セゾンテクノロジー、AWSアーキテクチャで構築されたデータ・AI活用基盤と他システムとの連携をさらに容易にする「HULFT 10 for Container Services」アップデート版を提供
株式会社セゾンテクノロジー(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:葉山 誠、以下「セゾンテクノロジー」)は、2024年6月5日、マネージド ファイル トランスファー(MFT*1)「HULFT」の最新ラインナップであり、パブリック クラウドのコンテナ オーケストレーション サービスに対応した「HULFT10 for Container Services」のアップデート版(Ver.10.1.0)を提供開始しました。Amazon Web Services (AWS)が提供するサービス「Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) 」と「AWS Fargate」に対応。クラウド ネイティブなアーキテクチャで構築されたデータ活用・AI活用基盤と他システムとのファイル連携を容易にします。
▮アップデート(10.1.0)内容
クラウド ストレージ:コンテナからAmazon S3へのファイル送受信が可能に
「Amazon S3」へのファイル送信・受信が可能になりました。「Amazon S3」は、スケーラビリティのあるオブジェクト ストレージであり、非構造化データ、構造化データを問わず大量のデータを保存できるため、ダッシュボードや可視化、ビッグデータ処理、リアルタイム分析、機械学習など、さまざまなタイプの分析を実行し、的確な意思決定に役立てられます。
AWS Fargate:コンテナ実行環境として対応、サーバーレスで運用が可能に
サーバーレスでコンテナの実行ができるコンピューティング エンジン、「AWS Fargate」に対応。「HULFT10 for Container Services」の稼働環境である「Amazon Elastic Container Services (Amazon ECS) 」は、コンテナ実行の起動タイプとして「Fargate起動タイプ」と「EC2起動タイプ」を選択できますが、本アップデートにより「Fargate起動タイプ」も選択可能になります。
これによりサーバーレスでコンテナを運用できるようになります。また、HULFTをデプロイする手順も簡略化され、ひとつのテンプレートを使用するだけで利用できます。
オートスケーリング:ファイル転送における高負荷時の可用性を担保
転送負荷に応じて、転送コンテナを追加起動する「スケールアウト」と、使われていない転送コンテナを減らす「スケールイン」に対応する「オート スケーリング機能」を追加しました。各種リソース監視により、転送コンテナの負荷を判断。スケジュールによるスケーリングを設定することでリソースの最適化が可能です。
ユースケース:クラウド ネイティブなデータ利活用・AI活用基盤と源泉システム間の連携
スピーディな開発とアジリティ向上のため、データ活用・AI活用基盤はクラウド上で構築されます。「AWS Fargate」の採用で、インスタンスの管理やセキュリティ パッチ適用など、サーバーの運用・管理にかける時間が削減できます。
一方で、データ活用やAI活用の源泉となるデータは、メインフレームやオンプレミスの業務サーバーやファイル サーバー、SaaSをはじめとしたクラウドに分散しており、それらを一箇所に集めるプロセスが必要になります。とりわけメインフレームなどレガシー システムとのデータ連携は、専門知識を有する技術者不足や、業務への影響を考慮する必要があることから、追加の開発に困難を伴います。
HULFTは、メインフレームからクラウドまで、マルチ プラットフォームに対応し、どのプラットフォームでも同じ手順で確実にファイルを転送できます。本アップデートにより、クラウド ネイティブなアーキテクチャで構築されたデータ活用・AI活用基盤と、データの源泉システム間の連携が容易になり、正確なデータに基づいた迅速な意思決定に貢献します。
今後の展開
「HULFT10 for Container Services」は四半期毎のアップデートを計画しており、Microsoft AzureやGoogle Cloudで提供されるコンテナ オーケストレーション サービスへの対応も検討しています。
追記:
一部の画像に表記などの誤りがあったため修正し、差し替えました。
(2024年6月6日 午後10時)
HULFTについて
「HULFT」は20年連続国内シェア第1位*2の実績がある国産ファイル連携ツールです。企業の情報システム内に混在するメインフレームやUNIX、Linux、Windowsのほか、クラウド上のシステムで生成されるログデータやCSVファイルなどのあらゆるデータを、ファイル単位で安全、確実に転送します。
最新バージョンである「HULFT10」はハイブリッド環境での利用を想定して開発し、第一弾として2024年2月に「HULFT10 for Container Services」を販売開始、2024年度中にWindowsおよびLinux等のサーバーOSに対応した製品の販売開始を予定しています。
*1 「MFTとは」 https://www.hulft.com/column/glossary-09
*2 出典:株式会社富士キメラ総研「2004-2010パッケージソリューション・マーケティング便覧」
「ソフトウェアビジネス新市場2011-2023年版」<ファイル転送ツール パッケージ・金額ベース>2003年度実績~2022年度実績
セゾンテクノロジーについて
「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」をミッションに、安全・安心の基盤となるデータ連携製品や IT サービス、金融や流通業をはじめとする多種多様な業種向けのシステム開発・運用をグローバルに展開しています。長年にわたり環境の変化に即応してきた強みを活かし、現在はクラウド型データ連携プラットフォーム(iPaaS)「HULFT Square」など先進事業の拡大に注力するほか、未来を切り拓くテクノロジーの実装に向けた取り組みを強化しています。2024年4月1日に「株式会社セゾン情報システムズ」から社名変更しました。
セゾンテクノロジー:https://www.saison-technology.com/
HULFT製品サイト:https://www.hulft.com/
HULFT10情報サイト:https://www.hulft.com/software/hulft-10
HULFT 紹介セミナー:https://www.hulft.com/seminar/hulft_seminar
報道関係者様からのお問い合わせ先
株式会社セゾンテクノロジー 広報担当:山崎
PR@saison-technology.com(広報代表)
商標関連
「HULFT」は、セゾンテクノロジーの登録商標または商標です。
その他の会社名、製品名、サービス名等は、各社の登録商標または商標です。
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