aiESG、再生可能エネルギー証明書(非化石証書)の購入により事業活動におけるScope 2排出量の実質カーボンフリーを達成

信頼性のある脱炭素社会の実現へ

株式会社aiESG

株式会社aiESG(本社:福岡県福岡市、代表取締役:馬奈木 俊介、以下「aiESG」)は、この度、日本卸電力取引所(JPX)が主催する再生可能エネルギーオークションに入札参加し、60,000 kWhの非化石証書(NFCs: Non-Fossil Certificates)を落札いたしました 。今回の落札購入により、2025年度(2025年4月から2026年3月)の事業活動における電力使用に伴う温室効果ガス排出量(Scope 2)の実質的カーボンフリーを実現するとともに、関連するサプライチェーンの人権リスクにも配慮する内容であることを報告します 。

落札情報詳細はこちら

この取り組みは、7月22日に公開済みのTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース、以下「TNFD」)の枠組みに準拠したサステナビリティレポートでも報告をした通り、科学的根拠に基づき信頼性の高い方法で脱炭素化を推進するという、aiESGの強い意志の表れです。

関連プレスリリース:2025年7月22日 aiESG、日本のスタートアップとして初のTNFDレポートを自主開示~中小企業のESG経営の羅針盤となることを目指す~

なぜ今、再生可能エネルギー証明書なのか

近年、多くの企業が「カーボンクレジット」を利用したカーボンオフセットに取り組んでいます。オフセットは、将来の気候対策において脱炭素を保管する有用な手段とみなされる一方で、SBTi(Science Based Targets initiative)などの国際的なイニシアチブでは、短期的な排出削減目標の主要手段として位置づけていません 。実際に、カーボンオフセットの実現の傍ら、人権侵害との関連性が指摘されるプロジェクトも指摘されています 。オフセットを活用する際は、まず実質的な排出削減を優先しつつ、クレジットの選定・透明性確保に慎重を期すことが重要と、aiESGは考えています。

aiESGは、こうした状況を深く憂慮し、透明性と信頼性が担保された脱炭素化への貢献を模索してまいりました。その結果、従来のカーボンクレジットとは異なり、SBTiにも認められ、再生可能エネルギーの発電量を測定可能かつ追跡可能な形で証明する「再生可能エネルギー証明書(非化石証書)」の活用が、最も確実な貢献策であると判断いたしました 。

再生可能エネルギー証明書とカーボンクレジットの違い

再生可能エネルギー証明書(NFCs/RECs): 

  • 定義: 企業が使用する電力が、再生可能エネルギーによって作られたものであることを証明する証書 。1MWh(日本ではkWh)の再生可能エネルギーが発電され、系統に供給されるごとに発行されます。

  • 目的: 電力消費(Scope 2)に特化し、再生可能エネルギー発電事業者への投資を促す 。

  • 信頼性: 発電量が明確に測定・追跡され、SBTiなどの主要なサステナビリティ報告基準で認められている。

従来のカーボンクレジット:

  • 定義: 植林や森林保全など、大気中からの二酸化炭素除去や排出回避への投資を証明するクレジットで、企業がScope1〜3の排出の一部をオフセットするために利用されることが多い。

  • 課題: 実際の排出削減効果が乏しいとの指摘や、人権問題との関連性など、多くの問題を抱えている 。SBTiでは企業の排出削減目標の主要手段として位置づけられていません 。

未来への責任を果たすために

aiESG 最高経営責任者(CEO) 関大吉のコメント

私たちaiESGは、サステナビリティを事業の核とする企業として、見せかけの環境貢献ではなく、実質的かつ科学的根拠のある行動こそが重要であると信じています。今回の非化石証書の購入は、その信念に基づく具体的な第一歩です。今後も、信頼性の高いデューデリジェンスを徹底し、透明性のある形で脱炭素社会の実現に貢献していくことをここに宣言します。

aiESGはこれからも、自社の事業活動における環境負荷の低減に努めるとともに、ESG分野のリーディングカンパニーとして、社会全体のサステナビリティ向上に貢献してまいります。


株式会社aiESG (アイエスジー)について

「aiESG」は、製品およびサービスレベルのESG分析を通して、持続可能な社会の実現を目指す九州大学発のスタートアップ企業です。国連報告書代表など国際的・学術的な長年のESG研究成果を元に、サプライチェーンを全て遡ったESG評価プラットフォーム「aiESG Flow」を提供しています。また、ESG全般について支援サービスを行っています。

当社コーポレートサイトはこちらから(https://aiesg.co.jp/

会社概要

会社名     :株式会社aiESG

本社所在地   :福岡市博多区博多駅前 1-15-20 NMF博多駅前ビル 2階

代表取締役社長 :馬奈木 俊介

事業内容    :プロダクト/サービスレベルのESG分析事業

HP       :https://aiesg.co.jp/

設立      :2022年7月

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社aiESG

11フォロワー

RSS
URL
https://aiesg.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
福岡県福岡市博多区博多駅前 1-15-20 NMF博多駅前ビル 2階
電話番号
-
代表者名
馬奈木 俊介
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年07月