“Vertical AI”を提供します。このAI活用により、不動産業界の方々における膨大なアナログ業務の効率化を実現し、人にしかできない「コア業務」に集中できるようになることで、業界全体の生産性を大きく引き上げ、結果として消費者体験もより良いものにしていくことを目指しています。

今回の調達資金によって、開発体制や技術基盤の強化などAIへの積極的な投資を行いながら、不動産会社様のDXとAI実装を支援するサポート体制の強化を加速してまいります。

*アプリダウンロード数: 2025年11月時点。ユーザー評価No.1: App Ape調査。不動産情報アプリ（月間利用者数1万以上のアプリ）のうち、Google Play、App Storeのいずれにおいてもアプリストア上のユーザー評価（レビューレート）がNo.1

シリーズC 投資家一覧

• Angel Bridge

• WiL

• みずほキャピタル株式会社　ほか

株式会社カナリー 会社概要

会社名 : 株式会社カナリー

代表者 : 代表取締役 佐々木 拓輝

所在地 : 〒108-0073 東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー27階

設立 : 2018年4月

事業内容 : 

・マーケットプレイス事業「カナリー(CANARY)」の提供

・SaaS事業「カナリークラウド(CANARY Cloud)」の提供

・DXソリューションズ事業

コーポレートサイト : https://corp.canary-app.jp/

採用情報 : https://corp.canary-app.jp/career/

プレスリリースに関するお問合せ先

株式会社カナリー広報担当

E-Mail：[e-mail]

▼参考：2025年8月に移転した新オフィス