累計80万導入の奉行シリーズに、GPASSが外国人就労管理システムとして初連携

~在留カード偽造検知や失効照会などの法対応を自動化、企業の負担なく不法就労ゼロへ~

株式会社ELEMENTS

ELEMENTSグループの株式会社Liquid(本社:東京都中央区、代表取締役:長谷川 敬起、以下「Liquid」)と勘定奉行・奉行クラウドをはじめとする基幹業務システムを開発・販売する株式会社オービックビジネスコンサルタント(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:和田 成史、以下「OBC」)は、 7月24日より、外国人労働者を雇用する事業者の労務管理を効率化するため両社のサービスのAPI連携を開始します。Liquidの外国人就労管理システム「GPASS」とOBCの「総務人事奉行クラウド」の人事労務機能が連携することで、「GPASS」で収集、検証された在留カード情報を「総務人事奉行クラウド」でも直接管理できるようになります。なお、「総務人事奉行クラウド」への外国人就労管理システムの連携は「GPASS」が初です。累計導入数80万の奉行シリーズとの連携を通じて、「GPASS」の導入企業の拡大も期待されます。

GPASSのWebサイト:https://liquidinc.asia/gpass/

GPASSと総務人事奉行クラウドが連携する仕組み

背景:外国人労働者が230万人を超えるなか、その管理が企業の課題に

外国人労働者の数は過去最高の230万人を超え※1、2040年には約688万人の労働力が必要と試算される※2なか、外国人労働者の就労資格を正しく確認し、管理していく事の重要性はますます高まっています。外国人労働者を雇用する企業では、在留カード情報の収集、エビデンス保管、真贋判定、期限管理、失効情報照会、ビザ更新などの外国人特有の労務管理を行う必要があります。これらのプロセスを手入力や属人的な管理に頼っている場合が多く、その管理精度の向上と業務効率化が課題になっています。

※1 厚生労働省 「「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和6年10月末時点)
※2 独立行政法人 国際協力機構「2030/40 年の外国人との共生社会の実現に向けた調査研究ー外国人労働者受給予測更新版ー

提携内容について

「GPASS」は、外国人労働者の就労資格を正確かつ効率的に検証できる外国人就労管理システムです。Liquidのオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を利用した本人確認済みの在留カード情報の収集と保管、継続的な失効情報照会、有効期限と在留カード更新管理、顔認証によるなりすまし出勤の回避などの機能で、不法就労を簡単かつ全方位的に防止します。2024年8月より提供を開始し、登録者数は30,000名を超えています。

「奉行クラウド」は、累計導入数80万のノウハウが詰まったクラウド基幹業務パッケージサービスです。会計・人事労務などバックオフィスから、請求書や勤怠などの申請業務といった従業員業務まで、幅広い企業業務をデジタルで完結することができます。

この度の連携により、「GPASS」で収集、検証した在留カード情報を「総務人事奉行クラウド」で直接閲覧し、外国人労働者の就労管理を効率化できるようになります。

<事業者のメリット>

・手入力や目視チェック不要で、在留カード情報を漏れなく正確にデータ化

「GPASS」アプリで読み取った在留カードのICチップ情報が「総務人事奉行クラウド」に自動連携され、手入力や目視確認などの人的対応に依存する事なく、正確に情報を管理できます。これにより、管理の漏れやミスを防ぎ、管業務負担も大幅に軽減します。

・在留資格の有効期限と失効情報を自動管理し、不法就労助長リスクを回避

在留カードは、券面に記載された有効期限内でも特定の条件で失効する場合があります。そのため、雇用開始後も継続して、入管庁が提供する「在留カード等番号失効情報照会」Webサイトで有効性を確認する必要があります。「GPASS」では、この確認作業を自動化し、一定頻度で番号失効情報を照会した上で、目視で確認済みの結果を連携します。

・在留カードの保有者とは別人によるなりすまし勤務を回避

国内では約7.5万人※3にものぼる外国人が不法残留しており、一部はSNSなどを通じて他人の在留カードや偽造カードを使用し、不正に就労するケースが報告されています。「GPASS」は在留カードの検証と顔認証による本人確認で、不法就労のリスクを検知します。法令を遵守して正当に働く外国人労働者の権利を守り、企業の不法就労助長リスクを排除します。


※3 出入国在留管理庁「本邦における不法残留者数について(令和7年1月1日現在)/ 公表資料」 

両社のコメント

株式会社オービックビジネスコンサルタント 代表取締役社長 和田 成史

人手不足を背景に外国人労働者を雇用される事業者が増加を続ける中、奉行クラウドシリーズをご利用のお客様へより高度な外国人管理機能をお届けすることはOBCにとっても課題の1つでした。OBCで提供する総務・人事・労務業務全体のDX化を実現できる『奉行クラウド HR DX suite』では、給与計算をはじめ、人事管理、労務管理手続きのワークフローを含む85の業務のDX化が可能ですが、今回の連携先である、本人確認技術で業務効率を高めたLiquidの外国人就労管理システムGPASSは、新たに外国人労働者管理も含めて奉行シリーズで実現するためのベストな方法だと考えています。この取り組みにより奉行クラウドとGPASSがシームレスに併用できるようになり、お客様へ更なる満足をお届けできることに期待しています。

株式会社Liquid 代表取締役 長谷川 敬起

OBC様の奉行クラウドは会計・給与・人事・販売などの広範な業務を1つのプラットフォームに集約し、外部サービスとの連携で専門業務もこなせる統一的なエコシステムを実現されているクラウドソリューションです。今回の連携により、その奉行クラウドへGPASSの専門的な外国人就労管理機能が統合され、外国人労働者を雇用される多くの事業者様へ不法就労を防げる管理環境を提供できることを嬉しく思います。


■奉行クラウドについて
累計導入数80万のノウハウが詰まったクラウド基幹業務パッケージサービスです。会計・人事労務などバックオフィスから、請求書や勤怠などの申請業務といった従業員業務まで、幅広い企業業務をデジタルで完結することができます。また、あらゆるサービスとつながることで業務データを安全かつ自由に活用でき、ビジネスを加速できる環境をご提供します。
Webサイト:https://www.obc.co.jp/bugyo-cloud/

 ■外国人向けデジタルIDウォレット「GPASS」について
Liquidが提供する「GPASS」は、自分自身に関するあらゆる情報をスマートフォンで一元管理できるようにするデジタルIDウォレット「PASS」の外国人向けのシリーズです。外国人の方々がGPASSを利用して自らの情報を正確に整理、提示できるようにすることで社会活動の選択肢を狭めることなく、主体的かつスムーズに行動できる共生社会を作ることを目的に開発されました。 2024年8月より一般提供を開始し、既に登録数は30,000名を超えています。外国人本人の明確な意思の元、在留カード情報、所属組織、就学就労実績、資格、スキル、日本滞在歴やそれらに伴う与信などの情報を詳細かつ高精度に格納できるデータベースと、それを思いのままに提示できる仕組みを提供することで、外国人労働者と就労先企業との間、外国人消費者とサービス提供事業者との間のミスマッチを解消していきます。
Webサイト:https://liquidinc.asia/gpass/

■オービックビジネスコンサルタントについて
OBCは、『勘定奉行クラウド』をはじめとする『奉行クラウド』『奉行クラウドEdge』を主力として、お客様のニーズに沿って業務スタイルに変化をもたらす商品を開発・販売しています。世界トップレベルのセキュリティでお客様の大切なデータを守り、安全で安定した業務環境を提供。累計80万を超える導入実績を誇り、AI戦略「AIエージェント戦略」を始動し、企業の業務革新を「DX」からさらに進化させた「AX」へと推進しています。

所在地  : 東京都新宿区西新宿六丁目8番1号 住友不動産新宿オークタワー29F
代表者  : 代表取締役社長 和田 成史
設立   : 1980年12月
事業内容: 企業業務(会計・人事・給与等の基幹業務や、それに係る周辺業務)に関するソリューションテクノロジーの開発メーカーとして、パートナー企業を通して、お客様の業務効率化に貢献するクラウドサービス等を提供
Webサイト: https://www.obc.co.jp/

■株式会社Liquidについて
Liquidは、生体認証を活用し、認証を空気化することで、世界約80億人全ての人があるがままの状態であらゆるサービスを簡単・安全に使える、なめらかな社会の実現を目指しています。また、金融の取引時確認(犯罪収益移転防止法)、携帯電話契約(携帯電話不正利用防止法)、中古品買取(古物営業法)、不動産取引、CtoC取引などにおける本人確認のオンライン化の流れに合わせ、業界や導入事業者をまたがって横断的に不正検知を行う仕組みを提供し、利便性とセキュリティの両面を追求して参ります。

所在地:東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング3 5階
代表者:代表取締役 長谷川 敬起
設立:2018年12月
事業内容:生体情報、生体行動に特化した画像解析・ビッグデータ解析(LIQUID eKYC、LIQUID Auth等)
Webサイト: https://liquidinc.asia
サービスサイト:
身元確認サービス「LIQUID eKYC」https://liquidinc.asia/liquid-ekyc/
当人認証サービス「LIQUID Auth」https://liquidinc.asia/liquid-auth/
デジタルIDウォレット「PASS」 https://liquidinc.asia/smartcity/
外国人向けデジタルIDウォレット「GPASS」https://liquidinc.asia/gpass/

■株式会社ELEMENTSについて
所在地:東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング3 5階
代表者:代表取締役会長 久田 康弘
    代表取締役社長 長谷川 敬起
証券コード:東証グロース市場 5246
設立:2013年12月
事業内容:生体認証・画像解析・機械学習技術を活用した個人認証ソリューション、衣食住における個人最適化ソリューション、個人情報を管理するクラウドサービスの開発・提供
Webサイト: https://elementsinc.jp/

※本プレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

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会社概要

株式会社ELEMENTS

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URL
https://elementsinc.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング3(5階)
電話番号
03-4530-3002
代表者名
長谷川 敬起
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2013年12月