デジタルプラットフォーマー株式会社、デジタルIDの新時代へ - DIDVC「MySov」をリリース

DP

デジタルプラットフォーマー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:松田一敬)は、分散型ID(DID)と検証可能な資格情報(VC)を活用した次世代デジタルIDソリューション「MySov」を正式にリリースしました。

本ソリューションは、2024年に銀行や自治体向けに実装された「SHIKI」の拡張版であり、従来のマイナンバーを活用した本人確認から、IDの拡張性とセキュリティを大幅に強化した新しいモデルです。MPC(Multi-Party Computation)、ブロックチェーン、生体認証を組み合わせた高度な分散型セキュリティを提供し、より安全で柔軟なデジタルIDの活用を可能にします。

また、MySovはWeb3時代のデジタルID基盤として、DAO(分散型自立組織)の形成を支援し、NFTを活用した新しいデジタル資産管理や本人確認のユースケースにも対応します。

 DID VC「MySov」で実現するWeb3の世界

MySov ™️の特長

1.「SHIKI」の進化版としての拡張性とセキュリティ強化

SHIKIは、銀行や自治体向けにマイナンバーを活用した本人確認を提供し、安全かつ効率的なデジタルID管理を実現してきました。MySovでは、これをさらに進化させ、IDの柔軟性を拡張し、より多様なデジタルサービスとシームレスに統合可能としました。具体的には、

・マイナンバーに依存しない柔軟なID認証

・VC(Verifiable Credential)を活用した多用途ID管理

・MPC・ブロックチェーン・生体認証を組み合わせた高度なセキュリティ

を実現し、個人の自己主権型ID(SSI: Self-Sovereign Identity)を推進します。

2. Web3時代のデジタルIDとしての展開

MySovは、Web3技術と統合することで、分散型経済における新たなデジタルID基盤となります。

DAO(分散型自律組織)との連携:メンバーシップ管理や投票権の証明に活用

・NFTの所有者IDの発行と本人確認:ゲーム、メタバース、デジタルアート市場においてNFTの所有権と本人確認をリンクし、真正性と取引の透明性を担保

・DeFi(分散型金融)向けのセキュアな認証:信頼性の高いIDをDeFiプラットフォームに提供

3. IDの重要度に応じたグラデーション管理

MySovは、ユーザーが保有するIDの重要度に応じたグラデーション管理を可能にし、IDの柔軟性を確保しながら、必要なレベルの認証を安全に提供できます。

・公的証明書(マイナンバーカード、運転免許証など): 自治体サービスや金融機関に安全に接続

・資格証明 :リクルートや業務資格の証明に活用

・社員証や入館証 : 物理的なカードなしで企業入館・アクセス管理を実現

4. シームレスなユーザー体験

従来のID管理では、サービスごとに異なるログイン情報を管理する必要がありましたが、MySovを活用すれば一度IDを登録すれば、複数のサービスで安全にシングルサインオン(SSO)が可能となり、ユーザーの利便性が向上します。

代表コメント

デジタルプラットフォーマー株式会社 代表取締役 CEO松田一敬のコメント

「SHIKIの開発・実装を通じて、従来のID管理が抱えていた課題を明確にしました。マイナンバーによる本人確認は行政や金融機関において重要な役割を果たしてきましたが、今後はより拡張性の高いID管理が求められます。MySovは、SHIKIの強みを生かしながら、IDの柔軟性とセキュリティを向上させ、Web3、DAO、NFTなどの新たな領域にも対応し、金融、自治体、企業、リクルートなど幅広い分野での活用を可能にします。」

活用ユースケース

「MySov」でDIDを作成するフロー

1.自治体向け:公的証明書のデジタル化

住民がマイナンバーカードや運転免許証をVCとして登録することで、各種行政手続きをオンラインで完結。従来の紙ベースの証明書発行を削減し、利便性とセキュリティを向上させます。

2. 電子マネーサービスのKYC強化

近年、多様な電子マネーやキャッシュレス決済サービスが急速に拡大していますが、サービス提供者にとっては不正利用防止や本人確認の簡素化が重要な課題となっています。MySovを活用することで、電子マネーサービスや「○○Pay」などの決済プラットフォームにDIDベースのKYCを組み込むことが可能となり、

・ユーザーの利便性を向上(本人確認がスムーズに完了)

・サービス提供者のリスク低減(不正利用防止、運用コスト削減)

・法規制への対応強化(継続的な本人確認が容易)

を実現できます。

3. DeFi向けのセキュアな認証

・DeFiプラットフォームにおけるAML(マネーロンダリング対策)を強化

4. リクルート・資格証明:デジタル履歴書の実現

ユーザーが学歴証明や資格情報をVCとして保持し、求職活動や社内資格認証の際に即座に証明可能。企業側は応募者の資格を信頼できる形で確認できるため、採用プロセスの透明性が向上します。

5. 企業向け:社員証・入館証の統合管理、セキュリティクリアランス管理

MySovを活用することで、社員証・入館証をスマートフォン内で一元管理。従来の物理カードを不要にし、企業のセキュリティ向上と業務効率化を実現します。また、セキュリティクリアランス管理のプロセスを効率化します。

6. DAO(分散型自律組織)のアイデンティティ管理

・MySovのDIDを活用することで、DAO内でのメンバー認証を強化

・ガバナンス投票権の検証や、貢献度に応じたランク付けが可能

7. NFTを活用した所有権IDの発行と本人確認

・NFTの所有者ごとにDIDを発行し、所有者の真正性と取引の透明性を担保

・ゲーム、メタバース、デジタルアート市場においてNFTの所有権と本人確認をリンクし、不正取引やなりすましを防止

・DeFiやDAOにおいて、NFT所有者のIDを活用し限定アクセス権や特典の提供が可能

今後の展望

MySovは今後、さらに高度な分散型セキュリティ技術の適用を目指します。

また、MySovの拡張性を活かし、DAO、NFT、DeFiなどのWeb3領域での適用を拡大し、分散型デジタルアイデンティティの標準化を推進していきます。

MySovで、一つのIDで多様なサービスに安全にアクセスできる「トラストレスネットワーク」の実現を目指します。

デジタルプラットフォーマー株式会社

Website: https://digitalplatformer.co.jp/

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会社概要

Digital Platformer 株式会社

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URL
https://digitalplatformer.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
千代田区麴町5-3-23 日テレ四谷ビル5F
電話番号
03-6822-3810
代表者名
松田一敬
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2020年04月