パナソニック ホームズの建物設計における優秀事例全１８件を選出 『2020年度アーキテクト・オブ・ザ・イヤー』を表彰

～より高いデザインクオリティの設計提案に向けて～

パナソニック ホームズ株式会社は、このたび、毎年、当社の建物設計における優秀事例を選出して表彰する社内制度『2020年度アーキテクト・オブ・ザ・イヤー』（以下、当表彰）の最終審査を6月3日に開催、2020年度の最優秀事例6件をはじめとする全18件を選出しました。

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 当表彰は、当社の設計従事者の提案力やモチベーションの向上、優秀事例における特長・工夫の水平展開を目的として2016年度から毎年開催。一次・二次の書類審査を経て、最終審査はコンペ形式により、設計者自らが、設計計画をはじめ、オーナー様への提案プロセスについて審査員にプレゼンテーションを行い、総合的な設計提案力を評価する内容になっています。
 
 近年、オーナー様は、新築・リフォームする住宅や事業用建物について、外観をはじめさまざまな空間の設計に自身の感性やこだわりを反映させたい傾向が増えています。当社は、こうしたニーズに、設計従事者が、より高い提案力とデザインクオリティで応えることができるよう、スキルアップに向け、当表彰の開催やさまざまな教育研修活動を図ってまいります。
 
 当表彰では、評価内容により、「総合デザインコース」「設計デザインコース（中小型・大型）」「空間デザインコース」「事業用物件コース」「リフォーム・海外コース」の6つのコースを設定し、一次・二次審査を実施。6月3日の最終審査では、二次審査を通過した18例の中から、最優秀賞6名をはじめ、新人賞4名が選定されました。
 
 今回選出された優秀事例に対する審査員の概評は、オーナー様の住まいに対する思いを引き出して具現化できているか、オーナー様の期待を超えるアイデアや魅力付けができているかが、評価のポイントとなりました。
 
 ■『2020年度アーキテクト・オブ・ザ・イヤー』　概要 

• 名称：『2020年度アーキテクト・オブ・ザ・イヤー』

• 主催：パナソニック ホームズ株式会社　設計部

• 審査：応募2020年4月～12月・一次審査2021年1月・二次審査2021年3月・最終審査2021年6月3日

• コース：【新築戸建住宅】総合デザインコース・設計デザインコース（中小型・大型）・空間デザインコース 【事業用物件】事業用物件コース 【リフォーム物件・海外物件】リフォーム・海外コース

• 賞：（１） 最優秀賞（6例・上記6コースのそれぞれにおいて最も優れた事例を選出）（２） 新人賞（6例・2次審査通過者のうち、2014年度以降に定期入社した応募者で上記6コースのそれぞれにおいて最も優れた事例を選出）（３）  奨励賞（2次審査通過者のうち、2017年度以降に中途入社した応募者で最優秀賞・新人賞以外の事例を選出）（４）入賞（2次審査通過者のうち、最優秀賞・新人賞・奨励賞以外の事例）

• 対象者：支社、協業会社、海外事業部門、パナソニック リフォーム（株）に所属する社員のうち、1級建築士・2級建築士・インテリアコーディネーターのいずれかの資格を有する設計従事者

• 対象事例：2019年10月～2020年9月完工の事例　　※当社展示場等の用途を除く

• 応募総数：327事例

• 審査員：パナソニック ホームズ（株）主要役員・建築家　連 健夫（むらじ たけお） 氏

 ■『2020年度アーキテクト・オブ・ザ・イヤー』　表彰事例
 
 ●総合デザインコース　最優秀賞[設計：パナソニック ホームズ埼玉西(株)]
 
 【特長】テーマは「光差し込む視線の先～２人の別宅・大空間リビングのある家～」。軽井沢市に新築されたオーナー様の別宅。明るく広いLDKや別荘地らしい雰囲気等を望まれるオーナー様のご要望に、光あふれる2階LDKの配置や、玄関からLDKまでのアプローチも見渡せる視線と光で構成する空間を提案しています。
 外観も、格子デザインのファサードや2階部のオーバーハング、厚物タイル等で重厚感あふれる雰囲気を創出しています。
 【評価ポイント】光の取り入れ方がおもしろく、オーナー様の視線の先に配慮した提案でオーナー様に寄り添い、別荘地に相応しい邸宅感が上手く具現化できている。
 
 ●設計デザインコース
 （１）大型物件　最優秀賞[設計：千葉支社]
 
 【特長】テーマは「大空間LDKのあるくつろぎの邸宅」。夫婦共通の趣味が料理で、友人を招いて料理を振る舞うホームパーティを良く開かれ、エステサロンも開業されるオーナー様のご要望を、ゆったりくつろげるLDKを中心にした空間構成で、自宅の各空間やエステサロンが適度な距離感を持ちつつ使い勝手の良い動線計画を交えて実現しています。
 【評価ポイント】自宅とエステサロンの空間が程よい距離感を保ち、上手く分離させながらもつながり感も配慮され、関係性良く計画できている。内装デザインも美しく、邸宅を感じさせる提案。
 
 （２） 中小型物件　最優秀賞[設計：西日本分譲開発支社]
 
 【特長】テーマは「家族みんなが団らんを楽しめる家～くらしをやんわりセパレート。時には家族が集い、笑顔あふれるすまい～」の2世帯注文住宅。子世帯、親世帯、共有空間の３つのゾーンに分け、それぞれの世帯ゾーンから共有空間へ直接行き来できる動線を計画。上下階や外と中とのつながりに配慮した計画で、3世代で集まる空間と親子それぞれの世帯の空間での快適な暮らしを実現しています。
 【評価ポイント】お客様のご要望である暮らしを的確にとらえ、イラストや模型を使った提案を行ったことが好印象。2世帯かつ平日と休日で住まい方が異なるご要望を上手くまとめて計画されている。
 
 ●空間デザインコース　最優秀賞[設計：中部第一支社]
 
 【特長】テーマは「Beautiful HOME LIGHTING」。オーナー様が持つ照明計画やインテリア、グリーンへのこだわりを「光の質」「豊かな緑」「家具とのコーディネーション」で実現した邸宅。和洋をバランスよく折衷し、各所に落ち着きのある「あかりの演出」を提案しています。
 【評価ポイント】玄関の見せ場となる障子のデザインと照明による空間演出など、照明にこだわりのあるオーナー様のご要望を各所での照明を効果的に使用した工夫で「心がいやされる家」を具現化している。
 
 ●事業用物件コース　最優秀賞[設計：東京支社]
 
 【特長】テーマは「上空に住まう～緑と光に包まれて～」。都心の限られた敷地を有効活用した賃貸併用マンション。1～3階を賃貸住戸とし、4階にテラス付の自宅を配置。法規制をクリアして最大限ボリュームを確保し、快適なオーナー住戸と高級賃貸の融合を実現しています。また、外観や景観計画にもこだわり、街並みとの調和を意識しています。
 【評価ポイント】敷地全体を上手く活用し、制約のある中でも快適性と収益性を両立できており、高い設計力が発揮されている。街並みへ配慮した計画も好印象。
 
 ●リフォーム・海外コース　最優秀賞[設計：パナソニック リフォーム（株）首都圏支社]
 
 【特長】テーマは「Cat First」。築24年のコーポラティブハウスのリフォーム。猫の動線計画とオーナー様の動線計画からLDKを設計。猫のための日常が楽しくなる仕掛けで、オーナー様からのご要望である「Cat First」を実現しています。
 【評価ポイント】猫の動線を巧みにデザインに生かし、素材の魅力も充分にいかされている。オリジナルデザインのご提案や素材の選定、施工方法などを工夫し、コストコントロールも実現でき、ご要望以上の魅力付けができている。
 
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