【シニア最新調査】暑さに負けない暮らしのヒント ~シニアのリアルな熱中症対策から見えたこと~
50代以上のシニア320名以上に『熱中症・熱さ対策』に関するアンケート調査を実施

シニア専門のマーケティングプラットホーム コスモラボ(会社名:コスモヘルス株式会社、本社:東京都港区、代表取締役社長 小塚 崇史)がシニア層の『熱中症・熱さ対策』に関するアンケートリサーチのレポートをリリースしました。本レポートでは、熱中症対策の実施状況、意識、ニーズを多角的に検証し、シニア世代の暑さ対策における行動傾向と今後の示唆が明らかになりました。
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https://cosmolab.jp/lp/research/
調査トピックス
◆約9割が基本の水分補給を実践済み
「実際に行っている暑さ対策」では「水分をこまめにとる」が90.7%でトップでした。基本的な熱中症対策として最も広く浸透しており、シニア層の予防意識の高さが表れています。
◆外出時の必需品「日傘・帽子」が6割超
「暑さ対策グッズで使用しているもの」では「日傘・UVカット帽子」が66.1%と最も多く、外出時の対策が重視されています。手軽で効果的なアイテムとして定着していることが分かります。
◆暑さ対策として「水分補給」に期待
「暑さ対策で「食品・飲料」に期待することはありますか」の質問に、「水分補給」(68.3%)や、「栄養バランス」(60.2%)と回答しています。暑さ対策としての食品・飲料選びでは、機能性を最優先する傾向があります。
1:熱中症になった経験はありますか(有効回答者数:322名)
「ない」と回答した人が72.0%と最多であり、多くのシニアは熱中症の自覚経験がないことが窺えます。一方で「ある(自己判断)」は19.3%、「ある(医師の診断あり)」も8.7%おり、約3割の人が何らかの体調異変を認識しています。医師診断を受けた人の割合も一定数存在することから、症状を軽視せずに医療機関へ相談する行動が一部で浸透していると考えられます。

2:実際に行っている暑さ対策を教えてください
(複数回答可)(有効回答者数:322名)
「水分をこまめにとる」(90.7%)が最多で、次いで「エアコンを使う」(80.4%)、「帽子や日傘を使う」(63.7%)と続きました。「通気性の良い服装を心がける」(55.3%)や「扇風機・サーキュレーターを使う」(55.0%)なども半数を超え、複数の対策を組み合わせて実施する傾向が見られます。

3:ご自宅にはエアコンがありますか(有効回答者数:322名)
「一部の部屋にある」が52.2%と最も多く、「全ての部屋にある」は44.1%です。一方、「ない」は3.7%と少数にとどまっています。シニア層の住環境において、エアコンの設置率は極めて高いことが確認されますが、「全室設置」までは至っていない家庭も多く、部屋ごとの利用に偏りがあることが示唆されます。

4:夏場の冷房使用状況を教えてください(有効回答者数:322名)
「日中・夜間ともによく使う」が60.2%と圧倒的多数を占めました。次に「日中だけ使う」(18.6%)、「夜間だけ使う」(10.6%)が続いており、生活リズムや家計への配慮が窺えます。一方、「あまり使わない」「使っていない」といった冷房の使用に消極的な層はごく少数にとどまります。

5:ご自身の1日の水分摂取量はどれくらいですか(有効回答者数:322名)
「1〜1.5Lくらい」が41.0%で最多で、「1.5〜2Lくらい」(31.1%)と合わせて7割以上が1L以上を摂取しています。「1L未満」は14.6%と一定数存在し、年齢や活動量に応じた摂取行動の個人差が見られます。推奨量の再周知が求められます。

6:水分補給はどのようなもので行うことが多いですか
(複数回答可)(有効回答者数:322名)
「水」(78.9%)と「お茶(麦茶・緑茶など)」(73.9%)が上位を占めました。「スポーツドリンク」(19.3%)や「清涼飲料水」(16.8%)など糖分を含む飲料は抑えられていました。

7:暑さ対策グッズで使用しているものを選んでください
(複数回答可)(有効回答者数:322名)
「日傘・UVカット帽子」(66.1%)が最多で、外出時の熱中症・紫外線対策が重視されています。「冷感タオル・衣類」(52.2%)、「ネッククーラー」(30.7%)など、装着型のグッズが主流で、手軽さや管理のしやすさが支持を集めています。

8:今後、購入してみたい暑さ対策グッズはありますか
(複数回答可)(有効回答者数:322名)
「特にない」(39.1%)が最多でありつつ、「冷感タオル・衣類」(23.9%)、「冷却スプレー・ミスト」(17.4%)などへの購入意欲も確認されました。特に価格が安く、手軽に使えるアイテムにニーズが集中しています。現在の対策に満足している層が多い一方で、新たなグッズへの関心も一定数存在します。

9:暑さ対策で「食品・飲料」に期待することはありますか
(複数回答可)(有効回答者数:322名)
「水分補給」(68.3%)や、「栄養バランス」(60.2%)、「塩分・ミネラル補給」(59.3%)と続き、熱中症予防に直結する機能が重視されています。「美味しさ」(25.8%)や「食欲の維持」(35.1%)といった継続的摂取を意識した考えも見られます。

10:暑い季節に体調が悪くなりやすいと感じますか(有効回答者数:322名)
「あまり感じない」(43.5%)が最多で、「時々感じる」(30.1%)、「毎年感じる」(22.4%)と続きます。半数が何らかの体調変化を認識しており、年齢による自律神経の機能低下や基礎疾患が、体調に影響を及ぼしている可能性があります。

総評
今回の調査から、シニア層322名の熱中症・暑さ対策における高い意識と実践状況が明らかになりました。基本的な対策である「水分をこまめにとる」(90.7%)や「エアコンを使う」(80.4%)は高い実施率を示し、予防意識の浸透が確認されました。
水分補給では「水」(78.9%)や「お茶」(73.9%)が主流で、健康志向の強さが窺えます。暑さ対策グッズでは「日傘・UVカット帽子」(66.1%)や「冷感タオル・衣類」(52.2%)など、手軽で効果を実感しやすいアイテムが人気を集めています。
エアコン設置率は96.3%と非常に高く、「日中・夜間ともによく使う」が60.2%と積極的な利用が見られます。一方で、約5割が暑い季節の体調変化を経験しており、個人差に応じた対策の重要性が示唆されます。
暑さ対策としての食品・飲料選びでは、「水分補給」「栄養バランス」「塩分・ミネラル補給」といった熱中症予防に直結する機能性が重視されています。一方で、「美味しさ」や「食欲の維持」など継続摂取に必要な嗜好性も意識されており、単なる水分補給にとどまらない、総合的な健康管理を意識した選択傾向が窺えます。
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コスモラボについて
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主に60歳以上の約20万人のシニア会員を対象に、広告、アンケートリサーチ、インタビュー調査、ホームユーステストなど、多彩な調査手法で企業のマーケティング活動を支援します。
調査概要
◾️調査方法:ネットリサーチ
◾️調査地域:全国
◾️対象者 :「コスモラボ」のアンケートモニター
◾️回答総数:322
◾️調査対象期間:2025年5月7日
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レポートの著作権は、コスモヘルス株式会社が保有します。
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会社概要
◾社名 :コスモヘルス株式会社
◾代表者:代表取締役社長 小塚 崇史
◾本社 :東京都港区新橋1-12-9-10F
◾設立 :1984年7月1日
◾資本金:1億円
◾URL :https://www.cosmohealth.co.jp/
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