創業400年の節目、新代表取締役社長に福光太一郎が就任
米と水と発酵の未来へ。14代目の経営体制を発足。
株式会社福光屋(本社:石川県金沢市)は、2025年8月22日付で、新代表取締役社長として福光太一郎が就任、前任の福光松太郎は代表取締役会長に就任いたしました。
新体制
代表取締役社長
福光 太一郎(ふくみつ たいちろう)
1978年10月3日 石川県金沢市生まれ
2010年7月 株式会社福光屋入社
2010年8月 取締役就任
2012年8月 取締役専務就任
2025年8月 代表取締役社長就任(14代当主)

代表取締役会長
福光 松太郎(ふくみつ まつたろう)
1950年3月10日 石川県金沢市生まれ
1977年9月 株式会社福光屋入社
1978年6月 取締役就任
1979年5月 取締役経営本部長就任
1985年6月 代表取締役社長就任(13代当主)
2025年8月 代表取締役会長就任

新体制発足日
2025年8月22日
ご挨拶
この度、代表取締役社長を交代し、折よく当社創業400年の嘉節と相成りましたことを謹んでご報告申し上げます。
豊かな食文化が育まれた金沢の地にて、時代の大きな変化に直面しながらも日本酒を造り続けることができましたのは、皆様のご愛顧があってこそと心より厚く御礼申し上げます。酒造りの根源である「米」と「水」と「発酵」。この天恵の巡り合わせに感謝するとともに、自らの原点をあらためて問い質し、時代が求める生活文化の創造に専心いたす所存でございます。今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

米と水と発酵の未来へ
すぐれた米が酒造りを支える
福光屋は1960年から酒米の契約栽培を開始しました。山田錦を起点に、金紋錦、フクノハナの生産農家と土づくりから共に取り組み、今日まで品質向上と安定栽培が続いています。強い信頼関係と情熱的な米づくりによって2008年には有機認証取得も実現。福光屋の全量純米造りが支えられています。いい酒はいい米から。長年の切磋琢磨を未来のより良い農業と自然環境へつなぐために、取り組みは続きます。
生まれたて百歳の仕込み水
霊峰白山の麓に降り注いだ雨雪が地中深くに浸み込み、100年以上の年月をかけて酒蔵の地下150メートルに辿り着く「百年水」。これが福光屋の仕込み水です。幾重もの貝殻層を潜り抜ける間に発酵に最適なミネラルを溶け込ませ、中硬水ながらやわらかな口あたり。米と微生物の健やかな発酵を促しながら福光屋の酒の輪郭となります。水は酒蔵の命。未来の酒造りのために、この自然の恵みとの共生を大切にしてまいります。
発酵という自然の神秘
目に見えぬ微生物、麹や酵母が主役となる酒蔵。自然の摂理に真摯に向き合い、いかに微生物の働きやすい環境を整えるか。代々受け継いできた酒造りの技は、この理念のもとに磨かれてきました。米を発酵させて400年。日本の叡智と文化を守り、進化させながら、無限に広がる発酵の可能性を追求し続けます。
福光屋
1625(寛永二)年創業の金沢で最も長い歴史を持つ酒蔵。「伝統は革新の連続なり」の精神を代々受け継ぎ、1960年から取り組む契約栽培米と、霊峰白山の麓より100年以上の時をかけて辿り着く「百年水」、微生物主義を貫きながら進化し続ける蔵人たちの伝統技術により、2001年に米と水のみで日本酒を醸す純米蔵を実現。長期熟成酒の研究は1959年に開始しています。現在では有機純米酒をはじめ、米発酵技術を応用した食品・化粧品事業、直営店や輸出も展開しています。
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