カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®製屋内型スポーツ用人工芝葉・充填材をミズノと共同開発

株式会社カネカ

Green Planet製人工芝と充填材

 株式会社カネカ(本社:東京都港区、社長:藤井 一彦)は、ミズノ株式会社(本社:大阪府、社長:水野 明人、以下「ミズノ」)と、カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®(以下Green Planet)を使用した屋内型スポーツ用人工芝葉と充填材を共同開発しました。ミズノの人工芝に関する技術知見と当社Green Planetの材料成形技術を融合することで、スポーツ用途として使用可能な高い耐久性と一般的な人工芝に近い風合いを実現しました(※1)。人工芝葉にGreen Planetを用いる事例は世界初です(※2) 

 Green Planetは、石油資源に依存せず、環境にやさしいソリューションを提供したいという思いを原点に当社が開発した100%バイオマス由来の生分解性バイオポリマーです。土壌中のみならず海水中でも容易にCO2と水に生分解される特長を持っているため、プラスチックによる海洋汚染問題の解決に貢献します。

 人工芝は摩耗すると破片が意図せず海に流出することがあり、海洋生態系に悪影響を与えるマイクロプラスチックになることが問題になっています(※3)。この度ミズノと共同開発した人工芝葉と充填材は、海に流出しても海中で水とCO2に生分解されるため、マイクロプラスチックの流出対策に寄与します。また、Green Planetはバイオマス由来であるため、石油由来の人工芝葉や充填材に比べ、CO2排出量を低減することができます。

人工芝断面イメージ図

 当社は「カネカは世界を健康にする。KANEKA thinks “Wellness First”.」という考えのもと、ソリューションプロバイダーとしてグローバルに価値を提供しています。当社独自の高分子技術とバイオ技術を用いた技術・用途開発をもとに、Green Planetをグローバルに普及させることで、サステナブル社会の実現に貢献してまいります。

(※1)ミズノ既存製品と同等のスポーツ性能を備えていることを確認済みです。

(※2)Green Planetを使用した海洋生分解性人工芝葉として。2025年6月現在、カネカ調べ

(※3)日本からのプラスチックごみの海洋への流出総量 年間11,000~27,000トンのうち人工芝パイルの海洋流出量 年間240トン(暫定値)、人工芝充填材の海洋流出量 年間540~2,700トン

(環境省 令和5年度検討結果 日本の海洋プラスチックごみ流出量の推計)

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会社概要

株式会社カネカ

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URL
https://www.kaneka.co.jp
業種
製造業
本社所在地
東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル
電話番号
03-5574-8000
代表者名
藤井 一彦
上場
東証プライム
資本金
330億4600万円
設立
1949年09月