【京都芸術大学 建学30周年・祈念献茶式】「祈り」をテーマに千玄室大宗匠による祈念献茶式を挙行。
30周年を迎える建学記念日に、新型コロナウイルスの犠牲者等の鎮魂と祈りを捧げるとともに、混沌を深める社会状況の一日も早い回復と平和を祈願し、「祈り」をテーマに千玄室大宗匠による祈念献茶式を実施。
// 本件のポイント
・「祈り」をテーマに千玄室大宗匠による「建学30周年・祈念献茶式」を挙行。
・天台声明魚山塾による声明、横笛は藤舎名生氏。祈りの言葉は山折哲雄氏の作・松平定知氏による朗読。池坊専好氏に花を活けていただくという演出。
・献茶式の様子を取材可能。10月27日(火)10時30分~
・「祈り」をテーマに千玄室大宗匠による「建学30周年・祈念献茶式」を挙行。
・天台声明魚山塾による声明、横笛は藤舎名生氏。祈りの言葉は山折哲雄氏の作・松平定知氏による朗読。池坊専好氏に花を活けていただくという演出。
・献茶式の様子を取材可能。10月27日(火)10時30分~
// 概要
京都芸術大学(京都市左京区/学長 尾池和夫)では、30周年を迎える建学記念日において、世界中の新型コロナウイルスの犠牲者等の鎮魂と祈りをささげるとともに、混沌を深める社会状況の一日も早い回復と平和を祈願し、「祈り」をテーマに千玄室大宗匠による祈念献茶式を「直心塔 ※」の御前において実施致します。
本学が建学した当時の20世紀は、二度の世界大戦や経済が成長した一方で、環境破壊が生じるといった状況でした。その中で、本学では「京都文藝復興」(2000年)、「藝術立国」(2007年)を発し、「平和を求める芸術と文化の運動を、日本の隅々にまで浸透させていくことが、わが学園の使命である」と宣言しました。
しかし21世紀においても世界各地での紛争が絶えず、本年(2020年)においては、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、日本はもとより世界各国において多くの犠牲者を出し、今もなお、世界は不安と恐怖で混乱しています。
本学は4年制大学としてスタートして以来、来年(2021年)には建学30周年という記念すべき時を迎えます。こうした節目を機会に、建学の理念である芸術と文化により、世界の平和を希求するとともに、世界に誇る京都の伝統文化の連携と発信に努めることを目的として、下記のとおり献茶式を執り行います。
― 記 ―
日時:2020年10月27日(火)10時30分~
場所:学校法人瓜生山学園 講堂
名称:建学30周年・祈念献茶式
テーマ:祈り
― 次第 ―
声明:天台声明魚山塾
横笛:藤舎名生 氏
祈りの言葉:山折哲雄 作、朗読 松平定知
立花:池坊専好 氏
献茶:千玄室 氏
挨拶:徳山豊 学校法人瓜生山学園 理事長
- < 献茶式の様子をご取材いただけます >
取材にお越しいただける場合は「10月26日(月)15時まで」にご連絡をお願いいたします。
※カメラでの撮影の際には、消音袋の使用をお願いいたします。
京都芸術大学(旧名称 京都造形芸術大学)広報課
担当:作山、市川
TEL:075-791-9112
Mail:kouhou@office.kyoto-art.ac.jp
- 直心塔
大学校舎の建設地から多くの石碑や無縁仏が発掘された。徳山詳直前理事長は「この山は、京都の争乱の歴史が刻まれた地であり、多くの無縁仏の霊にずっと守り続けられてきた場所である」「この霊を慰めることが、未来に語り継がれる立派な学校になってゆく」と考え、講堂の正面に十三重の供養塔を建て、出土した石碑や無縁仏を祀り、「直の心」から「直心塔」と命名した。
今日まで30年の間、毎年学園関係者が「直心塔」の前に集い、瓜生山の諸霊と本学関係の物故者はもとより、世界各地の紛争や災害の犠牲者の鎮魂を祈り、藝術立国の実現と平和への誓いを新たにしている。
// プロフィール
天台声明魚山塾
伝教大師最澄が天台の教えを伝えたおり、声明も伝えられ、体系的に伝えたのは慈覚大師円仁(794~864)と云われる。良忍(1073~1132)により京都大原に声明の道場(魚山 ぎょざん)が開かれ、ここを中心に天台声明は伝承されてきた。平安時代には声明と雅楽・舞楽との合奏曲も作られ浄土信仰とも重なり盛んに奏され、現在でも天台宗ではほとんどの法要に声明が用いられ、舞楽法要などは伝統音楽として公演されている。
藤舎名生
1941年東京生まれ。父は、藤舎流笛家元の藤舎秀蓬、1957年東京NHK邦楽技能者育成会に入学(第6期)。同年に、伯父・四世藤舎流家元・藤舎呂船の内弟子となる。1989年二代目藤舎名生を襲名。現在弟子育成や京都の花街の芸妓の笛指導に携わる一方、日野皓正、山下洋輔、服部克久氏らと競演、歌舞伎、舞踊、ジャズ、クラシックなど幅広い分野で活躍。2019年重要無形文化財各個指定「長唄鳴物」保持者(人間国宝)。
山折哲雄
1931年サンフランシスコ生まれ。宗教学者、評論家。1954年、東北大学文学部哲学科卒業。国際日本文化研究センター名誉教授(元所長)、国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。本学大学院長も務める。著書に『日本文明とは何か』、『義理と人情 長谷川伸と日本人のこころ』、『これを語りて日本人を戦慄せしめよ 柳田国男が言いたかったこと』、『「ひとり」の哲学』など多数。
池坊専好
華道家元池坊 次期家元。紫雲山頂法寺の副住職。いのちをいかすという精神に基づき、西国三十三所の各寺院やニューヨーク国連本部で世界平和を祈念し献花を行なう。音楽やテクノロジーなど他分野とのコラボレーションにも取り組んでいる。アイスランド共和国名誉領事として、両国の友好親善の促進に尽くす。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会文化・教育委員会委員、2025年日本国際博覧会協会 理事・シニアアドバイザーを務める。
千玄室
1923年生まれ。茶道裏千家15代・前家元。父は14代碩叟宗室(通称・淡々斎宗室として知られる)。国際的な視野で茶道文化の浸透と世界平和を願い、各国を歴訪。京都大学大学院特任教授・大阪大学大学院客員教授として、伝統芸術研究領域における指導に当たるほか、外務省参与、ユネスコ親善大使、日本・国連親善大使など公職・役職を持つ。紫綬褒章、藍綬褒章、文化功労者国家顕彰、勲二等旭日重光章、文化勲章、レジオン・ドヌール勲章オフィシエ(フランス)他多数受章、京都市名誉市民、ホノルル名誉市民他国内外の多くの名誉市民を受ける。
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